数年前のバスクリのお題ですが、書いていきたいと思います。

私はバスケットボールは
『状況判断のスポーツ』だと考えています。

自分自身、身長、運動能力に
恵まれたプレイヤーではなかったですし、
所属したTeamも他のチームよりも身長、
運動能力が劣っていることが多く、
『頭を使って、状況判断をしたバスケットをする』ということを常に求められました。

ですので、『状況判断ができる』ということは、
自分自身のバスケットを構成する要素としては、
軸となっているものです。


また、
私は一番最初に好きになったNBAプレイヤーが
あのマジック・ジョンソンだったこともあり、
司令塔、ポイントガードというポジションには特別な思いがあります。

ただ、マジックジョンソンのプレイを
見ていると派手で華やかですが、
自分で実際にプレイしていると派手で華やかなプレイは
確実なファンダメンタルの習得、状況判断力の上に成り立っていることに気づかされます。


NBAだけでなく、国内のプレイヤーでも
様々なタイプのポイントガードがいると思いますが、
私が考えるポイントガード、司令塔は『TeamのOffの総責任者』だと考えています。

TeamがどのようなOffを表現するかは、
すべて司令塔のやり方次第で、よくもなり、悪くもあるからです。

司令塔がOffの選択肢をあやまれば、
Defの思うつぼになる場合もありますし、
味方のプレイヤーの苦手なプレイをさせてしまう場合もあります。

司令塔は、
・自チームのOffのバリエーション
・自チームのプレイヤーの特徴や調子
・相手チームのDefの狙い
などを踏まえて、
PassやDrive、オールコートでのBall Pushによって、
ゲームの中でOffを作っていく必要があります。


逆にDefでは、
Teamで求められているDefの約束事やレベルを
しっかりと表現できることが最低限必要ですが、
司令塔となるプレイヤーに何か特別なことは求めていません。

確かに
「ココ!」というときに
オールコートで当たりにいったり、
ダブルチームにいってプレッシャーをかけたり
することができることは、
非常に有効だとは思いますが、
それ以上にOff面での役割を重要視しています。


上記のような司令塔を育てるのは容易なことではありません。
自分の思うとおりの状況判断力、技術力を身に着けていくには、相当の時間がかかります。

私は幸いにも
小中高大と一貫教育の学校のバスケ部の指導に携わったので、
中学入学してから大学卒業までの10年間をかけて
選手を育成していくということができましたが、
やはり相当苦労した思い出が多くありますあせる


実際に育てていく上で私は以下のような手順を踏んでいくのがよいと思います。
①必要最低限のファンダメンタルの育成
②対人プレイの中での正しい選択肢の理解
③様々なシチュエーションを経験させ、多様なシチュエーションでの状況判断力の向上


次回から一つずつの手順の詳細について、
書いていきたいと思いますパソコン
前回、仙台にbjリーグを観戦しにいったことを書きましたが、
その時の写真を何枚かのせたいと思います。


①体育館の雰囲気
Basketball Coach Senaのブログ-試合雰囲気
観客席が黄色で染まってますね~


②志村登場
Basketball Coach Senaのブログ-志村登場
第2Q途中、志村登場!


③ミンミンのFT
Basketball Coach Senaのブログ-ミンミンFT
やっぱり、でかい・・・
ちなみにFTは2本ともはずれましたあせる


④地元選手
Basketball Coach Senaのブログ-地元選手活躍中
地元選手が11人中、6人もいるんですね。
こうやって自分が育った地で自分の好きなことができて、
且つ地元の人に応援してもらえる、応援できるというのは、
お互いにとても幸せなことですよね音譜


⑤ガーデナーに対するDef
Basketball Coach Senaのブログ-Defの姿勢
低い姿勢。
前回にも書きましたが、
この写真を見てもガーデナーに対するDefを
がんばっていたことが思い出されます。


⑥試合後 その1
Basketball Coach Senaのブログ-試合後1
負けてしまいましたが、
真ん中で集まって互いハイタッチをしていました。
また次の試合に向けて、モチベを高めている様子でしたアップ


⑦試合後 その2
Basketball Coach Senaのブログ-試合後2
試合後はコートの周りにブースターが集まってきて、
各選手がハイタッチをしながらまわっていました。

途中で写真をとったり、サインに応じたりと
選手達はとてもあったかく接していました。

特にウェブの笑顔がとても可愛く、
プレイ中とのGAPがよかったです合格


ほかの会場は
有明と代々木しかいったことないのでわかりませんが、
仙台のホームコートは運営面でサポートしている方々、
ブースター、そして選手が一体となっている、
とても好感の持てるところでしたグッド!

