宙組東京公演、私の観劇予定日は上演中止になりました。

正直、ホッとしました。もしも上演となったら、どうしようと迷っていたんですよ。観に行かない、という選択肢もあるけれど、観劇もしたかったんですよ、初日の評論や感想ブログにトップ娘役さんが好演とあったから。

かといって、組の一員が自殺するほどに追い詰められていたというのに、上演するのか?と疑問。

 

厳しい指導とパワハラは紙一重。ただ、演出家や振付家、音楽指導の先生方の指導と、上級生の指導って意味が違いませんか?

そもそも指導って、指導法というか教育法というか、ちゃんと指導者として学んだ人に出来るものでは?また、目指したものが作品の質向上につながると相互に信頼関係が築かれていれば指導になるのでは?

 

演出家がキャストに暴言ともいえる発言をしたり、何度もやり直しを強要する、こういった話は昔から歌劇等の書物に書かれたり、スカステの番組でも紹介されてきました。私が印象的だったのは壮さんが語ったエポソード。「心中・恋の大和路」のお稽古で相手役のあゆっちに対して、谷先生の厳しい指導があったそう。一言セリフをいえば「違う」、一歩動けば「違う」と否定され続け、傍から見ても、あゆっちは何も考えられなくなったようです。(あゆっちご本人もインタビューでそう語っていました。)その結果、余計な気負いや硬さがつきものが落ちたように抜けて、見違えるように良くなったそうです。壮さんは「谷先生の愛あるご指導」と表現しましたが、まさにこの愛ある」が大事だと思うんです。また、壮さんが感じたように「あの先生ならば信じて見守ろう」という信頼感がある間柄であることも重要。当然ながら、厳しい指導を受けたあゆっちを受け入れ慰める仲間がいたことも。

そして私が一番重要だと思うのは、谷先生の演出能力や人柄、人間性です。どの程度まで追い込んで大丈夫か、見極めることができる能力や経験が谷先生にあったからできること。厳しい指導は、上級生だから誰でもできるってことじゃないでしょう。

あ~~~歌劇団、ちゃんと改革して欲しい。