もう7話ですか!?
矛盾してる生徒に対して
"教師が迷ってちゃだめ"と。
確かに、矛盾していることに対して曖昧に言われたり、分かるように言わないのは矛盾が何度も蒸し返すだけですよね。
今回のお話は……
特進クラスの優秀な生徒(17才)が進学をせずにバイト先の店長(29才)と交際していて結婚したいという。
シングルマザーの母親は混乱して真柴先生に相談し話し合いに。
結婚を望んでいるのは高校生の彼女で、年上の彼は今まで堅実に生きてきたし、責任を持って幸せにするという。
鳴海校長
「堅実な生き方というのは、上場企業の正社員だということを仰ってるんだと思いますが、僕はそれが堅実だとは思いません。」
「僕も上場企業の正社員です。
ほんの何ヶ月か前までは営業の最前線で働いていました。
そして、まさか高校の校長になるなんて思ってもいませんでした。
僕は今ここにいますが、出向を言い渡された時点で会社を辞めていたかもしれない。」
「だから、堅実な人生なんてないんですよ」
ただ、彼が好きなだけだという彼女
「君には大学を受験してもらいたい。経済的な意味も含めて、
自分の人生の全てを相手に委ねるのは危険だと思う。
誰かに頼らないと生きて行けないのは違うというか」
専業主婦を否定していると言われ、そうではないと。
担任真柴先生は、校長先生が一般論で大学に行くべきだと言っているわけではないと思うと話し、
"優秀な三田さんだから"だと。
たくさんの可能性を持っているのに結婚と引き換えに捨ててしまうのは勿体ない。
彼に頼るどころか、彼を支えるだけのスキルを持っている
もっともっと自分を成長させてから結婚しても遅くないんじゃないか
と話す。
「自立しながら協力するってやつですね」と事務長
鳴海校長
「お母さんだって頑張って自立されたから君をここまで育ててこれたんじゃないかな」
「真田さん、本当に彼女のことを思っているのなら考えてください。進学を断念させるのが彼女の幸せに本当につながるのか、
むしろ受験を応援してあげるほうが本人にもお母さまにも、そしてご自分にもメリットがあるんじゃないでしょうか」
メリットかあ……。
優秀だからこそ、大学に入り、スキルを身に付け成長し、自立することでお互いが協力し合える関係になってから考えたらどうかと。
今安定していたとしても分からないのだからと。
本能の赴くままでは後悔することになるやもしれないと。
今はその時ではないと。
たくさん考えて出した結論は、簡単に出した結論よりも後悔はない。
そんな気がします。