印刷会社とは希望と悪夢が混在する不思議な空間
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深夜1時のお客様

印刷会社にとって大切なお客様の一つが個人で事務所を構えているデザイナーさん。
  個人経営でありながらも、中には大企業のパンフやポスターなど大きな仕事をしている方も多くいらっしゃいます。
  ですから、よく「同業者どうしで仕事しやすいでしょ?」とよく言われますが、全くそうではありません。
逆に、全くの素人よりも数倍、いや数十倍クセの悪いデザイナーが沢山いらっしゃいます。
 過去にいろいろ「本人は何とも思ってないが、私にはむちゃくちゃ頭にきた」事件をお話します。
 個人の方は営業、経理、デザインを一人でやるので、予定した時間どおりに仕事をする事はまず不可能です。ですから印刷会社もある程度は時間の遅れを許しているところが暗黙のルールとしてあります。
 私の担当していたデザイナーはとてつもなく時間の感覚のない人でした。
  いつも、終業時間近くに電話がかかってきて、「いまから原稿とデータを仕上げて渡すから持ってきていいですか?」
  もちろん「O.Kです」と即答します。
いつもは1時間程でくるのですが、年に何回か面白い?と言うより殺意を覚えることがあります。

一度こんなことがありました。

夕方5時頃「データを持ってくる」と連絡が入ります。
夜7時 全く来る気配が無いので営業に連絡してもらう
         「事務所にまだいる」と聞かされる
夜8時 営業逃げるように帰宅してる事に気づく (この時、ヤバいと初めて感じ取る)
夜8時30分に電話したら「もう少し」
夜9時に電話したら「いまMOにデータ入れてる」、
夜10時に電話したら「ちょっと気になるところがある」
夜11時に電話したら「プー。ただいま留守にしております」
深夜0時、携帯電話に電話したら「電話にでることができません」
あきれて私はうちに帰ったのですが、翌日会社に来るなり上司に呼び出し命令?
何かと思って上司の所に行ったら、昨日のお客さんのデータの入ったMOと原稿、そして書き置きが1通・・・。
  書き置きを詠むと「データを受け取るまで誰か居ると聞いていたのに誰もいなかったのでポストに入れておきます。朝一番で電話ください」
 上司に深夜0時まで待っていたことを伝えたらおとがめはありませんでしたが、残業手当はなしにされました。
残業手当@1200円×7H=8400円 は馬鹿デザイナーのせいでなくなりました。
 後日談ですが、営業に深夜に誰もいなかった事を理由に値引きを迫ったそうです。
 営業もバカで値引きに応じたらしいですが(笑)

もうしらね!!

1分1秒の戦い?

雪国の印刷会社の社員にとって冬は厄介な時期でもあります。いや、雪国で働く人には厄介な時期かもしれません。
  雪が降ると道路状態が悪くなり、いつもどうり会社に着く事はできません。しかし、会社は雪が降ろうとバスが遅れようと関係ありません。出社時間までにタイムーカードを押さなければ「遅刻」としてしまいます。
 会社によっては雪の日の遅刻は多少ゆるしてくれるところもありますが、私のいた所はすごいところでした。
1分でも遅れると1000円の罰金、30分遅れる3000円、1時間以上で半日ただ働きとなる会社でした。
 ですから、雪で社員が会社にたどり着けなければ、会社は「遅刻の罰金」という名目で給料を削ることができるのです。
 例えば10人の社員が30分遅れれば3万円を払わなくて良いと言う事になります。私のいた会社は100人以上いて、1日で20人ぐらい遅刻した人がいた日もありました。(確か会社近くの道路で事故がありしばらく通行できなかったはず)
 給料を払いたくない社長さんにとっては雪はありがたい恵みに変わってしまいます。遅刻させる為に会社の社員用駐車場を除雪してくれないし、除雪道具もまともに揃えてくれないすばらしい社長でしたから(笑)
 (だって、会社の玄関に社員の名前の書いてある、スコップが沢山あるのに、会社の名前の書いてあるものはほとんど見た事はありませんでした。)
 普通の企業は社員福利の一環として、近所の重機を使える会社に除雪を委託しております。それか、社員が交代で除雪するところもあります。そして、除雪道具は会社でもちろん準備してあります。

