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学生時代、
気の合わない、折り合いのつかない友人がいた。
自由に、気ままな言動。
物知り顔な態度。
年上にも平気で意見する。
周りに気を遣い、
協調性を重んじていた当時の私にとって、
その子の存在は脅威だった。
訳あってほぼ常に同じ空間にいないと
いけない状況にあったため、
毎日が苦痛でしかたなかった。
その時にとった私の行動は
逃げること。
学校も休みがちになった。
立ち向かうのではなく、
向き合わない選択をした。
あの時の体験は、私に、
「人間関係がうまくいかないとき、
私は何もすることができない」
という信念となり、
卒業後も影響することになった。
折り合いがつかないと
じぃっと動かず、我慢し、
限界を超えると逃げる。
そのパターンが得意になっていた。
その後、コミュニケーションを学び出してから、
自分のパターンを知り、
向き合うべきときに立ち向かう勇気を手にいれた。
人とチームを組み活動するようになり、
はっきりとNOを突きつけられる体験があった。
同時に、私からもはっきりとNOを突きつけた。
それは自分にとって、
ほとんど初めて
「私はこういう人間関係だ」
と表明した瞬間でもあった。
うれしかったし、
昔の自分が救われた気がした。
自分を自分たらしめている信念。
それって本当にそうなのか。
むきあう価値は多いにあると思う。
