東方神起✩JYJ 妄想ストーリー -6ページ目

幼馴染JS⑨

みなさん、こんばんはスター


梅雨が明けて暑い日が続いてますが


体調など大丈夫でしょうか??笑い泣き


私は毎日汗だくで過ごしています爆笑笑



みなさんの優しいコメントのお陰で


妄想がはかどっておりますニコニコ飛び出すハート


息抜きに読んでもらえたら嬉しいですニコニコラブラブ


それでは続きをどうぞ〜スター


※○○にはご自身のお名前を入れてくださいませ☆


.

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ユチョンさんが現れたことで

 

ヒヤヒヤしていた私だけど、


乾杯が済んだあとは

 

それぞれの場所で

 

バーベキューを楽しんだ。

 

 


 

先輩も

 

ユノさんとジェジュンさんと

 

楽しんでいる様子でホッとした。

 

ジュンスはというと…


私のお皿が空になると、

 

次から次に料理を取り分けてくれて。


隣にピタリとくっついて

 

離れないから、

 

嬉しい反面、恥ずかしさもあり。

 

 


「私はもう大丈夫だから、

ジュンスもしっかり食べてね。」


 

そう伝えたら、

 

なぜか私を見つめ。

 

 


「じゃあ食べさせて?」

 

 

無邪気に口を

 

アーンって開けてみせる彼。

 

えっ、ここで?!


それ二人の時にする

 

テンションだよねと思いながら、

 

慌てて辺りを見回す。


でもみんなその場その場で

 

盛り上がっていて、

 

私たちを見ている人はいなかった。

 



「(…あげても大丈夫そう?)」

 

 

と気持ちが揺れていたら、

 

さっき一緒にサッカーをしていた

 

男の子の一人が近づいてきて、

 

焼きピーマンを

 

ジュンスの口の中に入れた…!

 

 

 

 

一瞬間があったあと、

 

顔を見合わせ二人で大笑い。


どうやらピーマンが苦手だったみたい。


思わぬ出来事に、

 

微笑ましい気持ちでいたら。

 


“おねえさん、ジュンスのこと好きなの?“

 

 

って、聞かれてさらに驚いた…!


まさかこんな小さな子に

 

そんな質問をされるとは思わなくて。

 

 


 

どう答えるのが正解なんだろう?


好きって言うのも照れ臭いし、

 

かと言って答えないでいるのも…


と、真剣に悩んでいたら。

 

 

「おねえさんはね、

僕のとっても大切な人なんだよー…」

 


何のためらいもなく

 

笑顔でその子の頭を撫でながら

 

答えるジュンス。

 

なんだか胸がジーンと熱くなって

 

自然と視線を寄せていた。

 

なんてことのない質問、

 

でもいつだって素直で正直な彼に

 

改めて想いを募らせる。


男の子が去って行くとー

 

 

image

「おねえさんは僕のこと好き…?」

 

 

いたずらっ子みたいに

 

瞳を輝かせ笑みを浮かべる。

 

さっきの男の子の質問を

 

改めて聞くなんて。


もう、完全にからかわれている…

 

 

 

 

私はまだまだ人前で

 

言えるほどの勇気はないから。


とぼけたふりして

 

答える代わりに、

 

デザートのマシュマロを

 

口に入れてあげた。

 
 
「あ、はぐらかした!」

 

 

モグモグさせながら

 

いじけた顔のジュンスが可愛くて、

 

思わず笑ってしまった。

 

.
.
.

 


外でのアクティビティも楽しみ、

 

宿泊するホテルで夕食を終えて。

 

これからは自由時間ー…

 


チャンミンとジュンスが同部屋。


私はその隣のお部屋で、

 

ドアを開けて入ろうとしたら、

 

チャンミンに呼び止められた。

 


「交換してあげるよ。」


 

えっ、交換?!

  
確か部屋割りは

 

ユノさんが

 

事前に決めてたって。
 

 

「ヒョンと一緒がいいでしょ?

これで充電器の借りは返したってことで。」

 


そうニヤリと笑ってみせるチャンミン。


な、そういうこと?!

