こんにちは
9月27日に、「おんな城主 直虎(四)」が発売になりました。
Amazonに事前予約をして、発売を楽しみに・楽しみに・・・
結局、発売日の翌日(28日)の朝、手元に届きました。
おんな城主 直虎 四
Amazon |
内容紹介
激動の乱世を生き抜いた直虎の物語、ここに完結!
井伊谷城を徳川方へ明け渡し、井伊家断絶という苦渋の決断を下した直虎。
平穏な生活が訪れると思いきや、武田軍の侵攻により井伊領は焼き払われてしまう。
焼失した地の復興が進められる中、
直親の十三回忌を機に帰還した虎松(のちの直政)は、
井伊家再興の野望を胸に徳川家康への出仕を決断する──。
(第4巻は、9月3日放送分~最終回までが掲載されています。)
多少、ネタバレになるので、
ご覧になりたくない方はスルーしてください。
第1巻~第3巻まで、本当に楽しく読んで、
もちろん大河ドラマも、(視聴率はともかく)毎週楽しくみていたのですが・・・
正直、明日(今度の日曜日)からの放送分は、個人的にはガッカリかな?
「おんな城主・直虎」って・・・
一応、直虎が主役なのだから、そこのところは最後まで貫てほしかったなぁ・・・
もっとザックリ言えば・・・
最後まで「直虎」主役で描き切れないなら、違うタイトルにすればよかったんじゃない?
って、思ってしまう展開なのよ・・・
明日の放送分の冒頭で
虎松(のちの直行)が帰ってくるのですが、
そこから先が「虎松(直行)による【井伊家再興】」の話になっていくので、
ストーリーは、虎松(直行)中心に描かれるように・・・
「井伊家は、これからどうなっていくの?」
と、「井伊家の成り行き」を楽しみに見ている方は何とも思わないかもしれませんが、
これって、「直虎の生涯」を描くドラマだったはずなのに、
どうしてそっち(虎松の立志伝?)に話が行ってしまうんだろう?
って、なんとなくモヤモヤ・・・・
そして・・・
ただでさえモヤモヤしているというのに、
どうも戻ってきた虎松の描かれ方が、好きになれない。(´・ω・`)
だってね・・・
結局、井伊家は潰れてしまったし、
虎松は(直虎が決めて)不本意ながら、松下家に行くことになったかもしれないけど、
直虎は、虎松の後見人だったわけだし、
政次と直虎の機転のおかげで、命を落とさずに済んだのは、紛れもない事実なのに・・・
井伊に戻って直虎に再会して第一声、
直虎のことを「おとわ様」って呼ぶんですよ。
なんか違和感があるなぁ・・・
もうお城がないのだし、井伊家は取り潰されたのだから「殿」ではないかもしれないけど、
どうして「伯母上」とか・・・そういう言い方ができないんだろう?
もしも・・・
「殿!」
「虎松、わたしはもう【殿】ではない。【おとわ】でよい・・・」
という会話があれば、何の違和感もないんですけどねぇ・・・
まあ、その唐突な「おとわ様」で、
不本意ながら松下家に行った虎松(直行)の胸の内を表現したかったのかもしれませんが・・・
しかも、(くわしいお話は書きませんが)のちに、
徳川に出仕した虎松(直行)に話があってやってきた直虎に対して、徳川家康が
「井伊殿・・・せっかく来られたのじゃ、ぜひ話がしてみたい」と声をかけると
「恐れながら!井伊の先代とはいえ、今は一介の百姓にすぎませぬ!
(殿に)目通りを許される身分ではございませぬ!」
って、口を出したりしちゃうんですよ~!!
まだ14~15歳の若造が・・・(爆笑)
まあ、この話は家康が
「では、そなたはわしに指図ができる身分なのか?」
と、ピシャリとはねつけるので、ちょっとこちらの気分も治まりましたが・・・
わたしはオバサンなので、
こういう生意気な輩がどうにもこうにも許せないわけです。(笑)
歴史的には、虎松(直行)はその後立身出世を果たし、
「徳川四天王」の一人になるらしいし、
ここからの直虎は、その虎松(直行)に大きな影響を与えた人
という描かれ方をするのでしょうが、
なんだかなぁ・・・
わたしが見たかったのは「直虎の生涯」なので、
もう少し、直虎目線でストーリーが展開してくれたらよかったのになぁ・・・とは、思います。
政次の最期も、ノベライズ版とは全く違うものになっていたので(笑)
いい意味で、違う展開になってくれることを望みますが・・・
ムリだろうなぁ~(苦笑)