どうも!コバルトグリーンです
今日は
整理収納に関心がある方
これからマイホームを建てる方
に読んでいただきたいお話です
私が整理収納にはまったのは
2014年頃
整理収納が大ブームになった時期で
「親の家の片づけ」も注目されました
そんな時、
友人からこんな話を聞きました
「新居に引っ越してから
60代の義母が
認知症になってしまった」
「うそ~引っ越しで??」
と驚いた私は
書籍やネットで
調べてみたんです
すると…
急激な環境の変化は
高齢者にとって想像以上に
ストレスがかかるんですって
慣れない土地と家で
はじめての同居生活
旧居のように
畑仕事をしたり
お友達と縁側で
おしゃべりしたりということが
全くなくなり…
お義母さんは
徐々にかわっていったそうです
「家に帰りたい」と
新居の中で言い出したり
「お財布からお金を盗まれた」と
モノとられ妄想がはじまって…
最後の方は
お嫁さん(友人)に声を荒げたり
夜中に徘徊したりと
本当に大変だったそうです
高齢者にとって
環境の変化は
順応するために
本当に苦労するんですね
(友人の話を聞いて勉強になりました)
このお話は引っ越しに限りません
「子」が「親」の家の
断捨離をしたり
片づけをしてあげることは
よくあることで
その時は綺麗になって
サッパリしたと思っても
いざ「親」がひとりで
普段の生活をしようと思った時
「どこに何が収納されたのか
逆に混乱する」こともあるのです
(例えラベリングしていてもわからない場合もあります)
わたしたちから見て
家具で溢れているように見えても
実はその家具に手をかけて
立ち上がる動作がラクにできていたのに
家具を片づけたことで
動作がしにくくなる…という
弊害が生まれることもあります
「整理収納」は
時と場合によっては
高齢者の生活に負担を
かけることもあるんですね
逆に
他人からしたら雑然と見えても
「どこに何がある」と把握して
リラックスして生活できることもある
(もちろん衛生面で健康が危ぶまれる場合は片づけましょう)
生活をガラリと変えるのではなく
思い入れのある家具や道具は
あえて断捨離せずに
残すことも必要です
実際、認知症の方が
入居中の老人ホームに
お気に入りの「桐ダンス」を持ち込んだところ
気持ちが落ち着いた方もいるそうですよ
二世帯マイホームを建てる皆さん
新居へのお引越しの際
親御さんの環境の変化へのケアも
忘れずにしてあげましょう
「安心感」「リラックス感」が
とっても大切ですね
親御さん宅の断捨離も
「動作」や「習慣」を
しっかり観察した上で
配慮しながら上手に
進めていただければ…と思います
なにより
親が「高齢者」になる前に
少しずつでも良いので
整理収納のサポートが出来れば
お互いのストレスが最小限で
済むのではないでしょうか
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最後までお読みいただき
ありがとうございました
皆さんがストレスなく
「断捨離」「引っ越し」が
できますように
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