 

 


「でも……」

 

 

本当にそんなことをしていいのか

 

変に真面目な私は不安をこぼしたら。

 

 


「大丈夫だよ。誰がどの部屋にいても、

注意する人なんていないから。」

 


チャンミンは笑って

 

私の泊まるはずだった

 

部屋へと入って行くと、

 

荷物を渡した。



呆然と立ち尽くす私。
 

ジュンスと同じ部屋…?


嬉しい、嬉しいけど…


何だろう、無駄に緊張してきた…

 

 


「あれ、○○どうしたの?」

 


遅れて戻ってきたジュンスが、

 

荷物を抱える私を見て

 

不思議そうに首を傾げる。

 

 


「あ、えっと…」

 


事情を話そうとしたら、

 

通路の奥から

 

数人の話し声が聞こえた。


その中に先輩の声が混ざっていたから、

 

鉢合わせしないよう

 

私は急いで部屋の中へ

 

ジュンスを押し込んだ。

 

少しして通り過ぎていく

 

その声にホッと一息つく。

 

よかった、

 

ジュンスは気が付いてない。

 



「ねぇ、もしかして僕たち同じ部屋?」

 

 

「え、あぁ…うん。」

 


さっきチャンミンが

 

代わってくれたことを話したら、

 

わかりやすく嬉しそうに笑顔を向けて、

 

私を抱き寄せた。
 


そうだ、今日はずっと

 

みんなと過ごしていたから、

 

こうやって触れ合うのは

 

久しぶりだね。

 


私もそっと背中に

 

腕を回そうとしたら…


ピンポンと音が鳴って。

 

 

「ヒョン、姉さん、大浴場行こう。」


 

廊下からチャンミンが呼びかける。

 

あぁ、そうだ。


食事のあと一緒に行こうって

 

話をしていたんだった!

 

休む間もなく

 

私は必要なものを

 

カバンから取り出して、

 

小さい手提げに入れた。

 

 

「ジュンス行ける?」

 

 

声をかけたら


突然手を掴まれて。


振り向きざまに唇が重なったー…

 

 

 


思いがけないキスに

 

鼓動が音を立てる。


扉一枚隔てた先には

 

チャンミンがいるのに…

 

 


「いいでしょ?

あと少し二人の時間に浸っても…」

 


間近で囁かれ、

 

再び唇を塞がれたから

 

一気に体温が上昇した。

 

 

 


どうしよう、私きっと耳が真っ赤…!


慌てて髪の毛で隠したから、

 

のちにチャンミンに。
 

 


「ねぇ、髪乱れてるけどちゃんと鏡見たの?」

 


と容赦ないツッコミを受け、

 

ジュンスは他人事のように

 

ウキャキャと笑っていた。

 

 

「(もう、原因作ったの誰だっけ?!)」

 


私のいじられキャラは

 

これから先も変わらないだろうと

 

確信した瞬間だった。

 

 

.
.
.

 


あぁ〜気持ちいい。


温泉にゆっくり浸かり

 

すっかり気分が高揚していく。

 

ジュンスたちはこのあと

 

子どもたちと一緒に

 

卓球をするみたいで。

 

私も誘われたのだけど…

 

子どもたちがいるということは、

 

あのママたちも…

 

 

 

 

お昼の苦い記憶が蘇り、

 

私はホテル内を散策すると伝え

 

その誘いをやんわり断った。


せっかくだし、

 

一人時間を満喫しよう!

 

 

 

早速お土産屋さんを見て

 

ご当地ビールをゲット。

 

館内のライトアップされた中庭へ。

 

夜風を感じながらお散歩をして、

 

空いているベンチに腰掛ける。

 

飲食OKと書いてあったので、

 

私は買ったばかりのビールを開けた。

 

喉を通り過ぎていくこの感じ。

 

 

「最高〜〜!!」

 

 

声に出さずにはいられなかった。

 

お風呂上がりの冷えたビール、

 

外で飲む開放感ー…

 

幸せしかない空間に、

 

笑顔が溢れる。

 

 

…あっという間に1本飲み干して。

 

2本目を開けるか悩んだものの、

 

プシュッとフタを開けた。

 

いいよね?

