2018年JAF全日本ラリー選手権第9戦
「第46回MCSCラリーハイランドマスターズ2018」
大会のひとコマと旅の途中
その1 大会当日
1 金曜日モンデウス飛騨位山サービスパーク


①② スタート会場は岐阜県高山市のモンデウス飛騨位山スキー場の駐車場。


③ JN5クラスCMSC道北・鷹野健太郎選手(左)1週前にマシンのエンジンを壊し直しきれずやむなくスタート前にリタイヤ。でもJN5クラスは参加台数が5台なので1台でも欠けるとクラス不成立でJAFポイントが無くなるので、高山のスタート会場までやってきました。選手権規定では5台以上のレッキ受付を以って選手権クラスが成立します。コドラのウシニナヤナ選手は直前に急に仕事(ロシア語通訳)が入ったので、CMSC道北・尼子祥一さん(右)が代わりにコドラとして参加。2人で無事レッキ受付を済ませて競技クラス成立と相成りました。真ん中は全日本ラリーの会場ではどこでもオフィシャル参加の福岡県在住の原口真さん。
④ 公式車検の責任者は並木衛技術委員長。第5戦モントレー、第7戦MSCCいわきでも技術委員長を務めました。
2 モンデウス飛騨位山サービスパーク 土曜日レグ1サービスB




①~④サービスパーク

⑤ JN6クラスCMSC鎌田卓麻/市野諮選手組は、1レグでSS6本中3本ベストタイムをマーク。2位の新井敏弘/田中直哉選手組に6秒の差を付けて1位で折り返しました。


➅ 鎌田選手の車のメンテナンスはCMSC道北・秋葉貴之さん(右)と同じくCMSC道北・杉山聡さんが担当。
⑦ 同じくCMSC道北の木戸達三さんはチームのマネージャー。「車には触りません」と両手は後ろ。


⑧⑨ 土曜日レグ1サービスBを終えてパルクフェルメに移動するJN6クラス奴田原文雄/CMSC福島・佐藤忠宜選手。レグ1は1位のCMSC鎌田卓麻/市野諮選手組に10.4秒差の3位で折り返しました。


⑩ CMSC群馬・高橋壮吉さん(右)は毎回技術員として参加。第5戦モントレー、第7戦MSCCいわきでも技術員参加でした。左はJN3クラスの鷲尾俊一選手。還暦はとうに過ぎましたが、今年もWRCフィンランドラリーに参加するなど海外ラリー経験豊富なドライバーです。
⑪ CMSC群馬・星野博さんは第7戦MSCCいわきでは0カードライバーを務めていましたが、今回は単にギャラリー参加とのこと。


⑫⑬ 横浜ゴム タイヤサービス


⑭⑮ ダンロップ タイヤサービス


⑯ オクヤマの奥山正社長(右)とCMSC道北・木戸達三さん。
⑰ 西尾ガレージの西尾雄次郎さん(右)は全日本ラリー選手権初表彰台となるJN6クラス3位になった生田輝明/馬瀬耕平選手のサービス。後の3人も同選手のサービス隊。左はCMSブログで写真撮影のお手伝いをお願いしている愛知県野田久嗣さん。
中右は全日本ダートラ選手の大竹公二さん。中左は息子の大竹直生さん。まだ18歳の高校3年生。奴田原ラリースクールのジュニアチーム育成選手で、近い将来全日本ラリーデビューが楽しみです。


⑱⑲ テイクス社長の竹平素信さんはJN2クラスの鎌野賢志/蔭山恵選手の車のサービス参加。試合前はJN2クラスシリーズ2位でしたが今回リタイヤで3位に。最終戦ではわずかにチャンピオンの芽がありますが優勝してもライバルの成績次第。


