【評価】告白
☆☆☆☆ 3.5点
▼あらすじ
愛娘を殺された教師・森口悠子(松たか子)が
生徒を相手に事件の真相に迫るミステリー映画
湊かなえのベストセラー小説の映画化作品
▼2010年 106分
監督・脚本:中島哲也
出演:松たか子、木村佳乃
┗日本アカデミー賞 4冠達成
【一言感想】
復讐失敗してね?
「 なーんてね 」が全然決めゼリフにならない筋書き
だと個人的に感じましたね~
【GOOD】
観てよ この…
邦画ならではの画の暗さ!
全編こんな感じですね~
この不気味な青い影と、仄暗い画面の彩度コントラストがたまりません!
中島監督、大好きです!
【総評】
①脚本 ☆☆☆ 3点
②演出 ☆☆☆☆☆ 5点
┗中島監督作品のファンなら
この作風に沿った映像コントラストは涎モノでは?
③キャラ ☆☆☆ 2.5点
④展開 ☆☆☆ 3点
⑤BAD
- とにかく復讐の詰めが甘い
- 先生側に大義名分を超えた狂気が足りない
- 夫の存在感が弱い
▼復讐失敗説
まず第一に、
彼(シュウヤ)の手で
母を殺させたら復讐失敗でしょ!?
だってね、彼らの母子関係は愛憎で成り立った
非常に複雑で不安定なものなんですよ
だからこそ、シュウヤは母に自分の作品(爆弾)を褒めて欲しかった
その作品で憎き愛しい母を殺しちゃったら…
母親超えちゃうじゃん?
“一生ママは僕のモノ”になるじゃん?
「 シュウヤはお母さんに振り向いてほしいだけなの
寂しいだけなの… 」という恋人の言葉通り、
振り向いてほしくて…でも愛される自信が無くて…
そんな関係を自分の手で永遠に破壊することが出来ちゃったら
サイコパス冥利に尽きるじゃん笑
少年犯罪者らしいエゴイスティックな発想だとそうなります
私が森口先生(松たか子)なら
シュウヤの母親を殺すことを最大の復讐としても
彼の存在を微塵も感じさせずに一切の接点なく殺します
ただ、彼の母を殺しただけ。
彼に何の相関もなく。
これで初めて復讐達成ではないでしょうか
彼からしてみれば
『 森口によって、ただ母さんを奪われただけ 』
のほうが辛いはずです
そしてその“ただ命を奪う”ことが
最後のメッセージ、「ここから君の更生が始まる」につながるわけです
つまるところ”目には目を~”というのがこの決めゼリフの本質なので
まったく同じことしないと決まらないセリフでしょ?
▼つまりね…
彼は母に自分を求めて欲しいから
世間から注目されたくて人殺しになりたいんです
でも、なおくん(少年B)のせいで惜しくも
森口先生の娘を自分の作品で殺したことにならなかった…
なのに彼の作品で(誰であろうと)人を殺しちゃったら
殺人が立証しちゃって
悲願達成じゃないですか!笑
だから彼の殺人計画は不発で終わるべきなんですよ!
永遠に不発でないと意味がない!
作中でも自分で殺せなかったことを悔しがっていたシュウヤですからね
失敗作の烙印を本人自身にに背負わせなきゃダメでしょ!
初めて奪えた命が愛しく憎い母なら満足しちゃうよ…
私なら復讐の筋書きは変えて、
永遠に欲しいものが手に入らないマヌケなピエロでいてもらいます
▼作り手が狂気知らず?
→殺人成功だが被害者は最愛の母 = 最悪の悲劇
というのは、いかにも善人らしいシナリオ笑
→計画は失敗に終わり、ただ母を奪われただけ
のほうがよっぽど虚無感と絶望感があると思うけどなぁ~
敢えて彼の爆弾で殺す。
それが復讐というなら、それはまさしく
善人が考えた筋書きとしか言いようがない!怒
だからあのラストに納得がいった人は善人です
でもそれがフツーなんだよね笑
【まとめ】
誰も救われない辛辣なテーマなので
せめて、メーター振り切って欲しい
私はラストに肩透かし感を喰らってしまいました
せっかく全篇通して美しい狂気が渦巻いているのに
全然、シュウヤから絶望の人生が見えなくて笑
もっと狂気の本質を描き切ってほしかった!
▼おすすめは?
少年犯罪を軸に日本の学校社会・家庭環境に巣食う闇を
胸糞展開で観たい方はオススメ笑
特に日本の学生社会における集団心理の狂気は
上手く描けているんじゃないでしょうか?
特に、閉塞ゆえの非日常を求めるゾンビ感ね笑
問題作であり衝撃作でもあるんですが…
これはミステリー映画として認知して観たほうが
純粋な面白さが増すと思います^^
邦画の話題作…やっと観れた(;^ω^)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まず最近観た作品の1本やっと書けた!
さて明日も絶妙に忙しいんですが
自分のペースで頑張ります^^
なんだかんだ映画レビューが少しずつ溜まってきて
嬉しいです笑
記録に残すと案外、内容を数日たっても覚えているのが嬉しい誤算だったかも!
それではbye!^^







