CoCoファーマシーの健康ブログ -10ページ目

CoCoファーマシーの健康ブログ

神戸市垂水区で子宝相談、皮膚疾患、体質改善をサポートする漢方相談薬局。
漢方をはじめてみたい方、体調の不安や不調のご相談は私、田中宛まで ☎0120-84-8155 にお電話ください*
漢方薬は初めてで、ちょっと...。という方もぜひ!

皆さん、こんにちは!

東洋医学や中医学を勉強されている方は下の図の様な『五行式体表』を一度はご覧になったことはあると思います。

五行式体表とは人間の五臓を中心に、関係が深い季節や体の部位、それぞれの臓腑が弱る原因や病んだ時に現れる症状をまとめて一覧にしたものです。 式体表は基本的に横に見ていきます。

 

 

 

五行式体表見かた

五竅(ごきょう):五臓が弱った時に病気が現れやすい場所

五味:病気の時の味の好みと、対応する五臓を補う味

五主:五臓が司る器官

五志:五臓を害する感情や病んだ時の感情の変化

五色(ごしき):病気の時の肌色や顔色

五華(ごか):五臓が弱った時に症状が出やすい所

五季:病気が悪化しやすい季節

 

この表には載っていないですが、他にも五液(五臓が病んだ時に現れる分泌物)、五病(五臓が病んだ時に良くみられる病変)、五果・五菜・五穀・五畜(五臓を補う果物・野菜・穀物・肉)などもあります。 体の外をよく観察する事で、体の中を知る事ができます。

 

では、「木」から順番に見ていきましょう!

「木」の性質は「草木が芽を出し、万物が生じる時期で、季節は春を象徴する」とされます。

五行式体表では「木」の性質をもつ五臓は「肝」、六腑は「胆」です。肝は木や血を全身に巡らせる働き、胆には胆汁を蓄える、決断を主る働きがあります。

 

影響を受けやすい季節は「春」。春は木の芽時とも言いのぼせやすく、イライラしやすくなります。肝機能も高ぶりやすく肝と関係の深い月経など婦人科の機能も失調しやすくなります。また春の「風」の強い時期は「筋(筋肉がつる)」「涙(涙目になる)」等の症状も起こりやすくなります。

 

肝は過度の「怒」の感情でやみやすく、病むと「目(視力減退、目が充血)」「爪(爪がもろくなる)」「五変:五握(興奮気味に手を握り締める)」「五病:語(強い口調で良くしゃべる)」などの症状が出やすくなります。 肝を補う食材として「季(すもも)」「韮」「麦」「鶏」があります。

 

 

 

 

「火」の特性は「火が燃えるように万物が長じる時期で、季節は夏を象徴する」とされます。火の性質を持つ五臓は「心」、六腑は「小腸」です。

心は血液を循環させる働きと精神活動を主る働き、小腸には胃で消化された物をさらに消化させ、気や血を栄養分と残りカスに分ける働きがあります。

 

影響を受けやすい季節は「夏」。

夏は暑さによる体温上昇や発汗によって脱水症状が起こるなど、心臓に負担がかかる季節です。

そして心に影響が出ると「舌(舌が赤くなる)」「汗(ちょっとしたことで汗をかく)」「面色(顔色が赤くなる)」などの症状が起こりやすくなります。

 

心は過度の「喜(よろこび)」の感情で病みやすくなります。

心を長く患うと「五病:噫(げっぷが出る)」「五変:憂(憂鬱な気分になる)」「五声:笑(力なく笑う)」などの症状が現れます。 心を補う食材は「杏(あんず)」「薤(らっきょう)」「黍(きび)」「羊」があります。

 

 

 

「土」の特性は「万物を育てる母なる大地を意味し、四季の全てに関わりをもつ」とされます。土の性質を持つ五臓は「脾」、六腑は「胃」です。

脾は胃と小腸で消化されたものから栄養分を作り、各臓器に送る働きがあります。胃の働きは食物を消化し、脾に送ります。

 