⑳㉑ レグ1 1時間のサービス後パルクフェルメ
⑳の後ろは位山スキー場 ㉑のはるかかなたは今なお白煙上がる御嶽山。
3 日曜日アルコピアギャラリーステージ


① 土曜日の夜はギャラリーステージ・アルコピアスキー場のゲレンデで。
② 日曜日朝はゆっくり。鶏肉入りもやしラーメンをつくりました。

③ レカロシートのエボ10でもちゃんと寝られました。


④ SS12ギャラリーステージ スタート前の00カーと0カーのクルーとスタートオフィシャルの皆さん。
⑤ スタートオフィシャルは元全日本ラリードライバーの須沢光夫さん(右)。


➅ 0カーのドライバーは昨年宿で一緒だった高山短大の大橋智樹さん。また会えましたね。
⑦ 本大会のSSはターマック(舗装)ですが、ここギャラリーステージのこの区間の約300mだけグラベル。


⑧⑨ 2015年2016年全日本ラリードライバーで活躍した番場彬さん。ここ2年出場叶わず、もっぱらドローン撮影で全日本ラリーを転戦。




⑩~⑬ JN6クラス福永修選手の車のカラーリングには555のロゴ。タバコの555ではなく、自動車のステアリングやサスペンションパーツを製造する三恵工業のブランド名でした。肝心の福永選手はレグ1 TC6Bでマシントラブル(タービンブロー)によりリタイヤしてしまいました。


⑭ 地元久木野町青年部によるリンゴ販売。 長野県はリンゴの都道府県別生産では青森県に次ぐ第2位。
⑮ 地元住民の特別観覧席。
4 セレモニアルフィニッシュ & シャンパンファイト

①JN6クラス
優勝 新井敏弘/田中直哉選手組 今季5勝目
ドライバー/コドライバーチャンピオン確定(正式にはJAFから発表 以下同じ)
2位 奴田原文雄/CMSC福島・佐藤忠宜選手組
3位 生田輝明/馬場耕平選手組

②JN5クラス
優勝 川名賢/保井隆宏選手組 今季3勝目
2位 眞貝知志/保井隆宏選手組
3位 小濱勇希/馬場雄一選手組
ドライバーチャンピオンは小濱勇希選手が確定。コドライバーチャンピオンは馬場雄一選手と保井隆宏選手が最終戦に持越し

③JN4クラス
優勝 山口清司/山本磨美選手組 今季初優勝
2位 山本悠太/北川紗衣選手組
3位 関根正人/草加浩平選手組
ドライバーチャンピオン争いは上原淳選手(今回リタイヤ)と山本悠太選手と関根正人選手が最終戦に持越し。コドライバーチャンピオン争いは漆戸あゆみ選手(今回リタイヤ)と北川紗衣選手と草加浩平選手が最終戦に持越し

④ JN3クラス
優勝 天野智之/井上裕紀子選手
今季7勝目 既に ドライバー/コドライバーチャンピオン確定済み
2位 大倉聡/豊田耕司選手組
3位 岡田孝一/多比羅二三男選手組

⑤ JN2クラス
優勝 明治慎太郎/北田稔選手組 今季2勝目
2位 戸塚和幸/鈴木隆宏選手組
3位 鈴木尚/島津雅彦選手組
ドライバーチャンピオン争いは長崎雅志選手(今回4位)と明治慎太郎選手と鎌野賢志選手(今回リタイヤ)が最終戦に持越し。
コドライバーチャンピオン争いは秋田典昭選手(今回4位)と北田稔選手と蔭山恵選手(今回リタイヤ)が最終戦に持越し。

➅ JN1クラス
優勝 内藤学武/小藤桂一選手組 今季2勝目
2位 伊藤隆晃/大高徹也選手組
2位 古川寛/廣田幸子選手組 ドライバー/コドライバーチャンピオン確定


⑦⑧ 最後に三木彰競技長からラリー無事終了御礼の挨拶。8月31日に亡くなった大会会長の平林武さん(松本カースポーツクラブ/MCSC代表)とともに、本大会を46回に渡り開催してきました。平林さんを偲び、三木さんの目から熱いものがこぼれてきました。