住宅色彩セラピストのコバグリです
モニターさんからのご質問で多いのが、床や建具のお色について
「床の色のおススメはAとBだとどちらですか?」
「建具の色は何色まで?」
「ドアの色で悩みます」
「巾木の色はどうしましょう?」
などなど…
私もマイホーム計画中に建具の色で悩んだ経験があるので、お気持ちがとてもわかります
こんな時、ビルダーにICさんがいたらどんどん質問してください!
でも、皆さんが選ぶ住宅会社に専属のICさんがいるとは限りませんよね
(我が家もいませんでした!)
そんな方のために、床・建具についてご紹介します
まずは「建具」って何?という話から
建具とは、窓、出入口、間仕切りなどに使う、ドア、襖、障子などの総称です
クローゼットの扉なども含みます
「木」と「紙」の文化をもつ日本では、茶色はインテリアの配色の中心をなっています
暗いこげ茶は「大地」を連想させ、床材などに使うと落ち着いた空間に
明るく薄いベージュにすると、温かみと広がりがある空間になります
建具の色選びの基本は床か壁に合わせることです
例えば床がダークブラウン系で壁がホワイト系の場合、
ドア色はダークブラウンかホワイトの二択から選ぶと失敗が少ないですね
床に合わせてダークブラウンにする場合は、重厚感と落ち着きのあるインテリアになります
逆に壁に合わせてホワイト系のドアにすれば、スッキリと広さを感じる空間になりますね
ハイ!ここで、ストップ!
このまま色選びの特徴を説明するつもりはありません。
実は、「置きたい家具の色」がマイホームの色選びの鍵を握っているんです!
今日お伝えしたいのはここからの部分です!
某建物探訪番組では、リポーターが床とダイニングテーブルの材を合わせていることに気が付き、感動していました
私もこの感性にはとても共感します
家具ひとつで空間が「すっきりした高級感が漂う空間」になるのです
私コバグリがおススメしたいのは、
「持ち込む家具」や「採用する家具」をイメージして、その家具をベースにマイホームのカラーコーディネートをすることです
なぜ家具の色なのかというと、全体の印象に家具の色の影響は大きいから
逆に言えば、失敗の原因にもなります
例えば明るいベージュ系の床に、ダークカラーの家具を置くのは高級感がUPするのでアリです
一方、ダークカラーの床に明るいベージュ系の家具を置くと、「安っぽい」印象になることがあるので注意が必要です
家具の色が決まると、おのずと「床の色はコレ」「ドアは壁に合わせようかな、床に合わせようかな…」と決まっていきます
建具選び、床色選びに迷ったときは、
その空間に置く「家具の色」を意識してみてください
私自身も新居に暮らしてみて実感しています
家具選びをテキトーにしてしまうとインテリアが台無しになってしまいます
(うちは家具の木の色が3色以上になり失敗したパターンです)
まとめると…
①家具の色を意識しよう
②家具の色から床を決めよう
③床の色から建具の色を考えよう
④色は3色以内に収まるように意識しよう
⑤インテリア写真の実例などを参考にしよう
素敵なコーディネートが出来ますように
悩んでいる方の一つの参考になると嬉しいです
(おしまい)