今シーズンはスケジュール的に厳しいので、
また来シーズン、いってみたいと思います車
実は先シーズンまではbjリーグを
見に行くことはありませんでした。

どうしても、
『Defをあまりやらずに、外国人選手の1on1、2on2の打ち合いをしている』、
『そういう環境の中で日本人が自分の持ち味、言い方をかえると居場所を確保できないままになっている』
というイメージがあったから。


でも今年になって、
それのイメージを覆すプレイヤーがbjに入ってからは
ちょくちょくと見に行くようにしています。


今回は
東京でしか見たことのない仙台89ersの試合を
『ホームで見たい!!』という気持ちを抑えきれず、
仙台までいっちゃいました。

もちろん、ETC割引も背中を押してくれました(笑)


仙台は首位浜松との連戦に
初戦勝利して、2試合目も連勝を狙っている試合でした。


体育館についたと同時にティップオフメラメラ

お目当ての選手はベンチスタートでしたが、
仙台は出足好調合格

浜松は話題のスン・ミンミンもいましたが、
実際はやはりマイケル・ガーデナー中心のオフェンスを展開。

しかし、前日かなりやられたというこもあり、
仙台のガード陣の激しいDefで
ガーデナーに苦しいシュートを打たせ、
浜松の得点をおさえていく。

Rebを抑えてからのブレイクも決まり、得点を伸ばしていく。
特に高橋からウェブへのアシストによるダンクはスゴかった!!

Shootが決まらないガーデナーは
ファウルをアピールしたり、集中力散漫なプレイをしたりと、
仙台のDefは前日の課題に対応するDefを見せる。

ガーデナーが決まらない間は
モリソンなどで点をつなぐがチームとしてFTが入らず、
第1Qは仙台が大きくリードして終了。

FTの時のブースターのブーイングや、
仙台のガーデナーに対する激しいDefが生んだリードといってもよかったかも(笑)


第2Qになると、仙台の得点が止まる。
前半に出していたブレイクのような形が出ず、
Set Offのみの展開となる。

その間にガーデナーのShootが決まり始め、仙台を追い詰める。


仙台はPGを日下から志村に交代。

志村も日下同様にガーデナーに対して激しいDefをする。
ここからガーデナーのShootがまた決まらない。
志村はガーデナーから激しいDefによりスティールをするなど、
激しいDefから仙台のOffに違うリズムを与える。

仙台はファウルを誘い、FTで点をつなぐが、終盤はShootが決まらず、得点がのびなかった。

浜松は交代したあとに審判に暴言を吐き、
ガーデナーがテクニカルファウルを吹かれるなど、
自分たちのペースにのれないながらも、
大口や他の外国人選手が得点をつなぎ、
前半終わって、34-32と2点差まで仙台にせまった。

仙台はPG二人がガーデナーを抑えたが、
モリソン、堀田、大口などにつながれるなど、Team Defとして課題があるように見えた。
またOffでは、RebからのBreakやSet Offでのインサイド、アウトサイドのバランス、バリエーションが
もっと表現できないと、「ここで点をとって離したい」という時に得点がとってこれないように見えた。


ハーフタイム中、
コートではハーフタイムショーが行われていたが、
自分は体育館の入り口付近にある89ersを取り扱った新聞記事の掲示や
グッズ売り場に足を運んだあし

特にグッズ売り場では、
多くの人がいろんなグッズを手にして、
実際に買っているのが目立った音譜

いままでJBL、WJBLでは
あまり考えられない光景だなと素直に思った。

自分も友人に志村のストラップ2コとマスコットボールを買いましたニコニコ



いよいよ、後半スタート。
仙台は前半同様に激しいDefにより、浜松を3分ほど無得点をおさえ、
その間に日下、セントブルー、ホルムのFTなどでリードを広げる。
このまま、リードを広げるかと思いきや、ここでガーデナーの連続3Pointが・・・・汗

仙台は得点がとまり、日下と志村が交代。

大田の得点で同点に追いつかれ、ガーデナーのFTで逆転されるむかっ

ここから仙台は、
高橋の3Point、
志村のBreakからのレイアップ(一番テンションあがったアップ)、
セントブルーのShootなどの猛攻を見せるグッド!

