インテリアコーディネーター(住宅色彩セラピスト)のコバルトグリーンです
今日は色と住空間のお話です
※画像は「sangetsu」さんよりお借りしています
私たち日本人は和室にいると「落ち着く」「くつろげる」と感じます
和室全体を見渡すと、
■障子
■畳
■漆喰の壁
■天井の木目
などなど
自然素材が多用されていることに気が付きます
「真っ白」「真っ黒」というハッキリした色よりも
アイボリーやオフホワイト系の色が多いのです
和室の大きな面積を占めるアイボリー系は
「暑さ」「寒さ」を感じさせない中間の色
温度を感じさせないことも落ち着く要素になっています
人間の肌の色の「明度」は約50%
和室で多用される部材は
■柱の木目…50~53%
■天井の木目…55%
■壁…50~60%
■畳…40%
動物も含め、
人間は同系色で明度も同じような色
の中にいると落ち着くと言われています
日本人にとって自分の肌の色が保護色となり
心理的な安心感を得られているのですね
和室は一番おちつく自分の「肌の色」のような
やさしい色合いなのです
近年では「洋風の和室」も人気です
※画像はフリー画像よりお借りしています
床の間や障子などは無い「洋室の部屋」の床に
フチなしの畳を敷くケースも多いですよね
「ザ・和室」のイメージが苦手という方は
「真っ白」「真っ黒」をつかうのではなく
人肌の色合いを意識したやさしい色を選んでみてください
※画像は「sangetsu」さんよりお借りしています
やさしい色でコーディネートをすると落ち着く空間になります
※画像は「sangetsu」さんよりお借りしています
たとえば南欧風など、
明るく賑やかな雰囲気が好きな方は
明るい印象の洋風の和室にしても素敵ですね
これからマイホームを建てる皆さんの
ひとつの参考になると嬉しいです
最後までお読みいただきありがとうございました
(おしまい)