

塩尻経由で、小淵沢
そこからタクシーで次の目的地、白州蒸溜所へ

タクシー乗り場に着くと
目の前にタクシーが止まってるのに
なぜか動き出す感、ゼロ
っていうか、車はあるのに肝心の運転手さんがいないっ
先客のご夫婦が
「今ね、運転手さんたちのミーティングなんだって」と教えてくれました

よりによって、この時間にミーティング…



「もう、僕たち10分くらい待ってるんだけどね」という追加の情報も

げげ…見学ツアーの予約が…
とソワソワし始めたら
「白州?」とご主人が
ハイハイ!そうです!!白州です
すると
「僕たちも白州行くから、一緒に乗って行こう」
とステキなオファーを受けました
ハイ、喜んで


と、そこへちょうど、お客さんを乗せて駅に戻ってきたタクシーが

ミーティング中の運転手さんには申し訳ないけど

こっちのタクシーに乗り換え

タクシーに揺られること10分ほど
道中、ご夫婦といろんな話をしました
前日までリゾナーレに宿泊してたこと
ホテル中、ハロウィンの飾り付けになってたこと
主人は、つまらなさそうだったこと
そして、この日は白州へ寄ってから東京へ帰るそう
などなどお話ししてる間に白州蒸溜所へ到着〜
すごい広大な森の中に
自然を邪魔しないように建てられてるレトロな建物
すごくキレイ


受付で、見学ツアーの手続きをして
集合場所のウィスキー博物館へ
こんな森の中を歩いて行きます
ここではウィスキーの基礎知識や
麦芽とピーテッド麦芽の香りの違いをお勉強

泡がブクブク
わかりますか?

わかりますか?大麦が酵母と混ざって発酵中
独特な甘〜い香りが部屋中に広がってます

ウィスキーの発酵期間はたったの3日間
1ヶ月以上発酵させる日本酒に比べると
発酵期間がめちゃめちゃ短いっ



すぐに出来ちゃうの?というわけではありません
ウィスキーは、次の蒸溜という工程を2回
2回の蒸溜を経てからさらに樽詰めをして
それから何年も何年も、来る日も来る日も
ウィスキーとして世に出る日を待つのです
バスで移動して、ウィスキーを寝かせる貯蔵庫へ
樽職人さんたちの鍛錬された技術や
どんな種類の樽があるのか
1年にどれくらい蒸発して、どんなウィスキーになっていくのか
そんなことを知ることができます

ブレンダーと呼ばれる調合師さんたちが
いろんな種類の原酒をブレンドして
ようやく1つのウィスキーができるんだって
そして、ウィスキーの瓶に書かれてる数字は
何年物のウィスキーかを示してて
ブレンドしたウィスキーの一番最低年数、つまり一番若いウィスキーの年数なんだそう
たとえば「山崎25」
これは、最低貯蔵年数が25年以上のウィスキー原酒をブレンドしてるってこと

なので、自分で樽詰めしたウィスキーが世に出る日を
現役で見送る人は、なかなかいないそうです
40年物のウィスキーは、次の世代の人に受け継がれて、日の目をみるんだって
ウィスキーって、知れば知るほど奥が深いですね
長くなったので、ひとまず…
前編と後編じゃ足りない気がするのだけど





次回へ続く