約3分間、浜松に得点を与えない激しいDefを演じ、リードを7点に広げた。

しかし、先ほどと同様にリードをこのまま広げるかと思いきや、
堀田の3PointやOff Rebからの得点を許してしまい、第3Qを2点のビハインドで終える。


第4Qは仙台にとって苦しい展開となる。
第3Q同様にOff Rebからの得点を許してしまう。
その間にファウルがこみはじめ、1end1スローをはやい時間から与えてしまう。
このFTをしっかりと修正して浜松は決めてくる。

仙台はアウトサイドシュートが決まらず、
Offに偏りを見せ始める。
相手にOff Rebもとられているため、Breakもでない。

その後も浜松はFTをしっかりときめ、リードを二桁に広げていく。
交代直後に志村が放った2Point Shootが決まれば、
一桁点差になるところだったが決められず、
逆に堀田に3Pointを決められてしまうダウン

仙台はウェブ、志村の連続3Pointで追い上げるが、
ファウルゲームで与えられたFTをきっちりと浜松が決めて、
79-88で浜松が勝利したあせる


仙台を応援していたし、結果は残念だったが、
仙台ホームの雰囲気の中で試合が見れたことは非常によかったラブラブ!


自分は東京ホームの試合しかみたことなかったが、
やっぱり地方都市だと雰囲気が違うと感じた。
応援により『愛』があるというか、体育館全体に『89ersを応援するぞ』というオーラのようなものがあった。
子供からお年寄りまでが試合の運営、試合の応援に関わって、選手を心から応援している。

日本のバスケットでもこのような部分が生まれてきたことは、素直にうれしい。


バスケットの面でいえば、
能力の高い外国人選手を日本人選手が激しいDefでおさえようとしているところは
非常に好感がもてた。

特にガーデナーに対する
仙台の日下、志村のDefが際立っていたが、
浜松の大田もマッチアップするときは
すべて外国人選手だったし、体をはったDefで仙台のインサイドでの点をおさえていた。

こういう外国人選手と
常にマッチアップしなくてはならない環境というのは、
絶対に選手の経験値をあげていくと思し、
このような状況の中で日本人選手は自分のプレイングタイムを
勝ち取る努力をしていければ、選手のレベルも向上していくだろう。

特に浜松は外国人1on1主導のバスケットが目立った。
堀田、大口は完全に3Point Shooterとしての役割に固められていたように見える。
Team事情にもよるが、外からShootを打つだけでなく、
打てなかった時のドライブ、そこからのアシストができないと、Shootを抑えられて手詰まりになってしまう。
日本人プレイヤーのレベルアップを望む自分としては、
このような部分ももっと見せてほしいと思った。


ただ、一概に
『JBLのほうがbjリーグよりレベルが高い』という固定概念が
通用しない部分が出てきていると感じる。


今後、2年を目処に統合していく方向と聞いているが、
その時までにbjリーグに所属する選手も
今の環境をうまく活用して、さらにレベルアップしていければ、
統合後もbjなりの良さを表現できるはずである。


先ほどの固定概念をまだお持ちの人は、
一度bjリーグの試合を観戦してほしいと思います。


とりあえず、仙台89ersプレイオフ進出決定!!
プレイオフもがんばってほしいですねグー
前回に引き続き、
「大きなマッチアップマンに打ち勝つ ディフェンス編」について
書いていきたいと思います。

内容が膨らんでいってしまいましたが、
今回はディフェンス編の最後としている
③インサイドを守ることに重点をおいたZone Defによる対応
についてになります。


③インサイドを守ることに重点をおいたZone Defによる対応
インサイドを守ることを重点においたZoneによって、
大きなマッチアップマンに打ち勝とうとした場合、
これは割と一般的かもしれませんが、
私は迷わず『2-3 Zone』を選びます。

