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夏が終わろうとしている。
秋の気配がもう本当にすぐそこまで来ている。

ちょうど今から約一ヶ月前頃
8月の下旬に私は由比ヶ浜にいた。
夏といえば海→海といえば夏→夏といえば恋的な雰囲気がとても漂う場所。
とは言いつつ、特に出会いを見つけに来たわけでもないので友人と海の家でビールを飲んでいた。

一人の男性が声を掛けてきた。

「一緒に飲みませんか?今独り身で寂しいんですよ」

その男性はとても酔っ払っている様子だった。その男性の友人が
「大丈夫です!すいませんすいません」

と謝りながらその男性を席に戻していた。
(私と背中合わせな席に座っていた。)


その後、なんとなく聞こえてきた会話によると詳細は省くが彼は絶賛失恋中。
そして未練タラタラという精神状態最悪コンディションの中で友人に連れられ由比ヶ浜に遊びに来ていたということだ。

まさに自暴自棄。

うん。わかるよ。
わかる。
自分の感情をどこに持っていったらいいんだか見失っているんだよね。そういう時って。

好きな人がいて、相手も自分の事が好きな時ってその人が自分のこと見ててくれるじゃないですか。
がんばってる自分、落ち込んだ自分、はしゃいでる自分。

一人で行動しててもしっかりと自分のこと気にかけて見ててくれる人がいるんだなと思うと気持ちがストンとそこに落ちるんだけど、今まで見ててくれていた人がもう自分のこと見てくれなくなった時のあの空虚感は、ヤバい。

自分だけ相手を気にかけてて、相手には気にかけられてない感覚。

あーもう考えるだけで切ない。


空虚感を埋めたくなる。
夏の雰囲気はその思いをいっそう強くさせる。
なんて言うか、恋愛スイッチが入りっぱなしになる。
これはね、もう夏に一肌脱いでもらって、夏のせいにして、勢い任せて新しいステップに進みたいところですね。
夏は人に恋をさせるのか。
…させるでしょう。

季節は変わってしまいそうですがあの男性に幸せな恋が落ちてきますように。
秋は人に恋をさせるのか。
…させるでしょう。