「トヨタガズーレーシングフェスティバル2018」
トヨタ自動車では、トヨタガズーレーシングが国内外で展開するモータースポーツの各カテゴリーの2018年の
戦いを終えて、1年の締めくくりとして、11月25日(日)ファン感謝祭の「トヨタガズーレーシングフェスティバル2018」
略して「TGRF 2018」富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催されました。2016年から迎えて3年目、
本年も取材の機会を得ましたので当日の模様をご紹介します。
25日イベント当日の富士スピードウェイは朝から快晴のお天気に恵まれ、徹夜組も含め6時の開門と同時に開催を待ちわびた
モータースポーツファンがサーキットを訪れました。今年の「TGRF」は話題が豊富、WECルマン24時間耐久レース優勝
そしてWRC2018(世界ラリー選手権)では、1999年以来となる4度目のマニュファクチャラーズタイトル獲得しました。



9時15分からのレーシングコースでのウエルカムセレモニーでは、モリゾウことトヨタ自動車豊田章男社長の開会宣言に
始まり国内外各カテゴリーのドライバーが集合「TGRF2018」開幕となりました。

今回ウエルカムセレモニーに先駆けコース上には2018年を戦ってきたマシンが並べられた中心には、今年3月に行われた
ジュネーブモーターショーにてお披露目された「GR スープラ・レーシングコンセプト」がファンに披露されました。




Aパドックでは、「TGRF ラリー選手権」開催、スタートゲートが設けられ、会場内3ヶ所の特設コースでSSを実施、
今回は元F1ドライバーSUPERGT参戦ヘイキ・コバライネン選手も特別参加、そしてWRC2018参戦ヤリスWRCも
オープニングを飾る。




SS1に続きAパドック内に「スペシャルパフォーマンスエリア」が出現、SS2ラリースペシャルステージが行われました。
特設エリアを囲むようにギャラリーがコースサイドに集合、全日本ラリー選手権で参戦しているドライバー、ヤリスWRCを
ドライブするタナック選手のドライブテクニックに息を呑む。SS2終了かと思われたその時、1台の86が登場しコースイン
タイムアタックをする。その人こそ「モリゾウ」こと豊田章男社長、大胆なドライブパフォーマンスに歓声が上がりました。


パドックには、各カテゴリーごとに活躍したレーシングカーも多数展示され、11:35~ニュルブルクリンク24時間デモランが
国際コースを使い行われました。隊列の先頭には、全身フルカーボンに覆われた来季2019年参戦のLC500を
土屋武士選手がドライブ、走行を終えたマシンがグランドスタンドに整列されると、GAZOO Racing Company 友山茂樹
プレジデントが登場されファンに挨拶、来年2019年ニュルブルクリンク24時間参戦体制も合わせて発表されました。



12:10~今年6月に行われた第86回ル・マン24時間耐久レースにおいてTOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID 1-2
フィニッシュ、8号車が初の総合優勝を飾りました。感動をふたたび今回中嶋一貴選手がドライブ、
ル・マン優勝マシンによる凱旋スペシャルランが行われました。周回を終えたのち、グランドスタンド前には
レッドカーペットが敷かれ今年WRCを制したヤリスWRC2台のマシンを止め、ピット&グリットウォークに参加された
ファンにル・マン優勝トロフィーとともにお披露目となりました。



13:45~国際レーシングコースではTOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Virz Raceのグランドファイナル決勝が8周の
周回数で行われ、ポールポジションからスタートの#4 ネッツ千葉シュポルトVitz 北田和哉選手が特別戦優勝を飾りました


「ダカールエクスペリエンスエリア」では、ダカールラリー参戦車両の日野レンジャーやランドクルーザーの展示や
同乗体験走行が行われました。菅原義正選手菅原照仁選手同乗走行の抽選にはお二人が直々に抽選、当選を待つ
ラリーファンから歓声も!車好きのお子様は運転席に乗り込みカメラに向かってピースサイン記念写真に収まっていました。

TGRF2018も後半を迎え、ファンの楽しみでもある「サーキットサファリ」10台のバスに分かれ乗車し富士スピードウェイの
コース上をチーム監督やドライバーがガイド役となりファンとコミニュケーション、眼下にはバスの間を猛スピードで
駆け抜るレーシングマシン達に車内から歓声が、毎回満員御礼となる「サーキットサファリ」楽しい時間となりました。


15:30~いよいよTGRF2018も終わりに近づきコース上では、スーパーフォーミュラ・SUPERGTスペシャルバトルが
行われました。スーパーフォーミュラバトルではSF2019年モデル「SF19」もコースインしお披露目されました。

TGRF2018もフィナーレを迎え、太陽も西に傾き富士スピードウェイにも静寂の時を迎えようといています。
グランドスタンドにいるファンの皆様へ中嶋一貴選手からメッセージが、
「皆さん、今日は最後まで残っていただき、ありがとうございました。TOYOTA GAZOO Racing Festival 2018、
皆さんのおかげもあって無事に終われました。WRCのタイトルやル・マンでの優勝と良い結果があったからこそ、
たくさんの方に来ていただけたと思います。来年もたくさんの方にお会いしたいので、もっといい結果を良いレースを
お見せできるようがんばっていきます。また来年もサーキットに応援に来てください。ありがとうございました!」
「TOYOTA GAZOO Racing HPより引用」
「TGRF2018」イベントレポートがTOYOTA GAZOO Racing HPより公開されています。
詳細は TOYOTA GAZOO Racing(https://toyotagazooracing.com/jp/)
TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2018(https://toyotagazooracing.com/jp/tgrf/2018/)をご覧下さい。
<編集後記>
今回の取材に際し、富士スピードウェイ株式会社様関係各所の皆様
取材の機会を頂き改めて御礼申しあげます。
(Photo & Report by E. Ebato)