2-3 Zoneはゴールに近いエリアに3人いることで、
ゴールに近いエリアを厚く守ることのできるDefです。
しかし、Top、45度のエリアを上の二人で
まもらなくてはいけないため、
比較的アウトサイドシュートを打たれやすいDefでもあります。

Zoneはそれぞれの種類において、
"弱いところ""強いところ"があります。
全てを守ろうとすれば、
選択したZoneの"強いところ"も失ってしまうかもしれません。
私は、Zoneで対応しようとした時点で、ある部分には目をつむり、
「ここだけは絶対やらせないようにしよう」と選手に言うようにしています。

今回の2-3 Zoneの場合は、
「ある程度、アウトサイドのシュートは打たせてもいいが、
中-中の合わせやゴールに近いエリアでは
絶対やらせないようにする」ということを、選手に徹底して伝えるようにしています。

それでは、2-3を実施した場合の、具体的な対応について書いていきたいと思います。


A:インサイドにボールを簡単にいれさせないようにする
Zoneをしかれたチームは、
一般的に「パスをしっかり回そう、インサイドにボールを入れよう」と思うはずです。
2-3の場合、外でボールが回っている分には、
私は問題ないと思います。
しかし、相手がインサイドに入れようとしているのに対しては、
厳しく防いでいくようにします。

インサイドにビックマンがいるのに、
外だけでボールが回って、シュートを打ってくれれば、
あとは、完全にノーマークで打たせないことや、
リバウンドをしっかりとっていくことに集中すれば、
相手の点数も減りますし、
何よりもビックマンにいつものペースでOffをさせずにすみます。

ボールをインサイドに入れるときは、
トップ、45度、0度のエリアから相手は狙ってきます。

私はトップ、45度については、上の二人でPositioningをして、
一人がボール、一人がハイポストにつくようにして、インサイドにボールを簡単にいれさせないようにします。

このように上の二人で守るエリアを広げていけば、
下の3人はローポストの前にウィングが立ち、
真ん中が裏を守ることができるので、ローポストにボールが簡単に入らなくなります。

ただ、二人で全てのエリアを守ることは物理的にできません。

0度にボールが落ちたときは、
ウィングがボールプレッシャーをかけて、
真ん中がローポストプレイヤーにフロントをして、
逆Sideのウィングが裏を守るようにシフトをして、
ボールをインサイドに入れないようにします。

このようにして、
アウトサイドのどこにボールがあっても、
インサイドに簡単にいれさせない、
ボールプレッシャー、Positioningをしていくことで、
インサイドにボールをなるべくいれさせいようにすることができます。

B:インサイドにボールが入った場合は、ダブルチームをする
Aの対応によって、
インサイドにボールがなるべく入らないようにしますが、
どうしても入ってしまいます。

入った場合は、迷わずダブルチームをさせます。

ハイポストにボールが入った場合は、上の二人のDefで、
ローポストにボールが入った場合は、ウィングと真ん中でいくようにします。

ダブルチームは必ずリング側からするようにして、
ボールを持ったプレイヤーにインサイドを見せないようにして、
外に押し出すようにします。

インサイドを重点的に守るための2-3 Zoneなのに、
ボールを持ったインサイドプレイヤーが自由にボールを
扱えては意味がありません。

ダブルチームをすることで、
もたれた瞬間のシュートや、ドリブル突破などを
簡単させないようにすることができます。


C:インサイドにボールが入った場合は、中-中の合わせをさせないようにして、外にボールを戻させる
Bのダブルチームによって、
インサイドでボールを持ったプレイヤーに
簡単にシュートをさせないようにすることができます。

ダブルチームをされたプレイヤーがが考えることは、
・もう一人へのインサイドへの合わせ
・インサイド→アウトからの外角シュート
です。

特に中と中の合わせでよくあるのは、
ハイポスト→ローポスト、ローポスト→ハイポストという合わせです。
これをやられると、ゴールに近いエリアで簡単なシュートを打たれてしまいます。

私は、インサイドにボールが入った場合は、
外にボールがまたかえるように、
合わせに入ってくるOffの表に必ずDefが入り、
表のパスはさせないようにします。

このときに裏を簡単にやられてしまっては意味がありません。
必ず表と裏にPositioningをして、
さらにボールにダブルチームをすることで、
合わせのパスを簡単にやらせないことができます。

