先週の話ですが、配色の本を一冊買ってみました。

きっかけは、母との会話。
メルカリでこんなのが売れたよ、こういうのは売れてないよ、と見せていましたら、「この色合いだと使わない、この色なら売れる」と言われまして。

首周りには顔を引き立たせる色を選ぶものなのだ、と。
著名人のセンスがいい人の色使いを参考にしてみたらいい、とも。

そもそも服飾に関心のない私、そんな風に考えたことが全く無かったので、売れると言われたものと売れないと言われたものの色合わせの違いが全然分かりませんでした。
人の着ているものも全然覚えてないし。

これは配色の勉強が必要かなぁ…と思って、とりあえず本を一冊購入。
パラパラっと中を見まして、ちょっと途方に暮れました。
わたしが良いと感じる色見本が、パッと見ありませんでした。

本の購入と同時並行で、合わせやすいであろう色彩の作品、言ってしまえば無難な色合いの作品を1つ、作ってメルカリに出してみました。
それがこちらの 

ミニマフラー。


結果的に売れたんですけれど、ちょっとおもしろかったのが、母の生まれ育った地域の方が買ってくださったんです。

見せたら母も気に入ってました。


それで、思ったのは、服飾品の合わせ方なんて人それぞれ違うんじゃないかと。

顔を引き立たせる色を選ぶ人もいるだろうし、気分を引き立たせる色を選ぶ人もいるだろうし、そもそも色の見え方なんて人によって千差万別らしいですし。


配色パターンをパラパラ見てみるのもいいし、人の着ているものを気にしてみるのも勉強になると思います。


でも、それより何より、毛糸を見てわくわくしてイメージが広がって、それが形になっていく。

そのわくわくした心が、作りたい気持ちにもなるし、見る人にも伝わるんじゃないかと思います。


万人に受ける無難な物を作るより、自分が好きと感じたものを同じように感じた人が手に取ってくれる、そんな物を作りたいと思ったのでした。