拒食症の時はトイレまで付いてきていた娘に
最近はすっかり無視され、さびしい思いをしている
コーチ・アヤコです。
勝手なもんですね・・・。
親って・・・
というか、私・・・
娘が拒食症の時には、
いつも、娘に監視されているような
見張られているような感覚を持っていました。
「ママ～、ママ～」と家の中で叫んで呼ぶ。
ちょっとそこまでの些細な買い物にもぴったりとくっついて、
必ず二人一緒に何かをする感じ・・・
その時、娘は高校2年生・・・。
普通なら親がうっとおしくなる年頃。
また、娘は
私に対して発した一言一言が
私の気に障っていないかをものすごく気にしていました。
「○○ちゃんはどうしたい？」と聞いても
たいてい
「ママはどうしたいの？ママが決めて。」と自分で決めることに自信が無い様子でした。
それは、決める内容そのものに自信が無いのではなくて
自分自身に自信が無い状態。
自信が無い自分が何かを選択することに自信が無い・・・
不安・・・
そんな感じでした。
ところが今は、
私 「就活と編入どうするの？」
娘 「考えてる！自分の人生、人に決められたくない。自分で決めるっ！」
私 「・・だよね・・・」
私 「お盆休みに大阪行くけど何泊泊っていいの？」（娘の一人暮らし宅）
娘 「2泊３日くらい・・・。一日は一緒に買い物行くけど、ママと二人でやることないじゃん。」
私 「・・・・だよね・・・」
娘には今、ちゃんと居場所ができている・・・
そんな感じがしています。
見捨てられまい！と私にべったりくっついて
不安を紛らわす必要がもうない。
自分の生活を
自分の時間を自分のために使っている。
拒食症の時は、
私の顔色ばかりうかがい、
ありのままの自分でいられなかった娘・・・。
「ママ、私のこと好き？本当に好き？」と何度も何度も聞いてきた娘。
今、「好きよ」と言うと
「気持ち悪い！やめてっ！！」と本気でいわれる。
そして、痩せることでしか
自分の価値を見いだせなかった娘。
娘はもう、
『痩せることで自分の価値を見出す』必要が無くなった。
ココロが充分に満たされていれば
痩せて無価値観を満たしたり
悲しみや苦しみをアピールする必要がそもそもなくなる。
体を張って訴えていた
本当の悲しみや苦しみを
親（とくに母親）が 条件を全く付けずに
丸ごと受け入れつづけ、存在を肯定し続け
心の居場所を作り、
子どもが 本当の安らぎを感じられたなら
拒食症を使って苦しみや悲しみをアピールする必要が無くなる。
心を受け入れて・・・
心を受け止めて・・・
あなたが拒食症にまでなって得たかったもの、
本当に欲しかったもの・・・
無条件に受け入れられこと
無条件に愛されること・・・ではないだろうか？
私の理想としていた（こうあって欲しいという）娘とはかけ離れている今の娘。
私ならこうする・・・という判断基準が私とはほとんど合わない娘。
価値観は全くと言っていいほど違う。
それを受け入れられなかったのは私だった。
私とは違う新しい価値観を持って生まれてきた娘。
その価値観や想いを、私の色に染めようと（無意識に躍起になっていた）していた私。
拒食症になり、自分を取り戻したかったに違いない。
そのことに気付いて
『娘は娘』
私は私･･･親子であっても別の人間だと
気付かされた。
別の人間なのだから
誰の所有物でもない。誰かに支配されることなどない。
あなたが何かを無理やり変えたり自分をゆがめる必要などない。
あなたは、あなたのままでいい。
ありのままのあなたは そのままで価値ある存在なのだから。
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拒食症はココロの病気です。
ココロを治すことに取り組み、一日も早く笑顔が戻ってきますように・・・
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