中→中のプレイを封じ、外にボールがフィードされれば、
中→外のアウトサイドシュートが発生します。

中→外のシュートはゴール側からボールがくるので、
アウトサイドシュートの中でも確率が高いといわれていますが、
中→中にボールが入り、高さでやられるよりは確率が低いはずです。

もちろん、相手チームのアウトサイドシュートの確率によっては、
対応をかえなくてはならない場面もあると思いますが、
2-3 Zoneを選択した時点で、ある程度は腹をくくって
『中だけは絶対にやらせない』ことを徹底するようにしています。

中→中にボールが入らずに外にボールが戻れば、
またチームとして、Aで書いたことを表現して、
なるべく外で外でプレイさせるようにすればいいのです。

このようにZone Defによる対応は、
自分が最初にPositioningしている位置が
MTMと違って決まっているため、
表現したい形を徹底しやすくなります。

ただし、一人一人がマッチアップしないため、
リバウンド争いにおいては、飛び込まれやすくなってしまいます。

Zoneを試合でやろうとした場合は、
リバウンドをとるところまでを指導しなくては、
試合中に破綻を起こしてしまう可能性があります。

Zoneであっても、
緻密なリバウンドゲットまでの方法論を
選手に指導すべきだと思います。



ここまで、
「大きなマッチアップマンに打ち勝つ」について
だいぶ長くなってしまいましたが、書かせていただきました。

バスケットのチームの中で、
"高さの不利"を抱えているチームは、
"高さの利"を持っているチームより、圧倒的に多いはずです。
日本代表レベルであっても、アジア、世界に出れば、"高さの不利"に直面します。

このテーマはバスケットボールの永遠のテーマとも言えます。

このようなテーマについては、
どのステージのチームにおいても、
「大きなマッチアップマンに打ち勝つ」ために対策を
試行錯誤していくことが求められ、
それがきっと日本のバスケットボールのレベルの
底上げにつながると、私は思っています。

前回に引き続き、
「大きなマッチアップマンに打ち勝つ ディフェンス編」について
書いていきたいと思います。

今回はディフェンス編の"その2"としている
マンツーマン(以後、MTM)の場合の、
②インサイドのビックマンにボールが入った場合はダブルチームにいく
についてになります。


②インサイドのビックマンにボールが入った場合はダブルチームにいく
ダブルチームの行き方はいろいろあると思います。
ただ、私は基本的に"アウトサイドプレイヤーのDef"にダブルチームに行かせるようにします。

理由は単純で、
もう一人のインサイドプレイヤー(例えば2Centerのような場合)の
Defにダブルチームにいかせると、
ゴールに近いエリアでノーマークのプレイヤーが
できてしまうのが危険だと思うからです。

上記の前提に基づいた考えると、以下の3パターンから
ダブルチームにいくことが考えられます。
A:ボールサイドのDef
B:TopのエリアにいるDef
C:逆SideのDef

この中でも私は、
A以外のパターンを選択することがほとんどです。

例えば、Aの場合、
45度-Inside2on2のシチュエーションで
45度のDefがInsideにダブルチームにいくとします。

この場合、Insideプレイヤーは、
視野の取りやすい状態ですし、
リターンパスをするにもパスの距離が短いので、
Inside-Outの3Point Shoot、Jump Shootというプレイを作りやすいといえます。

そのため、
PasserとReciverの2on2以外についているDefが
ダブルチームにいくほうが、Reciverは視野がとりにくいですし、
パスの距離も長くなるBとCのやり方を選択するのです。

この後は
BとCの方法にてダブルチームにいく時の
具体的な行きかたや狙い目について書いていきたいと思います。


B:TopエリアにいるDefによるダブルチーム
ダブルチームというのは、
基本的には、二人のDefでオフェンスに対して90度を作って
挟み込むのが基本とされています。

Topからダブルチームにいくと、この形になりやすいため、
比較的ダブルチームを作りやすいと思います。

私は選手に、
このダブルチームを指導する時に、
「Postプレイヤーに上から自分の体でフタをするようなイメージ」
を持たせるようにしています。


また、ダブルチームにいくとはいえ、
普段のMTMの約束事の先に行うようにしています。

私のチームではMTMの場合、
ボールマンのDefは内側から方向付けをして
外側、つまりEnd側にいかせるようにつくことを基本としています。

ですので、
ボールが入った瞬間は、
マークマンであるDefは内側に簡単にいかせないようについて、
内側にすぐにドリブルをつかれたり、
ターンさせないようにしたりします。