影響を受けやすい季節は「長夏(日本でいう梅雨)」。

脾胃は「湿」に弱く、特に高温多湿になる梅雨は脾胃が不調になりやすく、下痢や食欲不振を起こしやすくなり、また「口(口の粘り、口内炎)」「涎(よだれが出やすい)」「唇(唇の炎症)」などにも影響が出てきます。

 

脾は「思(思い悩む)」によって病みやすく、弱ると「五病:呑(よくツバを飲む)」「五変:噦(しゃっくりが出る)」等の症状が出ます。

また甘い物が欲しい時は胃腸が弱っているサインなので食べ過ぎ注意です!脾を補う食材は「棗」「葵(青菜)」「稷(コーリャン)」「牛」があります。

 

 

 

 

「金」の特性は「金属の堅さや鋭さを意味し、季節は秋を象徴する」とされます。 金の性質を持つ五臓は「肺」、六腑は「大腸」です。

肺は呼吸により新しい気を取り込んで全身に送る、発汗を調節する等の働きがあります。大腸は小腸から送れた残りカスから水分を吸収し、大便にして排泄します。

 

影響を受けやすい季節は「秋」です。秋は気温が下がり、空気も乾燥してくるので、「肺」や「鼻」に影響が出やすくなります。症状として「涕(鼻水が出やすくなる)」「咳(咳が出やすくなる)」などが現れます。 また肺が弱るとふいに物悲しくなる、急に泣き叫んだりしやすくなります。

 

肺は「毛皮(皮膚)」と関係が深く、肺が病むと「体毛(体毛が濃くなる)」等の影響が出ますが、乾布摩擦などで皮膚を鍛える事で肺を丈夫にできます。 肺を補う食材は「桃」「葱」「稲」「馬」などありますが、「辛(辛い物)」は肺や鼻、皮毛、大腸(特に痔)の症状は悪化する可能性があるので注意!

 

 

 

 

 

「水」の性質は「湧水を意味し、地の中にあって万物を生み出す源となる。季節は冬を象徴する」とされます。 水の性質を持つ五臓は「腎」、六腑は「膀胱」です。

腎には水分代謝を統括し、また、生殖・成長・発育などの働きを担っていると考えられています。膀胱は主に尿の排泄を行います。

 

影響を受けやすい季節は「冬」です。

冬の冷えは人に影響を与えやすく、頻尿や尿漏れ、膀胱炎をおこしやすくなります。 他にも腎が弱ると、足腰の痛み、全身の冷え、骨がもろくなる、抜け毛が増える、不妊、月経不順などにも繋がります。

つまり体(腎)を冷やすと、人よりも老化します。

 

腎は過度の「恐(おそれる)」感情により病みやすく、病むと「骨(成長が遅い、骨がもろくなる)」「二陰・耳(精力の減退、耳が遠くなる)」「髪(抜け毛や白髪が増える)」「慄(恐れておびえる)」「黒(顔色が黒ずむ)」のような症状が現れます。

 

腎を補う食材として「栗」「藿(豆の葉)」「大豆」「豚」があります。

他にも黒豆や黒ごま、しいたけ、ごぼう、スッポン、昆布、ワカメ、ヒジキ、牡蠣など色の黒い物も腎を補う働きがあります。

また、「鹹(塩辛いもの)」の摂りすぎは腎の負担になるので要注意です⚠︎

 

 

五労:五臓を傷みやすくする動作

・肝:久行 歩き過ぎ、動き過ぎると肝が悪くなる。

・心:久視 目の使い過ぎは心が悪くなる。

・脾:久坐 長時間座りっぱなしは、脾が悪くなる。

・肺:久臥 横になってばかりは肺が悪くなる。

・腎:久立 長時間立ちっぱなしは、腎が悪くなる。

 

 

 

以上がすごくザックリですが、五行式体表の解説になります。 式体表は普段の生活にも取り入れられることがたくさんあるので、ぜひ参考になさってみて下さい。 そして、式体表は他にもあるので、これで興味を持ってさらに深く知ってもらえると嬉しいです*

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

薬局COCOファーマシー  

住所:兵庫県神戸市垂水区高丸1丁目1-5

お電話:0120-84-8155
営業日:月~土曜日9:30~19時

定休日:日・祝日