おはようございます!
住宅色彩セラピストのコバグリです
今年も残すところあと2日
家づくり中のみなさんにとっては特別な一年になったのではないでしょうか
どうか年末年始はゆっくり休んで、パワーをチャージしてくださいね
(家づくりで疲れている方はリフレッシュしてくださいね)
さて、今日は小さなお子さんがいるご家庭の家づくりについて
先日、某人気番組で、面白い住宅が紹介されていました
個室(?)が洗面脱衣室しかなくて、それ以外は巨大な吹き抜けで、スキップフロアのようなフロアで分かれているお家でした
「子供の様子がいつでもわかるように」
とのことで、空間をつなげているようです
私も3歳と7歳の子供がいますので、お施主さんのお気持ちは理解できました
が、同時に疑問がありました
フロアで用途が分かれていますが、壁を造れない難しい間取り
「将来、思春期になったお子さんや、ご夫婦のプライバシーはどうなるのかな…」
お子さんが女の子であれ男の子であれ、中高生にもなれば、親に着替えを見られるのを嫌うことが多いでしょう
逆にご夫婦も、お子さんと一続きの空間では、まったくプライバシーがないんですね
(スキンシップや、大人同士の会話など一切しないというご夫婦なら気にならないかもしれませんが)
我が家の長男が小さな時は、いつでも家族の気配がわかる狭小団地が重宝しました
がしかし!
あのときの赤ちゃんは小学生になりました
「母さん、おれ、今日は一人でお風呂はいる」
と言うこともしばしば…
子供は成長します
そして、いつか大人になるんですよね
成長に合わせて間取りを変えられること
お子さんが小さいうちにマイホームをもつご家庭に必要な工夫です
かといって、子育てを全く意識しない家づくりというのももったいないですよね
子供が5~6歳くらいまでは、奥様がもっとも苦労するポイントは「育児」
育児の負担を軽くすることは、奥様の体力・精神力の回復につながります
「家に育児を助けてもらう」という視点がポイントです
お子さんが大きくなった先輩ママさんは、もう幼児を育てることの苦労を忘れているように感じます
(10歳以上年上の友人の育児の悩みは、もっぱらお子さんの受験と就職だそうです。あと教育費…)
お子さんが生まれてからの5年、10年って、親子の時間も濃いんですね
お子さんが家にいる時間が多いですからね
育児の視点を全く考慮しない住宅というのは、「家に育児を助けてもらう」という投資のチャンスを放棄しているようなもの、「もったいない」と私は考えています
つまり…
はじめに紹介した壁が作れない「幼児の育児のことだけを見ている」家づくりでもなく、「育児を意識しない」家づくりでもない
その中間を、バランスよく目指すことをおススメします
小さいお子さんがいる皆さん
育児を意識しつつ、10年後、20年後、30年後の暮らしもしっかり考えて家を造りましょう
大変な育児を楽にする家に投資しましょう
そして、将来の教育費も考えた「身の丈に合った家」を造ることも忘れないようにしましょう
あなたのマイホームが最大のパフォーマンスを発揮できますように
(おしまい)