 

こういう時くらい、

 

今まで我慢してきた分

 

自分を甘やかしてもー…

 

 

「あれ、○○ちゃん一人?」

 

 

「えぇ、先輩……!!」

 

 

穴場スポットだと思っていたから

 

まさかユチョンさんに会うなんて

 

想像もしなくて、目を見開いた。

 

 

よく見ると先輩の手にも

 

ビニール袋が。

 

 

「隣、座ってもいい?」

 

 

「えっ?!えっと……」

 

 

本来ならば断るか、

 

私がその場から立ち去るか

 

しなければいけなかったのに…

 

 

一人でしばらく飲んでいた私は、

 

誰かとこの気持ちを共有したいと

 

ぼんやり思っていたせいで、

 

すぐに返事をすることができなかった。

 

 

答える前に、先輩が私の隣に座った。

 

そして袋からお酒を取り出すと。

 

 

「1杯だけでいいから。

○○ちゃんとの時間、俺にちょうだいー…」

 

 

そう言って

 

私の方へ缶を掲げた。

 

 

ドキっとしたのは

 

ほろ酔いのせいだと思いたい。

 

 

 

 

流れのままに

 

私も持っていた缶を

 

先輩の方へ向けた。

 

コツンと缶の当たる音が

 

静かな星空の中へと消えていく。

 

 

ただ少しお酒を飲みながら、

 

たわいもない話をするだけ。

 

 

 

 

そう言い聞かせながら

 

私は缶ビールを口にしたー…

 

 

 

*つづく*

幼馴染JS⑧

みなさんこんばんはスター


今回はリクエストをもらい、


5人が登場しますニコニコラブラブ


妄想でしかありえない


シチュエーションなので(爆)


ぜひ浸ってもらえたら嬉しいです爆笑飛び出すハート


それでは続きをどうぞ〜スター


※○○にはご自身のお名前をいれてください


.

.

.



チャンミンにもらった

 

旅行の紙を見せたら、

 

ジュンスも参加できるというので、

 

一緒に行くことに!
 

 

迎えたBBQ当日ー…


バス乗り場で合流。


チャンミンが

 

一緒にいた会社の人と

 

私たちのことを紹介してくれた。

 

 


「ユノです。よろしくお願いします。」
 

 

はじめましてと挨拶する私たち。


チャンミンの上司であるユノさんは、

 

爽やかでキラキラオーラがあるのに

 

とっても気さくですぐに打ち解けた。




「あれ〜、遅いな。」
 

 

そんなユノさんは

 

誰かを探している模様。
 

辺りを見回し、

 

ようやく相手を発見したようで、

 

笑顔で手を振っていた。
 

その先を追うように目線を向けたら。


「先輩……?!」

 

こんな偶然あるのだろうか。
 

ユチョンさんと友人らしき男性が

 

こちらに向かって歩いてきていた。

 

 


 

先輩の方も私に気付き、驚いた様子だった。
 

そうだよね…

 

こんなプライベートの休みに

 

まさか会うなんて思わないよね。

 

ユチョンさん達が

 

私たちの元へ辿り着き、

 

今度はユノさんが紹介してくれた。
 

先輩と一緒にいたのはジェジュンさん。

 

 

「はじめまして。」


 

三人は大学時代の友人らしい。
 

すごい…
 

この三人が校内を歩いていたら

 

相当目立つだろうなぁなんて、

 

並んだ姿に圧倒されていたら―…

 

 

「ユチョン、知り合いなのか?」

 

 

先輩と私の様子を見て

 

ユノさんが問いかけた。

 

ユチョンさんは頷き。

 

 

「…俺の可愛い会社の後輩。」

 

 

そうまっすぐ見つめて言われ

 

ドキッとした。

 

だけどすかさず。

 

 

「可愛い…?!

会社で姉がご迷惑をおかけしていませんか?」

 

 

チャンミンが先輩に

 

私の会社での様子の探りを入れる。


 

「(もう、余計なことを…)」
 

 

そしてこちらは…

 

先輩と私が知り合いだとわかると

 

そんなことがあるんだと盛り上がり。
 

 

「あっは、楽しい旅行になりそうだね!」
 

 

何も知らないジェジュンさんは

 

ユノさんと笑い合っている。



いえいえ、先行き不安です…!!
 

