2018 SUPER GT ROUND 2
FUJI GT 500km RACE
決勝日 レポート
前日予選日早朝まで御殿場市内は、低気圧の通過により1時間に50ミリを超える大雨に 見舞われ、予選日レーススケジュールが一部変更されたものの、午後から予選が行われた。
GT500クラスでは富士マイスター#38 ZENT CERMO LC500 立川祐路選手が自身の持つポール通算最多記録を「23」とする1'27.904を叩き出しポールポジション獲得。
GT300クラス予選は昨年第5戦富士に続き#55 ARTA BMW M6 GT3の高木真一選手が1'36.573のタイムを記録し決勝レースをクラス最前列で迎えることとなった。


決勝日当日、朝から快晴の天気に恵まれた富士スピードウェイ。ゴールデンウィーク中 に行われた第2戦富士500kmレース。サーキット内パドックやイベント広場には、 GTレースを待ちわびたモータースポーツファであふれていた。グランドスタンドに目を向けると、各チーム・メーカーを応援する応援シートが設けられ、決勝レースを盛り上げる。


9:50~ピットウォークが行われ、ゲートが開くと沢山の人の波。予選決勝前売券が完売するほどの人気に、サインを求めチームによっては黒山の人だかりにスタッフは大慌て。 ピットウォークへは静岡県警からも白バイやパトカーも展示され、高速隊員と記念撮影をしたりパトカーへ乗り込み体感したりと楽しい時間を過ごした。




今回昨年第5戦富士で取材させていただいたARTAチームを訪問。今回は大事な一戦ではありましたが、取材させていただく機会を得ました。(チーム関係者の皆様有難うご ざいます。)



110周決勝レースを前にARTAパドックは緊張感に包まれる。スタートドライバーは 前日ポールポジションを獲得する走りを魅せた高木真一選手。



決勝レースを前にスターティンググリッドへ110周の長丁場に、チームドライバーには迷いなく、 狙うは優勝あるのみ。刻一刻と決勝レースへのカウントダウンが始まる。


14:40~静岡県警警ら隊先導による交通安全啓発活動の一環としてGTマシンを先導、1周のパレードランが行われたのちSUPERGT GT500km Race 110周決勝スタート!


好スタートを見せた#55 ARTA BMW M6 GT3の高木真一選手は、レース序盤から予選からの良い流れを引き継ぎながら後続車を引離しにかかり優位なレース展開を見せるも、時間の経過とともに路面温度の上昇、タイヤへの負担など気はぬけないレース展開に。


高木真一選手は、一度もトップを譲る事なくS.ウィーキンショー選手へドライバー交代、 コースへは8位で復帰するも、早々にトップへ返り咲き周回を重ねる。タイヤのパフォーマンスもよく更に後続との差は広がりトップを独走する。



110周の決勝レース、終盤も安定した走りを魅せた#55 ARTA BMW M6 GT3は一度も トップを明け渡す事なく走りきり、第2戦富士500kmレース優勝。高木真一選手はこの優勝 で優勝回数「19」とし、新田守男選手を超えGT最多勝、 シリーズランキングも 2戦を終えクラスランキングトップに浮上した。
歓喜の中、土屋圭市エグゼクティブアドバイザーからは、「完璧」「100点100点!」と、決勝レースをスタッフメカニックとともに喜びを爆発させていた。
2018 AUTOBACS SUPERGT Rd.2
FUJI GT500kmRace決勝
<GT300クラス>

優勝:#55 ARTA BMW M6 GT3 高木真一/S.ウォーキンショー組
2位 :#31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀/平手晃平組
3位 :#11 GAINER TANAX GT-R 平中克幸/安田裕信組
<GT500クラス>


GT500クラスでは#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)が予選12番手から決勝に望む。アグレッシブな走りと戦術で決勝レース8位入賞で終え次戦鈴鹿へ期待が膨らむ。
<編集後記>
今回の取材に際し、ARTAチームの皆様、関係各所の皆様取材の機会をいただき 、改めて御礼申しあげます。有難うございました。
< Photo &Report by E.Ebato >