彼があの日のポストに入れてくれた紅茶をママがいれてくれた。

 

本当は飲みたくなかったけど、

何も知らないママにせめて飲まなきゃ悪いでしょと言われ口にした。

 

とっても苦かった。

 

あ、よかった と思った自分がいた。

 

甘くて優しい味だったら私は余計に辛さを感じていただろう。

 

まるで私たちの終わり方の様だと、そう思った。

 

彼とのことを考える度思う。

 

もしかして私は彼に出逢った時から欲だったのかな、と。

欲しいけど手に入らない。

そんな関係だったからこそ私は追い続けたのかもしれない。

 

惹かれ合う感覚を互いに楽しんでいたのかもしれない。

でも一つだけ気付いたことがあった。

私は常に彼には私が必要なんだって思ってた。

でも実際は私が彼を必要としてたんだって。

 

私には新たな人生が必要だ。

心の整理が。

彼から遠い場所で。

 

きっと彼は幸せになるだろう。

私の手の届かない場所で、彼を彼のまま愛してくれる誰かと。

 

どうか彼が自由で、人生の豊かさに触れ生きていけますように。