
とても久しぶりに木彫をやりました。10年ぶりくらい?
…ツチノコじゃないですよ。コケシでもありません。
木のスプーンを作ろうとしてるのです。どう見えようと。
昔に吉川英治さんの小説「宮本武蔵」を読みまして。武蔵が銘木を渡されて仏像を彫るシーンが有るのです。渡された銘木を、武蔵は小刀一本で削っていく。どんどん小さくなる木材にたまりかねて依頼者がどうなるのか聞くと、武蔵いわく、仏像が出て来ない、出て来るまで彫るのだと。うろ覚えですが、そんなシーンでした。
それにいたく感動しまして、彫刻刀とかややこしいこととか全部省いて小刀一本で木を削っていくのをやってみましたら、とても楽しいのです。
仕事の関係で手指にケガをするのがNGになるまで、良くやってました。塗装ができないので完成しないんですけどね…。
スプーンの大まかな形は見えてきました。10年ほどほっといた木材だから、乾燥しててなかなか堅いです。
さて…スプーンのくぼみ…どうやって小刀で作りますかね…(無理ぽい)