私も合わせて笑っていたけれど、

 

笑えていない人が約一名。

 

 

 

 

まずい―…!!

 

このまま同じ場に

 

ジュンスと先輩をいさせるのは

 

危険と判断した私は。

 

「あ、私飲み物買いたかったんだ。

ジュンス行こう…!」
 

 

チャンミンに荷物を任せて、

 

私はジュンスの腕を掴み

 

その場を後にした。

 

チャンミンの小言が聞こえたけれど、

 

華麗にスルー!



自販機の所に辿り着き、

 

ドリンクを購入。
 

するとおもむろにジュンスが。

 

 


「知ってたの?あの人が来るってこと。」
 

 

「え、まさか…!」

 


私は思い切り首を横に振った。

 

知っていたら、

 

参加しているはずがない。


それでもジュンスは浮かない表情。

 


 

 

頷きながらも、

 

そのまま黙ってしまった…

 

私も予期していなかったけれど、

 

これから楽しい場所へ行くのに、

 

彼を暗い気持ちにさせてしまったことに

 

責任を感じた。 
 

 

「大丈夫。参加する人も多いし、

関わることそんなにないと思うよ。」

 


明るい声で告げて、

 

彼のほっぺを

 

両手でぎゅーっと挟んで見つめた。

 

 


「ほら行こう!いっぱいお肉食べなきゃ。」

 

 

そう言って

 

ジュンスの背中を押した。

 

 

 

 

彼の顔を覗いたら

 

やっと笑ってくれていて

 

私もホッとした。

 

.
.
.
 

 

会場に着くと

 

何台ものバーベキューコンロが

 

用意されていた。

 

それぞれの場所で準備スタート。

 


幸い私たちの所には、

 

家族連れの

 

子どもたちがいたため、

 

先輩たちとは

 

同じグループにならずにすんだ。

 


だけど、安心したのも束の間…
 

食事の準備中、

 

時間を持て余していた

 

子どもたちに急かされ、

 

サッカーを披露し始めたジュンス。

 

 


 

 

そこまではいいのだけど…

 

子どもたちよりも

 

そのママたちの方が

 

黄色い声援をあげていた。

 

“かっこいい“って声が

 

ここまで届いてくる。

 

 

 

 

いや、喜び過ぎじゃない…?!

 

 

暑さで汗をかいたジュンスに

 

ドリンクやタオルを渡し

 

談笑する彼と女性たち。

 

 

すごい楽しそう……

 

私はその様子をじっと見つめていた。

 

 

 

 

 自分の作業よりも

 

そちらに気がいってしまい、

 

まともに手元を見ていなかった。

 

あれ、指先が痛い気がする…

 



「姉さん、姉さんってば…!」

 

 


「へっ、なに?!」

 

 

チャンミンの呼びかけに

 

ハッとして見たら、

 

お肉や野菜を刺していた串で

 

自分の指を

 

傷つけてしまっていたようで

 

流血していたー…!!

 

 

「まったく、よそ見しながらやるから…」

 
 
呆れた様子で
 
チャンミンは自分のカバンから
 
ハンカチと絆創膏を取り出すと
 
私に渡した。

 

 

「あそこの大きい木の奥に

座るスペースがあるから。」

 

 

チャンミンはこの場から

 

離れることができないからと

 

私にそこで休むよう促してくれた。

 

 

.

.

.

 

 

ああ…情けない。

 

私ってば何してるんだろう。

 

 

 

 

チャンミンに言われたところまで歩き、

 

日陰になっている

 

ベンチにそっと腰かけた。

 

 

ジンジンと痛む人差し指。

 

ハンカチで抑えているけれど

 

中々血が止まらない。

 

 

もう無理やり

 

絆創膏を貼ってしまおうと

 

パッケージを開けようとしたら

 

手を滑らせ

 

地面に落としてしまった。

 

 

拾おうとしたら、近づく人影がー…

 

 

「ジュンス……どうして?!」

 

 

さっきまで女性陣に

 

囲まれていた彼が

 

絆創膏を拾い、

 

私の目の前に現れた。

 

 

「怪我した指、見せて。」

 

 

なぜそのことを?

