2019年JAF全日本ダートトライアル選手権第5戦


「ダートスプリント in 門前」


旅の途中


CMSC選手結果は
各クラス7位以下(PN3 SA1 SC1クラス4~6位を含む)



今回は 横浜自宅~甲府~松本~糸魚川~富山~輪島と、途中寄り道観光しながら下道をノンビリ行き、片道600キロ往復1200キロの長旅となりました。


 
1 山口素堂 句碑(山梨県北杜市 道の駅「白州」内)



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 山口素堂は今の山梨県北杜市の生まれ。松尾芭蕉と同時代の俳人。
「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」は余りにも有名な素堂の句。5文字の「目に青葉」ではなく6文字の「目には青葉」が正しい。
目にも鮮やかな「青葉」、美しい鳴き声の「ほととぎす」、食べておいしい「初鰹」と、春から夏にかけ、江戸の人々が最も好んだものを俳句に詠んでいます。最初に「目には」とだけいってあとの「耳には」、「口には」を省略し、初夏を代表する風物三つを調子良く読み込んでいます。
この句が一躍有名となり、江戸っ子の間では、初夏に出回る「初鰹」を食べるのが粋の証となりました。



 


2 松尾芭蕉 句碑 (長野県松本市村井)



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① 「霧しぐれ 富士を見ぬ日ぞ 面白き」
芭蕉が「野ざらし紀行」(41歳1684~85年)の途上静岡県で詠んだ句。塩尻北から松本に抜ける国道19号線沿い、JR村井駅付近は江戸時代の善光寺街道の宿場町「村井宿」がありました。長野県で詠んだ句ではありませんが、大垣から木曽路を抜け信州更科姥捨山の名月を見て長野善光寺を参詣、江戸にもどるまでを記した「更科紀行」(45歳1688年)で、村井宿を通っています。芭蕉は村井宿では句を詠んでいないので、後世のこの地の俳句をたしなむ人たちが、芭蕉供養の為この地にふさわしい句を刻んだと思われます。
 
② 句碑を裏から見たところです。国道19号線のすぐわきにありました。右の石は一里塚。




3 北アルプス後(うしろ)立山連峰



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① JR大糸線大町駅付近から見る北アルプス後立山連峰。この道の先に扇沢があり、扇沢から黒部ダムを抜け富山県立山まで「黒部立山アルペンルート」があります。マイカー乗り入れ禁止なので扇沢までしか行かれません。左手奥の峰が「北葛岳」(2551m)、その右手前の峰は「蓮華岳」(2799m)。一番右奥の峰が「鹿島槍ガ岳」(2889m)。その左手前の峰は「爺ガ岳」(2670m)。



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② JR大糸線白馬駅付近から見る北アルプス後立山連峰 中央の緑の尾根が「八方尾根」。 一番左の峰が「唐松岳」(2696m)。 一番右の峰が「白馬岳」(2932m)。その左に「杓子岳」2812m その左に「白馬鑓ガ岳」(2903m)。学生の時、白馬岳~唐松岳~八方尾根を縦走しました。




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③ JR大糸線「白馬」駅 昔は「しろうま」今は「はくば」と読みます。
③ 白馬駅前と北アルプス後立山連峰
 



4 フォッサマグナパーク(新潟県糸魚川市) 


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①②③ 地球の2つのプレート=ユーラシアプレートと北アメリカプレートが交差する境界が日本を東西に分ける大断層「糸魚川・静岡構造線」。フォッサマグナパークはその大断層が露頭している場所です。フォッサマグナとはラテン語で大きな溝のこと。
 





5 親不知海岸(新潟県糸魚川市)





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①② 親不知(おやしらず)は、正式には親不知・子不知(おやしらず・こしらず)といい、日本海の海岸に約15km続く断崖絶壁。実は日本アルプスが海と交わる場所なのです。断崖と海との間に残されたわずかな岸辺を通行するのは、困難を極め「たとえ親子でも、お互いを気遣う余裕がない」ことから「親不知」(おやしらず)等と呼ばれるようになったとされています。
 


