自分のルーツをちょっと調べている。
父は日本人ではない。
私の祖先は明の時代に大陸から台湾に渡った。
その後、台湾で網元、商売、などをしながら
数代前から医師一家となりいまに至っている。
もちろん、医師ではなく学校を経営したり
新聞社に勤めたりなど、いろんな親類がいる。
アメリカにもかなりの親類がいる。
(会ったことがないからすれ違ってもたぶんわからない)
父の実家はクリスチャン一家で、その関係で父も中学から●●学院に留学
そのまま日本の大学→戦争→終戦→医師として働く→大学院で細菌の研究
→開業→母と結婚
こんな人生を歩んだ。
その●●学院に父の写真などがあることを知り
今度見せていただくことになった。
コロナ前にそのことを知って、写真を添付で送っていただいたのだが
どうしても直接見たくて無理を言って見せていただけることになった。
ちなみに送っていただいた写真(父の18歳のころの顔写真もあった)をフェイスブックの写真にしていたら
アメリカから、私の叔父だあなたは誰と書き込みがあり
その人がいとこの子であることも知った。
父は8男で、父の兄の長男の息子とは1歳違い。
父は1歳にして甥持ちになったわけだが
その甥が大変優秀で、父と一緒に学んだのに
東大医学部を卒業。ちょうど、その頃、東港事件が起き
父の兄は投獄。そのため長男である彼が帰国、病院を手伝っていた。
そこに本当は彼ではないのに誤って召集令状が渡され
神靖丸に乗り込む。
この船は1945年1月12日にベトナム沖でアメリカ軍の攻撃を受けて沈没。
こんな歴史まで知ることになった。
もし、この父の甥がそのまま台湾で医師業を続けていたら
場合によっては父も帰台していたかもしれない。
そうすると私は生まれていないかもしれない。
運命って不思議だ。