地下鉄に乗りこむと目の前に
サラリーマン風の男性が座っていた。
その前に、母子二組。
若いお母さんと4歳くらいの男の子が二人。
男性は、子供たちに席を譲った。
お母さんは、すぐに降りますからと断ったが
男性は席を空けた。

美しい。


子供たちとお母さん達が礼を言って降りた後
男性は席に座らなかったが
次の駅でお年寄りと若い派手な女が。
若い女は、お年寄りを追い抜いて我先と
席へ着いて携帯を弄り始めた。


醜い。





僕が僕に成る為に。
僕が僕であるために。
確めねば為らない事が沢山ある。


或るものは投げ付けてみる。
或るものは噛んで確める。
また或る物はじっと見つめなければならない。


その繰り返し繰り返し。



僕は僕に成るために。
僕が僕であるために。

確めねば為らない事が沢山あるのだ。