ヘルスくんの旅立ち

夏の朝の青空にはたくさんの雲の宇宙船が浮かんでいた。

龍の雲の背中には一人の宇宙人と猫のヘルスがいて、私を見ていた。

ヘルスは二日前に命が絶えた。

享年七歳

昨日、火葬され、ブルーに星が散りばめられた布に花柄の骨壷が包まれて帰宅した。

ヘルスのまっすぐで長い尻尾は死後も柔らかく、お骨は星の形の連結であった。

ヘルスはひと足早く、宇宙人のお迎えで、シリウス星へ旅だった。

ココも私もシリウス星へ帰るから、待っててね。

イケメンで優しいヘルス君

幸せをありがとう!