 

でもすぐにチャンミンに

 

聞いたんだとわかった。

 

 

様子を見に来てくれて

 

嬉しいはずなのに…

 

 

「大したことないから大丈夫。」

 

 

まだ疼く嫉妬心のせいで

 

素直になれない自分が顔を出す。

 

彼から絆創膏を取って

 

みんなのいるところへ行こうとした。

 

 

「〇〇、何怒ってるの…?」

 

 

私の態度を不審に思い

 

ジュンスが尋ねる。

 

鈍感な彼にイライラは募り。

 

 

「…別に怒ってないよ。もう戻ろう。」

 

 

このまま二人でいても

 

いいことなんてない。

 

自分の醜い心の内を知られたくなくて

 

先に歩き出したら、

 

ジュンスに腕を掴まれた。

 

 

「座って。」

 

 

そのままじゃだめだと

 

巻いていたハンカチを解かれた。

 

まだ痛む指に顔をしかめ、

 

渋々私は言われた通りにした。

 

 

持っていた

 

ペットボトルの水で

 

傷口を洗い流した後

 

絆創膏を貼ってくれた。

 

 

手当てをしてもらったから

 

お礼は言わないとね…

 

 

「ありがと……」

 

 

あぁ~でも、気まずい。

 

勝手にヤキモチを妬いて

 

ジュンスに当たってしまった。

 

 

反省していたら

 

怪我をした指に

 

柔らかな感触を感じ、目を見開いたー…

 

 

 

 

労わるように口づけをして、

 

まるで私の尖った感情を

 

溶かしていくみたい…

 

 

でも、

 

いくら少し離れた場所にいるからといって

 

完全な二人きりではない。

 

誰かに見られる可能性もあると、

 

ふと冷静になった私は。

 

 

「ジュンス、何してるの。やめてよ…」

 

 

焦りが募って、


突き放す言い方をしてしまった。


手を離そうとしても、離してくれない。

 

私のそばにしゃがんでいた

 

ジュンスが顔を上げる。

 

 

「…やっと僕のこと見てくれた。」



全然目を合わせてくれないから。



そう言われてドキッとした。


だからさっきの口づけを


理由がわかったら、


余計にドキドキした。



ジュンスの視線を感じ、


ごめんと呟く。


嫉妬して八つ当たりしたと


白状したら、


目を丸くして笑われた。


そんなことで怒っていたとは


思わなかったみたい。



彼が愛おしそうに


私の頬に手を伸ばす。


まさかここで…?!

 

 

 

 

ジュンスの顔が近づいて


緊張がピークに達した、


その時だった。

 

 

誰かの足音に

 

二人同時にそちらへ視線を向けたー…

 

 

「これから全員で乾杯するって。」

 

 

思わぬ先輩の登場に

 

心臓が飛び出そうになった。



返事をして


なんとかベンチから立ち上がる。


あまりに驚いた様子の私を見て。

 

 

「ごめん、そんな驚かせるつもりは

なかったんだけど。」



そう笑ってみせる先輩。


だけど私は全然笑えない…!


 

 

 

なぜ……

 

チャンミンではなく

 

先輩が私たちを呼びに…?


疑問が頭の中を駆け巡る。

 

 

 


せっかく仲直りできたのに…!


彼の先輩に向ける鋭い視線に


冷や汗が止まらない。



どうかこのまま


何も起こりませんようにー…

 

 


*つづく*

幼馴染JS⑦

みなさん、こんばんはスター


今日upしたお話までは


スムーズに妄想が捗りましたニコニコ飛び出すハート


本当に読んでくださるみなさんのお陰です目がハートラブラブ


今回は久しぶりの“弟君“登場ですうさぎのぬいぐるみスター


では、続きをどうぞ〜スター


※○○にはご自身のお名前を入れてくださいませ☆


.

