お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、
被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
いつもありがとうございます。
先日の保育園での絵画の時間の絵です。
テーマは「蝶々」でした。
クレパスでいろんな蝶々を自由な感覚で描いていく時間でした。
他の子は かわいい・かっこいい・おしゃれな・つよい・・・・
などの自分が思う蝶々を描いていきます。
いろんな色のお花紙を破いたり、丸めたり・・
画面に張ってお花畑にしたり、雲をつくったり・・・
そんな中、Aちゃんはちょっとちがった感覚でいました。

先日の熊本地震の後、お父さんが、Aちゃんにお話したようです。
どんなお話かは、具体的にはわかりません。
(子供が言うことですから)
しかし、この絵について語るAちゃん。
四匹の蝶が描かれています。四人家族です。
はじめこの蝶には目がありませんでした。
蝶の前には食べ物が描かれています。
それぞれが一人で食べるそうです。
黄色いお花紙は建物が倒れている様子。
白いお花紙は窓。
一部だけが糊付けされていて、割れているように
右上がひらひらします。
春に舞う蝶々のイメージからはちょっとちがった絵になりました。
子供はとても素直です。
いろんなお話をまるで自分のことのように
自由にイメージを持つことができます。
なので 怖い、不安、危険、、、
それをお話するのは大切なことなのですが、
話し方ひとつで子供の心に不安だけを
入れてしまうばあいがあります。
なんだかわからない不安。心配。恐怖・・・
言葉にならないから、
ぐずったり、引っ付きむしになったり、
夜泣きしたり、わがままになったり・・・
でなんとかしようと試みます。無意識に。
その心の中を親は読みきれないことが多いのです。
その不安や恐怖はいつどんなときにでてくるかわかりませんから。
本人でも。
目の前におこっている子供の言動に
親は反応しているのです。
益々子供はわけがわからなくなります。
では どうしてやればいいの?
安全な形で心の外に出す。
Aちゃんのように 関係のない蝶々の絵を描くことで
無意識にあった言いたくてもいえなかった不安を
表に出すことができました。
アートセラピーやチャイルドセラピーを学んだセラピストに
相談するのもいいかも知れません。
でも家庭での日常生活です。
お母さん、お父さんが子供の心の奥に
もしかして・・・と気づくだけで大丈夫なのです。
子供の描く絵は いつも何かメッセージが
隠されています。
絵を描く習慣をおススメします。
なにも特別な評価や見方はいりません。
こどもが絵を描くだけで、
自分で自分の気持ちを整理したり、
切り替えたりすることができます。
大事なのは 自由に描く!
楽しんで描く!
大人は評価しない!
・・・です!
大人で言うならば、
自分を見つめる時間です。
アートな感覚を子育てに取り入れてみてください。
幼稚園児募集中!
アトリエここゑん