2017年JAF全日本ダートトライアル選手権第5戦


「NOZAWAダートトライアル」


大会のひとコマと旅の途中 
その1



1 土曜日公開練習日


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① SA2クラスCMSC長野・金田一聡選手は生まれも育ちも青森県八戸市。CMSC長野の初代会長の上野陽志夫さんと親しい付き合いをしてきたので、2003年3月CMSC長野発足以来今でもCMSC長野のクラブ員です。だから野沢で全日本ダートラがある時は毎回参加していますが、ホームコースの切谷内のほうが断然いい成績を残しています。
② N2クラスCMSC長野・山田武史選手。直前に大分に出張、九州北部集中豪雨で帰りの飛行機が欠航して大騒ぎ。FBでボヤいていましたが無事間に合いました。7年前の2010年野沢では全日本戦得ビュー戦でいきなりN3クラス3位を挙げて注目を浴びましたが、その後はパッとせず。そうは言っても走り慣れた地元コース。車はエボ10になり派手な黄土色になったので、みっともない成績で終わりたくないと、気合を入れていました。
 





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③ SC2クラスCMSC福岡・岩下幸広選手()は7月6日の九州北部集中豪雨の影響で高速道路通行止めがある中、何とか福岡県を脱出。途中広島でCMSC広島・河内渉選手や梶岡悟選手()の車を積んで、土曜日朝野沢に無事到着しました。カメラの前で出たポーズは梶岡選手が指1本、岩下選手が指2本。第3戦切谷内で各々のベストタイムが1000分の1秒まで全くの同タイムで、セカンドタイムで雌雄が決まったことを思い出させられました
④ N2クラスCMSC福岡・岸山信之選手()とN2クラスCMSC福岡・馬場一裕選手も、九州北部集中豪雨災害を切り抜けて野沢に参戦。遠路ご苦労様です。



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⑤ CMSC広島・河内渉選手やCMSC福岡・江川博・岩下幸広選手らの合同パドックでは、昼飯はソーメン。ごちそう様でした。
⑥ SC1クラスCMSC岐阜・奥村直樹選手は競技車にCMSCステッカーがいつの間にか無くなってしまい、次の試合までには「この位置に貼ります」と言ってくれました。





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⑦ 2年連続SC2クラスチャンピオンCMSC本部・田口勝彦選手は公開練習で突然エンジン不調となり、リタイヤ。その後パドックで修理試みるも「まだ原因がわからない」と。明日の決勝に黄色信号が点灯。
⑧ SA2クラスCMSC青森・大西康弘選手(左端)のパドックは、PN1クラスCMSC青森・葛西一省選手(手前右)も一緒。田口勝彦選手とも一緒です。CMSC青森・安田さん(奥)が葛西選手の野沢までの交代運転手を兼ねて3人の応援に野沢まで遠征してきました。CMSC青森は7月15・16日に東日本ラリー選手権とTGRラリーチャレンジを主催します。
 






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⑨ SA2クラスCMSC岐阜・櫛田正文選手()は、前戦スナガワで転倒クラッシュ。その後自宅のガレージでもう1台のエボ9から外板などを移植。野沢に何とか間に合わせました。72歳は全日本ダートトライアル現役では最高齢。転倒してもめげずに修理、次の試合に参加してくるとは見上げた根性です。右はSA2クラス北村和浩選手のメカニック応援参加のCMSC岐阜・松原実さん。
⑩ 昨年SA1クラスチャンピオンの中島孝恭選手も前戦スナガワで転倒。その後練習車も転がして1か月で2台も転倒させてしまいました。今年は第5位が最高位。「遅くたっていいじゃないか、可愛いければ」とフィアット500(チンクエチェント)で参戦中。車両保険で板金は間に合いましたが、サイドのカッティングシートが未完成。





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⑪ CMSC岐阜の原利之さん(右)はDクラス炭山義昭選手のチーフメカニック。炭山選手が今年好調なのも本人は勿論、メカニックの原さんのおかげと言っても過言ではありません。頼みますよ! 
PN2クラス河田富美男選手(左)は今年1月から5月まで中国深圳に海外赴任。ということは第1戦から第3戦までは都度わざわざ帰国してきた!?そう言えば第4戦スナガワも帰国してそのまますぐ北海道に向かったと言っていました。恐れ入りました。
⑫ 肝心の炭山選手は自分の車は原さんにお任せで、SC2クラスCMSC兵庫・吉村修選手の車のメンテナンスに夢中でした。