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あれから私たちは

 

順調にデートを重ねて、


ジュンスが先輩のことを

 

口にすることもなくなった。



…というのも、

 

ユチョンさんは

 

あるプロジェクトのリーダーを

 

任されることになり、

 

より仕事が忙しくなって、

 

最近は社内でも

 

挨拶をする程度の関わりになっていた。

 

 

 

 

物理的に先輩と

 

距離を置くきっかけができて、

 

よかったと思っている。

 


ジュンスと一緒に過ごす日々の中で、

 

ユチョンさんのことは、

 

“尊敬する一人の先輩“という風に、

 

私の気持ちも変化していった。


.
.
.

 

 

そんなある日の休日。


久しぶりにチャンミンに呼び出され、

 

カフェで待ち合わせ。


先に着いていた弟を見つけて、

 

駆け寄る私。


席に座ってすぐに。

 

 


「もう、充電器くらい買ってよ。

私も使うんだから。」

 


モバイルバッテリーを

 

チャンミンに渡し、

 

一言注意を入れる。

 

 

「ネットで頼んだけど、

まだ届かなくてさ。」

 

明日の出張時に必要らしく、

 

助かったと悪びれる様子もなく

 

チャンミンは笑顔で受け取った。

 

 

全く調子がいいんだから。


昔からチャンミンは

 

私にものを借りるくせがあって、

 

社会人になった今も

 

こうして度々連絡が来る。

 

 

まぁそのお陰で

 

定期的に近況を

 

知ることができるからいいのかな。

 

 

 

 

元気そうな弟の姿を見ると、

 

私も安心する。

 

そんなことを考えながら

 

コーヒーを口にした。

 

 


「そうそう、姉さんこれ見て。」


 

ん?


チャンミンがテーブルに

 

一枚の紙を置いた。

 

BBQ親睦会のお知らせと書いてある。

 

 


「うちの部署でバスを貸し切って、

会場まで行くんだけど。」

 

 

姉さんも来ないー…?


 

そう誘われて、

 

私はその紙に改めて目を通した。

 

1泊2日の親睦会、

 

泊まる場所は会社所有の宿泊施設。

 

社員の家族や友人も大歓迎。

 

 

えぇ、すごい…!!


ジュンスも一緒なら

 

より楽しそうだなと想像したら、

 

自然と口角が上がっていた。

 

そんな私を見逃さないチャンミン。

 

 

「なにそのニヤけ顔。不気味なんですけど…」

 

 

冷めた目で私を見据える。

 

ツッコまれた私は

 

慌てて表情を引き締めた。

 

でも、不気味は一言余計…!

 

 


「私も行こうかな。」

 

 

中々アウトドアをする機会もないし、

 

夏の思い出が作れそう。

 

私の答えにチャンミンは頷いた。

 

そして腕時計を確認すると。

 

 

「僕そろそろ行かないと。

あっ、ヒョンのことも誘っておいてよ。」

 

 

えっ…ジュンスも?!

 

実はまだチャンミンに

 

付き合っていることを

 

打ち明けていなかった。

 

話したらきっと。

 

 

「本当に姉さんでいいんですか?

女性は他にもたくさんいますよ?」

 

 

なーんて、ジュンスに迫りそうで。

 

だからしばらく

 

話せずにいたんだけれど。

 

今がチャンスかもって

 

声をかけようとしたら。

 

 

「ヒョンと付き合ってるんだよね?」

 

 

チャンミンの方から

 

話題に出すから目を丸くした。

 

 

「知ってたの?!」

 

 

私が話していないのだから、

 

教えたのは…

 

 

「ヒョンから聞いた。

いつ姉さんも話してくれるのかなって

思ってたけど、全然言わないから。」

 

 

なんだ、そうだったんだ…

 

って、それならチャンミンから

 

私にその話をしてくれれば

 

よかったんじゃない?

 

と疑問が湧き上がったけど、

 

チャンミンはこの後別の予定があり、

 

また連絡すると言って去って行った。

 

 

 

 

あれ、ちょっと待って。

 

今日はランチをご馳走してくれるって

 

話だったのに…!

 

もう〜

 

完全に弟に振り回されている姉…

 

仕方ないから、私はこのまま

 

一人でランチをすることにした。

 

 

.

.

.

