オリジナルは、レス・バクスター率いるところの、フォーラム。サンシャインカンパニーのバージョンはそのカバーであると思われます。

 1970年代後期にオンエアされた、大滝詠一Go Go Niagara さわやかサウンド(2)ではフォーラムバージョンがオンエアされて、その曲紹介の中で大滝さんはサンシャインカンパニーのバージョンもあることに触れていました。

 さわやかサウンド、というのは、今でいうソフトロック、に相当するジャンル名で、60年代中後期のフラワーサウンドムーブメントの曲を指しています。そのソフトロックという呼称は80年代に現れたもので、70年代にこのジャンルを表す適切な呼称はありませんでした。それで大滝さんはさわやかサウンド、という呼称でこのジャンルを紹介したのでした。ちなみに英語では、sunshine pop といいますが、70年代にこれを知っていた人はごくわずかだと思われます。