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⑬ CMSC神奈川・川村永二選手(右)は前戦スナガワをスキップして野沢に全力投球。CMSC神奈川・大橋邦彦選手(中)はスキップせず今季全戦参加中。暑さでスポーツドリンクを飲みっぱなし。今季好調のSC2クラス熊川嘉則選手()とは、6月のモントレー全日本ラリーの時に嬬恋で一献傾けました。
⑭ PN1クラスCMSC札幌の宝田ケンシロー選手は、前戦地元スナガワで今季2勝目を挙げて②ン連続チャンピオンまっしぐら。過去野沢では惨敗しているだけに、今回は気合入れて走りますと。幸いオヤジさん(宝田芳浩さん)もオクヤマの奥山社長も今回は来ないので、プレッシャーない分、のびのび走れますと。



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⑮ CMSC千葉・ヨレヨレトモキ(車押し右)/平塚忠博(手前)選手のWエントリーの車両に消音器。平塚選手は「パドックでエンジン欠けるとうるさくて周りに迷惑かけるので」と殊勝。
 SC2クラス小関高幸選手はSC1クラス熊久保重信選手からクールスーツを借りて公開練習を走行。ベストの中に冷水が循環して体温を下げるので、明日の決勝もクールスーツ着用で頑張ると。秘密兵器は相当効果あったようで帰宅後早速通販で購入しましたとFBで語っていました。




2 モーターランド野沢


 
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①② モーターランド野沢は野沢温泉から10km、車で約20分の位置。高台の上に造られているのでAパドックからはコースが一望。コース管理責任者は平田速雄さん。そう、CMSC長野・平田明也会長の父君です。



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③ 上がAパドックのギャラリースタンド。
 


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④ 本日の決勝コース。スタートすぐ外周の長い下りストレート。そのあと内周のテクニカルあり。
 




3 決勝日開会式


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①② 7月9日()7時50分から開会式。野沢で全日本戦が開催されるのは2010年、2014年、2015年に続き4回目。





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③ 大会役員 前列右からの富井敏雄・大会名誉会長(野沢温泉村村長)、宮入忠・大会会長(ロードナイト代表)、小西俊嗣・JAFスピード行事部会長。
④ 後列右から嶽下宗男・審査委員(JAF審査委員グループ)、小口貴久・審査委員長(JMRC関東運営委員長)、中村善浩・審査委員(JAF審査委員グループリーダー)、小林康彦・組織委員長(ロードナイト)。



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⑤⑥ 主催者を代表して宮入忠・大会会長(ロードナイト代表)から挨拶。




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⑦⑧ 続いて開催地を代表して富井敏雄大会名誉会長(野沢温泉村村長)からご挨拶。





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⑨ 競技役員紹介。左から塩原哲生・競技長(ロードナイト)、宮崎秀樹・コース委員長(はと車)、米持正徳・計時委員長)(はと車)、田中剛技術委員)(はと車)、内川清友パドック委員長(水芭蕉)、中山誠・救急委員長(ロードナイト) 斉藤賢市・事務局長(はと車)。





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⑩ 司会はCMSC長野・石澤勝彦さん。競技実況アナウンスも担当。金髪のアナウンサーで通称「アナ金」と呼ばれています。自己紹介では「CMSC長野の石澤勝彦」と所属クラブを言ってくれたのが好印象でした。野沢温泉村の消防団員でもあります。5月の切谷内に事前の情報収集、下調べに出向いていました。
⑪ 開会式に引き続きドライバーズブリーフィング。説明は塩原哲生競技長(ロードナイト)




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⑫ 開会式は全選手が座れる椅子が用意されているのですが、地元CMSC長野勢は後ろの立
ち見席。左からDクラス山本康徳選手、平田朋也CMSC長野会長(今回はエントリーしていません)、SA2クラス金田一聡選手、SC1クラス坂田一也選手。坂田選手は既に今季2勝を挙げて3勝目が期待されていますが、逆にプレッシャーにならなければいいが。
⑬広島からCMSC広島の三好工さん(JMRC中国ダートラ副部会長)と西元直行さん(最終戦タカタのアナウンサー)が視察に来ていました。昨夜は野沢温泉で温泉と酒席を楽しんだことが想像されます。左はプレイドライブ誌編集長の伊吹浩明さん。その昔CMSC帯広のクラブ員でした。
 





