またまた久しぶりの投稿となりました。

今日は日本酒について日本酒

 

東京八重洲にあるレストラン ワイワイさんにて開催された

山梨の日本酒メイカーズディナーです。

 

 

 

 

この日紹介された酒蔵は7社。

 

世界のソムリエ田崎真也氏が

山梨の食材を使用し

フレンチスタイルにアレンジプロデュースしたお料理の数々が並び

それぞれの日本酒と素晴らしいマッチングされたディナーが催されました。

 

ディナーの始まりは

山梨銘醸株式会社 七賢 山ノ霞 スパークリング

 

 

シャンパーニュと同じ瓶内2次発酵のスパークリング日本酒。

柔らかく立ち上るきめ細かい泡が

乳酸由来の香りを鼻に、

舌にクリーミーさを与えてくれます。

 

あわせるお料理は

甲斐サーモン タルタル仕立て

柚子のジュレ カボチャのムース添え

 

 

 

赤ワイン醸造残渣を与えた甲斐サーモンレッドを使用したタルタルに

山梨のほうとうにはかかせないカボチャをムース状にしトッピング。

クリーミー&フレッシュが楽しい味わいですアップ

 

 



 

ふたつめの日本酒は

株式会社萬屋醸造店 大吟醸 かもさるる蔵

 

ラベルには

与謝野晶子直筆春鶯囀(しゅんのうてん)

と、書かれています。

 

山田錦を使用した萬屋醸造店のフラッグシップ

さらりとした飲み口が爽やかです。


 

お料理は

自家製のリコッタチーズ

リンゴのキャラメリゼ ハーブサラダ

 

 

日本酒の香りの中に松のようなグリーンっぽさ

リンゴの様な果実感、

さらには

大吟醸の持つ米由来&乳酸由来のクリーミーさが

あいまった相性の良さを感じさせてくれます照れ

 

 

 

3つめの日本酒は

太冠酒造株式会社 甲州利右衛門 純米大吟醸

 

山梨県にこだわり、

また未来を担う子供たちにも

地元の産業を知ってもらうために

社会科見学にて米作りも体験してもらっているそうです。


また

漫画美味しんぼにも掲載されたこともあるとのことなので

一読必至ですねウインク



 あわせたお料理は 

 

吉田うどん カルボナーラ風

 


カルボナーラはイタリアの代表的な料理のひとつですが

実はワインとあわせるのは意外と難しい…ぶー

 

 


卵黄が持つ二酸化硫黄と

ワインの相性がよいとは言えず…

ここにやや辛口の純米大吟醸酒をあわせると

花のフレッシュな香りと

ふくよかなエレガンスが

お互いを引き立てあうペアリングとなるのです。


吉田うどんのもちもち食感もあいまって

ヴォリューミーながらぺろり、でしたチュー




 

笹一酒造株式会社 純米大吟醸 笹一

 



笹は酒の隠語、

一は富士は日本一の山、

を由来にした笹一の名前。


江戸時代には水飛脚が江戸城まで水を運んでいたという

日本屈指の名水を使用しています。



香りは少なく味わい深い。




お料理は

この日はちょっとしたチャレンジということで

 

鶏もつ煮を使った温かいパテのパイ包み焼き

 

 


パテに散らばるのが鶏のモツ煮。

バターソースですが

エシャロットやビネガーを使用した優しいバター。

日本酒の持つバナナ様の香りと

バタークリームの相性がよく

相乗的に楽しめるペアリングでした。





福徳長酒類株式会社

米だけのすーっと飲めてやさしいお酒 純米吟醸

 

 



紙パックに入った純米吟醸酒!

価格はなんと500mlで500円!!

ちょっと驚きでした。


コスパよいお酒をつくりたい

をコンセプトにつくられた日本酒。

もちろん原料は等級米、米こうじのみ。

フレッシュながらコクのある味わいです。






 

ホロホロ鳥の軽いクリーム煮


 

高い酸を感じさせる日本酒ですが

コクがあるので

お互いの甘み、苦味が心地よくいただけます。

白ワインだけじゃない楽しみ方を知れます照れ




谷櫻酒造有限株式会社 生酛 本醸造 櫻守

 

日本酒には和食と思われがちですが

洋食にも中華にもあう日本酒をつくりたい、

を目指しつくっています。


生酛ながらの酸味が生き、

これを燗にして



甲州牛サーロインの低温コンフィ

山わさび風味のラヴィゴットソース

 

 と、あわせます。

温度帯を変えて楽しめるのが日本酒の魅力のひとつ。


サーロインの脂を切るのではなく、

日本酒の酸と脂の甘みを互いに楽しむ、

これがペアリングの良さとあらためて実感ですおねがい


 



最後は

井出醸造店 甲斐の開運 北麓スパークリング

 


最後のお酒も瓶内2次発酵のスパークリング日本酒ですが

七賢と違うのは

日本酒度マイナス20と、甘口。


甘いけれど酸味でバランスが取れています。

 

蜜柑の柔らかなジュレを添えた

ハーブティー風味のパンナコッタ

 

これまたパンナコッタのクリーミーさと

日本酒のシュワっと心地よい甘みが

口の中をふくよかに膨らませて…至福ラブ


いちご大福や八朔大福にもあうよとおっしゃっていましたが

あいそうチューラブラブ





山梨といえば

ワイン好きとしては外せない場所ですが

日本酒も

そういえばウィスキーも重要な産地ですね。


大自然が育む銘酒の数々。


蔵めぐりも楽しそうです富士山