少し早めに休みを取って、昨日の夜から旅行に出ました。


旅は良い!


綺麗な景色や、名所を巡るのも、その場所の名物料理を食べるのも、現地の人と会話するのも、どれも新鮮な体験です。


気持ちをリフレッシュさせるには良い方法です。



今回の旅行先は、フィリピンです。


ビーチリゾートで有名なセブ島に向かって、現在マニラの空港で乗り換え待ちしてます。



マニラに着いたのが、真夜中の12時。


セブ島行きの飛行機は、朝の5時40分発です。


今、3時半過ぎです。
さっき夜食を食べていたエリアは

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こんな感じで人もまばらだったんですが、


搭乗口に来てみると!

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人だらけ。

真夜中の方が飛行機も安いので、この盛況ぶり。

島がたくさんあるフィリピンでは飛行機が身近な交通手段なんでしょうね。

高いけど、速い!
てな感じで。



空港での乗り継ぎは、大して苦痛では無いのでどうという事は無いのですが、


先ほどマニラに到着後に、早くもトラブルに巻き込まれそうになりました。


その事を書こうと眠い目をこすりながら起きているワタシ。


マニラの国際空港は、かなり規模が大きく、ターミナルが4つあります。

成田からマニラへの便がターミナル1に到着。
マニラからセブに行く便が、ターミナル3から出発。

という事で、空港ターミナル間を移動しなくてはなりません。


一応、それなりに旅慣れているワタシなので、こんな時は空港内の移動手段を使えば良いと想像がつきます。


ターミナル1の旅客者出口をくぐると、空港内を循環するバス乗り場が、、、



見えない!



少し面喰らうワタシ。



と、近くにいたガードマンに声をかけます。
Securityと書かれた服着てるから、空港の職員でしょう。信用します。


ワタシ:
ターミナル3に行きたいんだけど。

おじさん:
何時のフライトだ?

ワタシ:
5時40分だけど?

おじさん:
タクシーに乗りなさい。あの運転手について行って!


巡回バスとか走ってないのか?
釈然としないまま、タクシー運転手がわんさかと待ち構えるゾーンに足を踏み入れるワタシ。

一人の運転手がワタシの荷物を持って、グイグイと歩いていきます。
荷物を持たれては仕方ない。

一緒に歩いていくしかありません。


ワタシ:
ターミナル3に行きたいんだけど

運転手:
何時のフライトだ?

ワタシ:
(またこのやりとりかい!)5時40分だ。

運転手:
わかった。早く行こう。




なんか、せっつくのが気になります。
そもそも乗り換えまでは5時間もあります。
急ぐ必要はありません。
そもそも、まだ料金さえ聞いてないのです。

どうも、今いるのは、高級タクシーゾーンの様です。
彼らは金持ち向けのタクシーで、料金もメーターでは無く、ゾーン制の一定距離一律の料金体系のはず。

下手すると、空港内の移動にもかかわらず、高額な支払いをすることになりかねません。


ワタシ:
で、ターミナル3までいくらなの?

運転手は明らかに戸惑いながら(ヤバイと思ったのかな?):
正規料金をもらう。

ワタシ:
だから、いくらなの?

運転手:
900ペソです。

ワタシ:
冗談じゃない。論外だ。バイバイ。


900ペソ、日本円にしたら2,500円足らずですが、フィリピンでは大金です。

メータータクシーに乗ったとしても、空港から北に向かって走って、マニラ市内を抜けて隣の行政区まで行っても、まだお釣りが来るくらいの料金です。

それを、いくら広いとはいえ、空港内の移動で請求されるとは思いもよりませんでした。


金持ち向けのタクシー、恐るべし!


ワタシは後にも先にも、金持ち向けのタクシーに乗る事は無いでしょうから、近距離900ペソという設定が、金持ち向けのタクシー的に妥当な料金だったのか知る由もありません。


でも、ワタシとその運転手さんとの交渉が決裂したのを見て、


300ペソ!


と、叫んできた運転手さんがいた事から、







カモと見られていた可能性が高いです。。。





その300ペソでさえも、空港内の移動に払うには高額と感じたケチなワタシ。

もう、タクシー運転手は信じられません。

再びターミナル1の建物に近づきます。



と、今までと反対の方向を見ると、でっかいバスが停まってます。



近づいてみると、
Airport authority transportation.
と書いてあります。



無料の巡回バス、発見!



こんなに近くて見えやすい場所に巡回バスの停留所があるのに、

よくもまあ。ターミナル3までの客を取るもんだなあ。


しかも、


バスは無料のところ、タクシーは900ペソ!





怒るよりも、むしろ感心しました。




バスがいつもいる訳では無いし、時間が無くて急いでいる人もいるし、お金に余裕のある人もいるでしょう。



何でもトライすることか大切なんだな。
と、妙に納得したワタシ。

金持ち向けのタクシーゾーンを横目に見ながら、無料バスに乗り込みました。


荷物も人もギュウギュウで、それなりに不快でしたけど、無料を選んだワタシにとっては想定内です。


自分の身の丈に合った選択が出来た、マニラ空港の乗り換えでした。



今日学んだ事:
何事も、事前に確認する事が大事。
自分が納得するなら、どんな金額でも妥当。
ワタシは、ケチな人間です。