5月に訪れたポルトガルワイナリーツアー、
少しずつレビューしています
この度もお付き合いありがとうございます
ドウロ地方最終日となりました。
ドウロ川を眺め朝食をいただいていると、
なんと家で使っているオリーヴオイル
CARM が置いてあることに気付きました。
カームといえば有機栽培によって
優れたワインも生産することで知られた
生産者でもあります
この地方はぶどう畑にオリーヴの樹があることはめずらしくないです
チーズに、
ハムに、
パンにつけても、
フルーツにかけてもいいですね
さて、
この日最初に訪問したのは、
キンタ・ド・ヴァレ・ドナ・マリア
1996年
トルト川渓谷に位置する
樹齢50年ほどのぶどう畑を購入したことから始まったワイナリー
こちらもドウロ・ボーイズの一員です。
現当主クリスティアーノ・ヴァン・ツェラー氏
お嬢さんのフランシスカさん
こちらの醸造施設、
伝統的なラガールと呼ばれる石槽のなかに
テーブルがセッティングされたユニークなセミナーでした
ドウロボーイズを代表するスター的白ワインの数々
ここでは各キンタが持つ3つのサブリージョンの特徴をみたと言えるでしょう。
バイショ・コルゴ
シマ・コルゴ
ドウロ・スーペリオール
フランスワインでも、どこでも?
ワインにはテロワールが表現されている、と言われますが
おそらくこの3つのサブリージョンの特徴を知らずとも、
この10本のワインにはそのテロワールが反映されていることがわかるでしょう。
そして、
長期熟成タイプの赤ワイン
ドウロワインには世界に先駆け
原産地呼称を制定した歴史から、
ぶどう栽培、そしてワインつくりには伝統があり、
また土着品種ぶどうを、
混植混醸するというユニークなワインができあがるわけですが、
積極的に他の生産国の醸造法を取り入れ、
土着ぶどうの研究を進め、
ヴァラエティをもったドウロワインがつくられようとしています。
それは今までのドウロワインから全く異なるものをつくりあげる、
ということではなく、
伝統を尊重し、
知らなかったことを追求し、
何が良いのか、
もっと良いものはできないか、
という飽くなき進化、と感じました。
もっと良いものをつくりたい、
そして伝えたい、
というドロボーイズの想いがつまったワイナリーツアーとなりました