2024年JAF全日本ラリー選手権第2戦
「ツール・ド・九州2024 in 唐津」
『旅の途中』
その2 観光編(長崎市内観光を除く)
改めて福岡空港から唐津までのルートを紹介します。
熊本から島原はフェリーです
1 水前寺公園(熊本市中央区)
正式名は「水前寺成趣園(じょうじゅえん)」
肥後細川家の初代熊本藩主細川忠利公から三代にわたり造営された回遊式庭園。
阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心に、築山、浮石、松などを眺めつつ優雅に散策できます。
富士山を模した築山
茅葺屋根の「古今伝授の間(こきんでんじゅのま)」。
今から400年前に京都御所内にあったという由緒ある建物で、
その後長岡京市に移築後、1912年に水前寺成趣園に移されました。
2 出水神社(いずみじんじゃ)
水前寺成趣園内に佇む神社。
明治11年(1878)、西南戦争で荒廃した熊本城下の復興を願って創建されました。
細川家歴代藩主とガラシャ夫人が祀られています。
3 熊本城(日本百名城)
日本三大名城のひとつと謳われています(他のふたつは大阪城と名古屋城)
1877年の西南戦争で本丸の大部分が焼失、
2016年の熊本大地震でも大きな被害を受けたため現在復旧中です。
「熊本城」碑の石がずれているように見えます
加藤清正公
未申櫓(ひつじさるやぐら)
数寄屋丸
左)天守閣 右)本丸御殿
昔の写真 左)数寄屋丸 右)天守
天守
長堀
4 熊本市路面電車
熊本市では、全国でも18都市でしか運行されていない路面電車が走っています。
営業距離は12.1km。
現在日本国内で路面電車の走っている都市は熊本市のほかは
札幌、函館、宇都宮(2023年8月開業)東京、豊橋、富山、高岡、福井、
大津、京都、大阪、堺、岡山、広島、愛媛、高知、長崎、鹿児島です。
熊本と島原港(長崎県)を結ぶフェリーの所要時間は1時間。
軽自動車3800円(運転者1名含む)でした。普通車5m未満は4500円(同)。
6 島原城(日本百名城 長崎県島原市)
寛永元年(1624)、九州の外様大名の牽制とキリシタン対策という大きな任務を与えられて
島原に入った藩主・松倉重政が7年の歳月をかけて完成させた城。
明治維新で解体されましたが、昭和39年(1964)に復元されました。
巽の櫓
丑寅の櫓
島原鉄道島原駅舎は島原城大手門をモチーフにしていました。
7 普賢岳噴火土石流被災保存公園(長崎県島原市)
1990年8月の雲仙普賢岳噴火による土石流で被災した11棟の被災家屋が保存展示されています。
8 雲仙温泉(長崎県雲仙市)
新湯の共同湯に入ってきました。硫黄の香り。大人200円也。
地獄谷は道路まで硫黄の煙が流れて視界不良。
9 向井去来 芒塚(すすきつか)(長崎市)
長崎自動車道芒塚ICにほど近く、長崎街道日見峠の中腹に、向井去来の芒塚句碑があります。
向井去来は長崎の人で、8歳で父と京の都へ移住。
30歳代半ばで松尾芭蕉の門人になり、蕉門十哲の一人と称されます。
正面の句碑は、「君が手も まじるなるべし 花薄(はなすすき) 去来」
去来が長崎を離れる時、この地まで見送りに来た人たちに対して詠んだ句。
裏面に天保4年(1784)に長崎の俳人達が建立したことが刻まれています
10 長崎街道日見峠 (長崎市)
別名シュガーロード。
江戸時代長崎に陸揚げされた貴重な砂糖が長崎街道を通って小倉まで運ばれました。
長崎街道の最初の難関が日見峠でした。
車でもあえいで登った日見峠で朝ごはん
日見峠を越えれば長崎市街地に入ります。
<長崎市内観光は別ページで報告します>
11 萬屋まんじゅう(長崎市琴海村松町)
長崎から西海橋に向かう途中、まんじゅうを吹かす湯気に誘われてUターン。
12 西彼活魚(長崎県西海市)
まんじゅうを食べた後、大村湾特産の岩ガキとナマコを堪能しました。
13 西海橋
1955年に佐世保市と西彼半島をつなぐ橋としてかけられた全長316m、
海面からの高さ43mのアーチ式の橋です。
橋の下は針尾瀬戸と呼ばれて、急流とうず潮が有名です。
「西海橋」の西側には有料道路・西海パールラインの一部である「新西海橋」がかかっています。
14 武雄温泉(佐賀県武雄市)
弱アルカリ単純泉。
保温性に優れ、肌になじんでしっとりすることから、昔から美人の湯と呼ばれています。
明日からのラリー取材に備えて、元湯でひと風呂浴びてリフレッシュしました。
入口の楼門は鮮やかな色彩と形をした竜宮城を思わせます。
(湯舟写真は武雄温泉HPから借用)
15 唐津城(続日本百名城 佐賀県唐津市)
唐津城は、豊臣秀吉の家臣“寺沢志摩守広高”が
慶長7年(1602年)から7ヶ年の歳月を費やして完成したと伝えられています。
唐津湾に突き出た満島山に築かれた「平山城」。
現在の5層の見事な天守閣は昭和41年に再建した「模擬天守」。
(城は実在したが、元々天守のなかった城や、天守が存在したか不明な城に建てられた天守)