同じくペルナン・ヴェルジュレスにあるドメーヌ訪問。
 
 
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ドメーヌ ラペ ペール・エ・フィス
 
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ドメーヌの歴史は古く1765年から。

ペルナン・ヴェルジュレス、

サヴィニー・レ・ボーヌ、ショレー・レ・ボーヌ、

アロース・コルトン、ボーヌ周辺に20ヘクタールを所有します。

 
テイスティングに続きますぐっど
 
白ワインは6種類
 
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①Pernand-Vergelesses
Les Combottes 2014
”レ・コンボット”はミネラル強い土壌とのこと。
炒ったアーモンドの香り
ミネラルを感じ、果実の甘みも感じる、
酸のレベル高くリッチ。
 
②Pernand-Vergelesses
LesCombottes 2010
エネルギー強いヴィンテージという。
若干「黄」のニュアンスが強い。
爽やかなハーブの印象は2014より若さを感じるか?
リッチながら余韻長すぎず、アフターにこおばしさ。
酸とのバランスもよい。
 
 
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③Pernand-Vergelesses
1er Cru Clos du Village 2014
MONOPOLE
所有する畑の真ん中にある、南向きの畑のため、
ペルナン・ヴェルジュレス特有の冷たい風から守られているため
ぶどうがよく熟す。
リリースしたてよりも2年くらい待った方がいい、とのこと。
確かに若さゆえか、固く感じる。
ハツラツとした酸、柑橘、レモンの皮っぽさが若干刺激的。
樽香を強め。
 
プレス前に破砕を行わないことで、苦味を少なくする効果がある。
またタンクを使わないですべて樽を使用するのはドメーヌの特徴という。
 
④Pernand-Vergelesses
1er Cru Clos du Village 2008
MONOPOLE
2014VTと色調に大きな差を感じない。
350リットル樽を使用(228リットルでなく)
若干のガスっぽさは還元的だが、デキャンタージュは不要という。
酸のレべル高いが、アフターは優しい。
若いころは酸が強かったが、4.5年経ったころからよくなってきた。
 
⑤Pernand-Vergelesses 
1er Cru Sous Frétille 2012
マリア像のある丘の名前を持つワイン。
2012VTは開花期の天候不良により収穫が減少。
すでに熟成を感じさせる香り、
酸に丸み、アフターに塩っけを感じさせる。
心地よく、飲み続けたいと思わせるワイン。
ヴォリュームもあり、
柑橘(レモンとオレンジの間くらいの)果実味あり、
舌にあたる酸が心地よい。
 
⑥Pernand-Vergelesses
1er Cru Sous Frétille 2005
2005VTは乾燥した年で、
はちみつ、ナッツのような熟成感ある香り。
酸が少ない年で、
アタックからなめらか、余韻もふんわりと優しい。
樽は228リットルを使用した時代のもの。
 
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無駄な話は一切せず、

終始真剣なヴァンサン・ラペ氏

 
赤ワイン
村からちょっとはずれた場所、
表土70-80㎝と厚く、赤土に鉄を含む粘土質土壌。
 
⑦Pernand-Vergelesses
1er Cru, Ile des Vergelesses 2013
斜面中腹にあり、傾斜の強くないところ。
白に向く畑か?
2013VTは収穫が遅く10月頭。
色調に若干のパープルっぽさはあ若さゆえ?
黒い果実、スパイス、鉄、タンニンしっかり。
酸のレベルはそれほどでもなく、フルーツ味。
樹齢50年。
淡い色調ながら凝縮感ある味わい。
木のニュアンスが強く、収斂性もあり。
樽はアリエ産。
 
⑧Pernand-Vergelesses
1er Cru, les Vergelesses 2011
Ile des Vergelessesの道を挟んだ畑、斜面下。
8月末に収穫、手摘み。
傷んだ実はふるいにかけ落とし、その後選果。
(60%除梗、40%残す)
1週間のコールドマセラシオンでピノ・ノワールの果実味を残す。
12℃から徐々に温度を上げアルコール発酵、
ピジャージュは2回、28度でポスト・マセラシオン。
 
2013VTのIle des Vergellessesほどの凝縮感はなく、
タンニンもやさしい。
飲み頃が予想より早く来たという。
 
⑨Pernand-Vergelesses
1er Cru, les Vergelesses 2005
2000年代で太陽が温かかった年。
フチが消えそう。
タンニンにフィネスが感じられる。
アタックに甘み、旨みが感じられる。
後味に薬草っぽさがあり、
タンニンは女性的でありながら、収斂性あり。
アフターが複雑。。
 
⑩Pernand-Vergelesses
1er Cru, les Vergelesses 1988
1985と並んで良年と言われる年。
ブルゴーニュでは年の最後のひとケタに”9”がつくと「暑い年」、
”8”がつくと「寒い年」となるジンクスが。
透明感あるレンガ色。
なめし皮、陳皮?
第3アロマ、熟成香。
酸のレベルが高く、
タンニンはやわらか。
熟成感ありながらフレッシュさもある、まだ寝かせられそう。
新樽10%(現在は30%)
旧樽は4回くらいまで使用、
昔は10回くらい使用していた。
 
⑪Pernand-Vergelesses
1er Cru, Les Vergelesses 1976
ヨーロッパ中が暑かった年。
7-9月雨が降らず、実が小さく色が濃かった。
かなりのオリ。
フチに透明感。
?と思ったが、1976年の特徴だという
ブレタノミセスとフェノールが顕著。
 
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ワインガイド

アシェット デ ヴァンにも掲載。

 

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ペルナン・ヴェルジュレスでふたつの生産者を訪問。

 

ひとつはステンレスタンク、

ひとつは樽を使用したスタイルの違い。

 

どちらにも個性があり、

選んで飲める楽しさがありますねキラキラ