 私も1月~3月は毎月5千~2万円くらいは引かれてましたね、今思えばこれ詐欺でないのか?と感じております。

大雪とかわいそうな営業

本当に今年は雪の多い年ですね、印刷業界も雪にはよく泣かされます。
特に可哀想なのは営業さん、雪が降ると道路は大渋滞、お客さんの所へも時間どうりに訪問する事はできません。雪国では雪の降った時は多少約束の時間に遅れても笑って許してくれるのですが、会社の仲間(スタッフ)は雪よりも冷たい人間がたくさんいます。
  雪の降る日は人間だれもが早く帰りたいものです。お客さんも現場のスタッフも・・・。お客さんは営業に仕事を渡したらそれで終わりかもしれませんが、営業はここからが地獄です。
 まず、雪で道路が渋滞してなかなか会社に帰れない、さらに会社でぬくぬくしているスタッフは営業が帰ってこない間に帰ります。(現場スタッフにしてみれば「営業の帰社=残業決定」となりますから、いち早く逃げるように帰ります。)
 営業がなんとか会社にたどり着いた時には、会社にはだーれもいない、暖房も切られて、寒い部屋でお仕事なんてことになっております。
 せめて、暖房ぐらいはつけておいてほしいものですよ(涙)
  
  

ハローワークにある印刷会社の求人にご注意

さて、新年から新しい職場を探す方も多いと思われます。
印刷会社の求人も1月はたくさん出ているはずです。私のいた会社も1月に求人をだし、2月に新入社員が入ってくることが毎年のようにありました。
  なぜ1月に求人が多いのか?理由は簡単です、「ボーナスの額面」と「長時間労働」に嫌気がさして辞める業界、それが印刷業界だからです。
  さらに、女性の場合、年末で寿退社や出産を期に退社されることも多いので、求人が増えやすい時期でもあるそうです。
  また、企業側も新卒と中途を同時に扱えるので有望な新人か経験豊富な中途かを選べる時期でもあります。
  さて、本題ですが、印刷会社の求人はよく注意ください。
印刷会社は大変離職率の高い業界です。1年で社員の1~2割の人間が辞める会社も平気であります。
ですから求人募集理由の欄に、欠員に○がついている時は、十分に注意してください。
そして、募集企業がハローワークの常連企業かどうかも確認しましょう。
1年中欠員募集をしていたら、離職率の高い企業となります。
さらに、募集している職種がいつも同じなら、過酷な労働をしている部署採用を覚悟してください。

一番求人票でみてほしいのが、労働日数、残業時間、手当、昇級、ボーナスがきちんと書かれているかどうかです。
 書いてない場合はあやしいと考えましょう
そして、採用される前に必ず!必ず!確認してほしいのが、ボーナス実績、昇級、です。
自社に不利な事や世間に知られたくない事は絶対にかいてませんから?
私がいた会社では、入社後に聞かされましたがボーナスは1年間なし、昇級も2年ないのが会社の規定となってますと。
1年半目でやっと最初のボーナス1万円、2年目で昇級1000円???
ちなみに求人票にはボーナス3.0~4.5ヶ月。昇級4000円~10000円と書いてありました。
あと、ついでですが、試用期間3ヶ月は時給650円というのも内定を貰ってから文面で送られてきました。
それと、残業手当は40時間分までしか支給されません(つまり40時間以上はタタ働き)というのも入社後口頭で伝えられました。

これって詐欺じゃん!!!っていうか、労働基準法違反でしょ!!

求人票はうそばかりです。みなさんブラックリスト印刷会社にはくれぐれも入社しないように祈っています。
とにかくなんでも印刷会社に入れるなら。こんな考えは悲しい末路の一里塚になりかねません。

  

印刷会社は眠らない?いや、眠れない?

印刷会社にも年末年始は必ずあります。
12月は年末のボーナス商戦、年末大売り出し、新年の初売り、神社の縁起物、年賀状と印刷会社が悲鳴を上げるくらい仕事が入ってきます。残業・休日出勤当たり前で仕事をこなし、正月はゆっくりと休みたいと考えている人がほとんどです。
 しかし、お客さんは全くの他人事、かならず年末には楽しい指示をしてくれるお客さんが一人や二人必ずいます。
それは、「年明け1番に納品してくれる?年末はなにかと忙しくて原稿が遅れてごめんね?一週間あるから大丈夫でしょ?」と・・・。
 こういって原稿を持ってくる輩はたいていまともな原稿は持ってきません。誤字・脱字は当たり前、写真原稿は揃ってないは・・・
 さらに、「僕明日から温泉旅行に行くから連絡しても無駄」
 えっ?  いまなんとおっしゃいました。うちらは31日まで仕事であんたは温泉旅行ですか???
 はっきりいって「殺意」を覚えます。 
   年末は寒い部屋でお仕事、家に帰ると紅白歌合戦が始まっているのが当たり前の年末。それが普通だと思っている印刷人はたくさんいると思います。
  「年を越す前に帰れて幸せだな」といっていた僕はなんだったのでしょうか?

印刷会社に就職したい若者よ、今から会社の電気が灯っているか確認しに行きなさい。
悪いことはいわん、すぐに確認に行きなさい。