家庭用ミシンの掃除は、簡単にできます。


下写真は、家庭用ミシンの板を外した写真です。

生地のほこりがすごいです。

掃除をするときは、必ず電源を抜いてからやります。

針も外しておくと安心です。

綿棒で、優しく取り除くだけで、きれいになります。

油は差しません。




下の写真は、外した部品です。




家庭用ミシンの糸調子は、上糸だけで調整しますので、下写真のような上釜が重要な部品になります。


何度やっても糸調子がきれいにならない場合、この釜にキズがついていることが原因のこともあります。

ほんの小さなキズがついていても、糸が上を滑る時に引っかかるので、糸調子が合わなくなることがあります。


キズがついた場合には、釜を買い直すことになります。意外と高くつきます。





下写真は、掃除が終わって、釜を置く様子です。

上釜は、ただ置いてあるものになりますので、簡単にズレる可能性があることになります。


そのため、厚い生地を無理に押しながら縫ったりすると、簡単に釜がズレてしまいます。ガッという嫌な音がした時は、この釜がズレてしまった状態です。

嫌な音がしたら、即座に縫うのをやめるのがミシンを壊さないポイントです。


何故、釜にキズがつくかというと、釜が定位置にあれば、針が適切な位置に下りますが、ズレた状態だと、本来針が下りる位置から外れてしまいます。この時に、針でキズをつけてしまうわけです。



ミシンで縫う時、これも昔学校で習った方が多いのかなという印象ですが、生地の向こう側を引っ張りながらとか、生地を力で押さえながら縫う方が多いです。


でも、ミシンは送り歯がついていて、無理に押してあげなくても進んでくれます。ミシンのスピードに合わせて、生地が曲がらない程度に押さえてあげるだけで十分です。


ミシンがやりやすいように、補助してあげる、くらいの気持ちです。コントロールするというより、サポートするという感覚で縫うのがきれいに縫うコツです。

そういう心持ちで仕立てた服は、不思議と着心地がよくなります。




ご参考にして下さい。