いわゆるあるひとつの決意表明とでもいいましょうか。
わたしは今まで勝手に虐げられていると感じながら生きてきました。二十歳くらいまで。
昨日擦りよってきたやつの目が今日は笑ってないみたいなこともありました。
しかし実際は虐げられている、というよりかは私自身が思い通りにいかない現実を勝手に拗ねて生きてきただけなわけでありまして。
しかしながらそう思って生きてきた中でわたしに背を向け裏切っていった、もしくはわたしが勝手に裏切られた、と思っているだけかもしれないひとびとに私は心狭くも未だに憎悪の念を抱いたりするわけで、そういうやつらをあっといわせるためにも、わたしは今日もギターを握るわけであります。
力一杯のストロークを。愛を込めたギターソロを。
憎しみのつまったバッキングを。今更どうこうとはいいませぬ。
ただ認めてほしいだけだったんだな。
ようやく涼しくなってきたというのに、感情は晴れません。しかしながらそんなものにもいつかざまぁみさらせ、というために、わたしはバンドという手段にしがみついて、今日も爪を研ぐ。