今年春に訪れたポルトガルを
少しずつレビューをしています
前回訪れたニーポートを離れ、
次の訪問地を目指しています。
遠くに見えるサンデマンの影、
ポートワインの産地に来ています
多くの写真でもご紹介していますが、
ドウロ&ポート地方はドウロ川によって削られた地形のため、
道路は整備されていますが、
それでも鉄道を使用した方が便利な場所も多くあります。
というわけで
次の訪問地へ赴くためレグア駅から、
フェランへ向かいます
車では1時間半のところ
列車で15分ほどで到着です
この時はまだ
帰りもまたこの駅から列車に乗って帰路につくと考えていました
訪問先はキンタ・ド・クラスト
ドウロ地方において
伝統の優れたポートワインの生産者でもありながら、
良質のドウロワインもつくり世界へ発信する生産者グループ
ドウロ・ボーイズのひとつでもあります。
歴史は古く、
世界初の原産地呼称が整備される前の1615年には
すでにワインつくりを行っていたことがわかる資料が残っています。
まずは畑を見せていただきました
広大な畑は高地にもおよぶので、
こちらの車でまいりましょう~~~
キンタ・ド・クラストの畑は風光明媚の言葉がぴったり
標高のもっとも高いところは600m
段々畑を守るのは、
このように積み上げられた石、いし、イシ
数世紀にわたりぶどうを育んできたこちらのキンタでは
ポルトガル土着ぶどうの種類は100種類を数えます
混植されているそのぶどうの種類は調査がすすみ、
混醸ワイン醸造へと反映されています。
セラーは荘厳
近代的な設備を配しているのに驚きました
このラック、
樽と樽が接触していないのがわかりますか?
オクソライン・ラックと呼ばれ、
樽を回転させ
樽の中のワインと澱を撹拌させるためなのです。
これによって酸化のリスクを減らし、
抽出を促し、
ワインに複雑みを与えることができると言います。
この後はテイスティング、
次回に続きます・・・