ニート脱出したいのに英語学習

ニート脱出したいのに英語学習

毎日英語学習。一体何してるんだ。

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今日バイトに行ったら、既に仕事場にマネージャーいた。

 

これは結構珍しい事であって、

 

何かしら通常業務以外に用事がないと

 

基本的に俺と同じ出社時間には社員は来ない。

 

いつもは1時間か2時間遅れでやってくる。

 

それまで俺ともう一人のバイトの仲間が2人体制でやっていく。

 

しかしその相棒が今日は見当たらない。

 

今までで休んだ事も無かったような。ちょっと記憶にない。

 

しかしマネージャーが既にいるという事はだ、

 

もしかしたら休みの連絡が入っていて

 

それでマネージャーが応援として時間を早めてやってきたのかと思った。

 

「Kは?どうしたんすか?」

 

俺は聞いた。

 

「実は、昨日Kは倒れて病院に運ばれ、そのまま亡くなったそうです」

 

あまりの衝撃に言葉が出てこない。

 

ちょっと待ってくれ。

 

Kは俺より年下で今はまだ31歳のハズだ。

 

1年に1回お知らせが来る健康診断では、

 

ここ数年間毎年G判定だったが、

 

まだまだ若く、普通に働けていた。

 

まぁ、確かにG判定はヤバい。

 

どこか異常が将来的に出るだろうと予測される判定で、

 

医者からは警告が出るレベルである。

 

Kもしっかり絞られたようで、

 

しばらくプールに通って運動するようにしていた。

 

血圧が200を超える時があり、誰が見ても痩せる必要があった。

 

だから俺たちはKに向かって

 

「このままじゃあと5年も生きられないんじゃね?」

 

などとふざけて言っていたこともあった。

 

だけど、G判定などというのは全然現実感のないタダの記号であった。

 

判定結果がGだろうが、Hだろうが、

 

31歳の若者が夜眠ったまま意識を失って救急車で運ばれ、

 

そしてそのまま逝ってしまうなんて

 

いったい誰が予想できた?

 

Kは俺がこのバイトに就いたときには既に2年先輩だったが、

 

1年後には既に立場は逆転し、今では時給が60円ほど俺の方が多い。

 

口が悪い俺はKに対して厳しい声をかけてしまう事もあり、

 

それが今となっては非常に悔やまれる。

 

最後に交わした言葉は何であったろうか。

 

それすら思い出すことが出来ないのだ。

 

最後にあったのは木曜日。

 

金曜はKが休みで、土日は俺が休みだった。

 

たった3日間で世界がガラッと色を変えてしまうなんて。

 

まさに青天の霹靂。諸行無常。

 

それでも世界は廻り続ける。

 

お客は何にも知らずにやってくる。

 

離職率が高い職場で6年間も働き続けたK。

 

俺はこいつはもしかしたらこの先

 

10年も20年もここで働くんじゃないかと思っていた。

 

それがこんな事になるなんてな。

 

あっけねぇ、あっけなさすぎんだろ。

 

こんなのありかよ。