 
6 松尾芭蕉句碑(富山県朝日町)



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「わせの香や 分け入る右は 有磯海」
1689年芭蕉46歳の時江戸を出発、東北北陸をまわり美濃の国大垣に到着するまでの紀行文「おくの細道」の中で、越後の難所親不知を越え、ようやく越中に入ったときに詠んだ句。
 




7 宇奈月温泉(富山県魚津市)



黒部川沿いにある北陸有数の温泉地。トロッコ列車の始発駅があり、黒部峡谷の探勝基地としても人気があります。





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①② 宇奈月温泉駅は富山駅からの富山地方鉄道の駅。


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③④ 黒部峡谷鉄道宇奈月駅。






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⑤~⑧ 黒部峡谷鉄道。トロッコ列車のスピードが遅いので宇奈月から終点の欅平までは1時間かかります。


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⑨⑩ 宇奈月温泉総湯  共同湯ですがモダンな建物です。大人500円。無色透明弱アルカリ性、源泉かけ流し。めちゃくちゃ熱かった。
 


8 富山市役所 展望塔


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①② 地上約70mから360度の大パノラマを楽しめるこの富山市役所展望塔。驚くことに無料です!


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③④⑤ 「立山あおぐ特等席」(富山市指定)であるこの展望台からは、晴れた日には雄大な立山連峰が一望でき、贅沢な気分が味わえます。眼下に広がる富山市街地、南には富山城(⑤の写真)、西には呉羽丘陵、北には富山湾。どこを向いても間違いなく美しい景色が見られます。
 



9  富山城 続日本百名城





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①② 加賀の前田家(利家 利長)の分家であった越中前田家(利次)の居城
今の天守は戦後建てられたもので、もともと富山城に天守があったかは不明のため、いわゆる模擬天守の位置づけとなっています。


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③④ 鉄門石垣の鏡石 2つの鏡石は一方の天地を逆にするともう一方と重なり同じ石から割りとられたものと分かります。




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⑤ 城のすぐ北側に松川が流れていますが、昔は神通川が太く流れていて外堀の役目を果たしていました。 
 


10 海王丸パーク(富山県射水市)



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①② 海王丸(初代) 商船学校の練習船として誕生した帆船。2250トン。昭和5年(1930年)進水、平成元年(1989年)引退。以後富山県射水市の海王丸パークに係留されています。後ろの橋は新湊大橋。富山県射水市の富山新港に架かる全長600mの日本海側最大の2層構造(車道の下の階に自転車歩行者道)の斜張橋。


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③ 海王丸パークから北アルプス立山連峰が一望に見渡せました。


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④ 海王丸パーク内には世界の帆船模型を展示している日本海交流センターがあり、帆を張った海王丸の模型が飾られています

⑤ 現(2代目)海王丸は1989年(平成元年)進水。2556トン。実は2009年夏三河湾で船遊びをしているとき遭遇しました。


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⑥ 射水市PRポスターに「ドキッ!」
 



11 雨晴(あめはらし)海岸 (富山県射水市)


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① 雨晴海岸は 岩礁多く白砂青松の景勝の地で日本の渚百選の一つにも選ばれており、沖にある女岩を前景に雄大な北アルプス立山連峰が望めます。



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②  「義経岩(よしつねいわ)」は、源義経が奥州へ落ち延びる途中、にわか雨の晴れるのを待ったという岩で、地名「雨晴(あまはらし)」の由来となっています。義経岩の上には義経神社が建てられています。
③ 義経岩の上にある石碑には 「よしつね」「雨はらし」の文字が読めます
 



12 白米千枚田(しろよねせんまいだ)(石川県輪島市)



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①② 石川県輪島市白米町にある棚田です。日本海に面して、小さな田が重なり海岸まで続く絶景は、日本の棚田百選、「世界農業遺産」にも認定されました。