粒々お味噌 -23ページ目

粒々お味噌

私の小さな脳ミソの成分です。

 

久しぶりにフラッシュバックが。


【赤いお帳面】
深い赤、青味を越え黒味を含んだような。
端は針金の巻き巻き、表の下の方にパンダの模様。

不思議な経緯で私の元へとやって来ました。
知らない誰かが夜逃げし、債権者と呼ぶに足らない別の誰かが大きな車を持つ私の父に頼み、赤札を貼られる前の家から残留品を運び出し……
てな感じの、少し物騒な一件(だった気がする)。

当事者でない父は迷惑がるでもなく、面白半分な様子で夜半に出掛けて行き、遅くにお礼の品とお裾分けの箱を抱えて戻りました。
中には、たくさんの蜂蜜(ヤッターマンのシール付き)とガラクタ。
何もエエモンなくて気の毒やった、と笑いながら、ちょっと目を引く1冊を私に手渡しました。

子供には珍しい形、厚めの紙に昔っぽい柄、光沢のある深い色、に期待して開くと、なんてことない横書きのお帳面でした。
可愛らしい模様の紙でなくてガッカリし、用途もないので放っていました。
しかしある夜、日記帳であったのだと知りました。



不詳のフ 小粒