外側にターンをする際に、
アウトサイドターンとインサイドターンがあると思いますが、
間合いを詰めていれば、インサイドターンをやらせずに
アウトサイドターンを誘導することができます。

End側にアウトサイドターンをOffが選択した後は、
ターンシュートや、Driveが想定されるので、
そこまでを簡単にやらせないように1on1で粘るようにと選手には伝えます。

なぜなら、その形までいけば、
TopのDefが一番いい形でダブルチームにいくことができるからです。


まず、End側にアウトサイドターンをしてくれれば、
Offは一時的にとは言え、Topのエリアに背中を向けることになります。
そのため、Topからダブルチームにくることに気づきにくい状況をつくることができます。

そして、ターンをした後のプレイをとめれば、
Offは内側にいくアクションをとろうとするはずです。

そのときにTopのプレイヤーが
ダブルチームでフタをしていれば、
Offのプレイをかなり限定させることができます。

このように
Topからのダブルチームは、
・ダブルチームの形が比較的作りやすいこと
・Ball manのDefがうまくつくことによって、視野の外からダブルチームにいくことができること
などのポイントからも比較的リスクを低く抑えて、
ビックマンをダブルチームで苦しめることができると思います。


C:逆SideのDefによるダブルチーム
逆Sideからのダブルチームは、
Topエリアからいくよりも、ダブルチームの形を正しくつくるのが難しくなりますが、
「背の小さい選手が逆SideからPostによってスティールをしてブレイクを出す」というシーンをよく目にすることがあると思います。
(MJのラストショットの前のスティールもK・マローンのポストアップを逆Sideからとりにいきましたね)


Offはゴールに背中を向けてボールをもらいますが、
どちらかの肩ごしにゴールやDefの位置を確認しようとします。

ダブルチームにいく時は、
その反対側からいくようにと、選手には伝えています。

これによって、
Offの視野の外からダブルチームをつくることができ、
1on1をしかけようとするOffの予測外からプレッシャーをかけることができます。

また選手には、
自分がダブルチームにいくことで、
「Offを内側から外側に押し出すイメージ」を持っていくようにといっています。


このように
逆Sideからダブルチームは、
・Offの視野外からダブルチームにいくことができる
・ダブルチームにいくことでできるノーマークが
逆SideのOffのため、Passの距離が長くなるため、Passをだされたとしてもローテーションしやすい
などのメリットがあります。

しかし、その一方で、
ダブルチームの形を正しくつくることや、
Offとの間合いを正しく保つこと、
Offの背中側からダブルチームにいくことなど、
難しい点もあるので練習からしっかりと徹底していく必要があると思います。


ここまでダブルチームのよる
対応を書かせていただきましたが、
ダブルチームをしているのにOffに
プレッシャーを感じさせれてなければ、
ノーマークを見つけて、簡単にシュートにつながる
パスをされてしまいます。

二人でいったからには、
ノーマークを簡単にみつけられないように、
見つけられてもそこに強くてはやいパスがいかないように、
プレッシャーをかけることを徹底するべきです。



前回も書きましたが、
このようにダブルチームにいくことで、
ビックマンにキーホールエリアで自由にプレイをさせなければ、
いつも練習している1on1のバリエーションからのシュートをつくる回数やFG%を減らすことができ、
結果的に相手の点数を減らすことにつながります。

先日行われていたWリーグのJOMO vs シャンソンでも、
第1戦にJOMOの山田に24点とられたシャンソンは、
第2戦では藤吉と渡辺を軸としたダブルチーム、
また他のメンバーによるローテーションを最後まで集中して
行うことで4点に抑えることができ、
勝利に結びつけることができました。

あのように、
ダブルチームにいくこと、プレッシャーをかけること、
ローテーションをすばやくすること等がすべて表現できてこそ、
試合の結果に結びつけることができるのだと思いました。

次回は、
最後になりますが、
『③インサイドを守ることに重点をおいたZone Defによる対応』について、
書いていきたいと思いますパソコン