高校時代、日本史の授業で小僧(しょうそう、「こぞう」ではない)行基について知りました。
先に断っておきますが、私は熱心な仏教徒でもなければ仏教に詳しくもありません。
ですので、私の思い出話として読んでください。
日本史の先生が教えてくださったのは、
その昔(聖武天皇のころ)仏教は貴族や天皇家のものであり、庶民には教えられなかったそうです。
寺も仏教も、一部の特別な人たちに独占されていたそうです。
行基は、そんな時代に一般庶民に仏の教えをとき、困っている人々を救済していったそうです。
貴族や天皇が困っていなかったわけではないでしょう。
しかし、飢饉など庶民も大変苦しい時代でした。
怒ったのは、貴族や天皇。
小僧(つまらない僧の意)行基!と蔑み、彼の活動を弾圧したそうです。
ですが、当然、民衆は行基を慕いました。
朝廷もいろいろな事情があって、後に彼を認め、大僧正に抜擢したとのことでした。
高校生の頃、この話を聞いた私は、素直にすばらしい人だと思いました。
行基のサクセスストーリーではなく、その優しく強い心にです。
この思いは、いまだ私の胸にあります。
さて、ここで、コーチングです。
私は、常々、コーチングは広く知られ利用されたらいいなと思っています。
そうすれば、無駄な争いや悩みが減ると思います。
そして、なりたい自分になるために前向きに日々を過ごす人が増えると思っています。
仕事ですので、売り上げは必要です。けれど、億万長者でなくていい。
それよりも、私の身近なところから、幸せな人を増やしていきたい。
しかし、現実は先ほどの仏教と同じような状況です。
例えば、パーソナルコーチング1回30000円。
エグゼクティブコーチングの場合、1回で100000円をこえるものも。
誤解していただきたくないので書きますが、
内容からすれば、その値段は妥当なのかもしれません。
でも、本当にすべての人にここまでの内容が必要なのかと私は思うのです。
そこで、私が考えたのが・・・
長くなったので続きは明日。
興味がある方は、よかったら明日も読んでくださいね。