 

 

「あはは、

それは残念だったね。」

 

 

お昼の出来事を話したら、

 

ジュンスに笑われた。

 

 

彼の家で過ごす夜。

 

普段自炊をしないジュンスのために、

 

会える時は私が料理を作り、

 

一緒に食べることが増えた。

 

レパートリーはまだ少ないけれど、

 

どれも美味しいと言って

 

食べてくれるから、

 

その笑顔を見ると

 

また頑張ろうって思える!

 

本当にジュンスって優しい。

 

 

「あ、そうだ。私たちのこと

チャンミンに話してくれてたんだね。」

 

 

もう少しでなくなりそうな

 

お酒を飲みながら話しかける。

 

ジュンスから聞いて

 

チャンミンはどんな反応をしたんだろう?

 

気になって聞いてみたら。

 

 

「そうなると思ったって。

僕になら安心して任せられるって

言ってたよ。」

 

 

嬉しそうに話すジュンスに

 

私は疑いの眼差しを向けた。

 

 

「本当に?チャンミンがそう言ってたの?」

 

 

あの毒舌のチャンミンが…?!

 

びっくりして思わず聞き返した。

 

 

昔から友達同士の私たちを

 

見てきた弟。

 

お互い好きだったことは

 

知らないと思っていたのに。

 

もしかして…

 

知ってて私たちを

 

引き合わせてくれた…?

 

 

 

 

あぁ〜どうしよう。

 

いつも会えば文句から始まる私だけど、

 

もう少しチャンミンに優しくしようー…

 

 

 

「○○、何かお酒持ってこようか?」

 

 

空になったグラスを見て

 

ジュンスが声をかける。

 

私はお茶にすると伝え

 

自分でキッチンに取りに行った。

 

席に戻る時に

 

視線を感じたから。

 

 

「ん、なに?」

 

 

そう尋ねたら

 

ジュンスが歩いてきて

 

突然私の腰に手を回した。

 

 

「…少し痩せた?」

 

 

えっ?!

 

びっくりして

 

持っていたお茶を

 

落としそうになった。

 

 

実は密かにダイエットをしていて、

 

大好きなお酒も

 

控えるようになっていた。

 

まだ自分でわかる程度で、

 

他の人から見たら

 

そこまで変化はわからないだろうと

 

思っていたのに…!

 

 

驚いている私を見てジュンスが。

 

 

「いつも○○のこと

抱きしめてるからね…」

 

 

わかるよって笑いながら

 

ギューってハグをした。

 

 

本気?冗談?

 

どちらなのか見極めるのが

 

難しいけれど…

 

 

「ジュンスが鍛えてるから、

私も頑張らなきゃって思って。」

 

 

そう言って彼のがっしりした腕を

 

トントンって撫でたら

 

ジュンスが照れ臭そうに笑った。

 

 

 

 

こんななんでもないことを

 

言い合う時間が私は大好き。

 

幸せなひととき。

 

 

それは彼の耳打ちで

 

さらに実感することに。

 

 

「でも○○は、

そのままで十分綺麗だよ。」

 

 

えっ……?

 

急に真剣なトーンで話すから

 

今度は私の方が照れてしまった。

 

 

恥ずかしくて目を背けたら、

 

ジュンスが私の持っていたグラスを

 

テーブルにそっと置いた。

 

 

「再会した時から、○○から目が離せなかった…」

 


その言葉にドキっと


心が波打つ。


 

そういえば一度目の食事のあと、

 

家まで送ってもらった時…

 

私を見つめながら


何か言おうとしていた。

 

 

 

 

だけど聞いても、はぐらかされて。

 

まさかそういう理由だったなんて…

 

 

「もうこれ以上、

夢中にさせないでほしいんだけど…?」

 

 

いたずらな眼差しで

 

私を見つめ顔を近づける。

 

 

それは私のセリフ…!

 

ジュンスはわかっているのかな。

 

こんなにも私が

 

心奪われていることー…

 

 

 

 

そういえばBBQの話を

 

するつもりでいたのに、

 

すっかりそんな雰囲気では

 

なくなってしまったー…

 

 

 

 

ジュンスとのキスに

 

胸をときめかせながら、

 

この甘いひとときが

 

いつまでも続いてほしいと

 

願わずにはいられなかった―…

 

 

 

*つづく*