4 体験同乗走行会


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① 昨年から競技終了後表彰式の時間までを利用して、ファンサービスとして選手会主催の体験同乗走行会がおこなわれています。抽選で当たったギャラリーが助手席で決勝コースを体験しましたドライバーは10名の主に地元関東地区選手で、CMSCからはCMSC仙台・稲葉幸嗣選手(前列左)、CMSC栃木・赤羽政幸選手(前列左3人目)、CMSC長野・飯島千尋選手(前列右4人目)、CMSC神奈川・大橋邦彦選手(前列右2人目)の4名の選手が参加。クルマは本日の競技車。助手席に同乗するのは昼休みに抽選で当たった10名の幸運なギャラリー(後列)。走るコースは本日の決勝コースに同じ。CMSC福岡・岩下幸広選手(後列右)はスタート旗振り役でした。






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②③ CMSC長野・飯島千尋選手の車の同乗者は、偶然にも名前が同じ読み方の「ちひろ」さん。FBでは “僕と同じ名前とは。偶然にビックリしました() 初めてのダート走行を楽しんでいただけた様子で良かったです。「初めはゆっくり行きます」から除々に「スピード上げます」そして「キャー!!」車内は笑い声?? 僕もしっかり楽しめました”と。
 




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④ 飯島選手の車(決勝での写真です)





5 表彰式


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① PN1クラス 優勝は児島泰選手。今季初優勝。2位山崎利博、3位上野倫広、4位荻原吉雅、5位CMSC札幌・宝田ケンシロー、6位佐藤卓也の各選手。児島選手は優勝コメントで、行きの関越自動車道でスピード違反、罰金2万5千円。今回は優勝賞金で払えると苦笑い。




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② PN2クラス 優勝は昨年チャンピオンの川島秀樹選手。今季3勝目。2位矢野淳一郎、3位櫻井貴章、4位鳥居晴彦の各選手。




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③ N1クラス 優勝は昨年チャンピオンの岡翔太選手。今季2勝目。2位細木智矢、3位森大士、4位花見誠の各選手。




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④ N2クラス 優勝は昨年チャンピオンの黒木陽介選手。今季2勝目。2位本多智治、3位CMSC山形・伊藤久、4位北條倫史、5位信田政晴、6位CMSC福岡・岸山信之の各選手。




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⑤ SA1クラス優勝は工藤清美選手。今季3勝目。2位小山健一、3位CMSC仙台・稲葉幸嗣、4位崎山晶、5位CMSC長野・飯島千尋、6位外山嘉賢の各選手。




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⑥ SA2クラス 優勝は昨年チャンピオンCMSC岐阜・北村和浩選手。今季2勝目。2位林軍市、3位CMSC群馬・荒井信介、4位CMSC青森・大西康弘、5位CMSC神奈川・川村永二、6位CMSC道北・鎌田卓麻の各選手。





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⑦ SC1クラス優勝は山崎迅人選手。2位深田賢一、3位前田幸男、4位CMSC長野・坂田一也、5位CMSC福島・佐藤秀昭、6位熊久保重信の各選手。




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⑧ SC2クラス優勝は磯貝雄一選手。2位梶岡悟、3位CMSC兵庫・吉村修、4位CMSC福岡・岩下幸広、5位上村智也、6位小関高幸の各選手。





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⑨ Dクラス優勝は4年連続チャンピオンの谷田川敏幸選手。今季5戦全勝。2位亀山晃、3位CMSC広島・河内渉、4位炭山義昭、5位CMSC長野・宮入友秀、6位岩澤研一の各選手。
 




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⑩ CMSC兵庫・杉尾泰之選手FBより写真拝借。
左からSC1クラス平木亮、N1クラス岡翔太、PN1クラス宝田ケンシロー、SC1クラス杉尾泰之、PN2クラス竹本幸広選手。杉尾選手は「おかげさまで、岡は優勝させて頂きました\(^o^)/若手皆んな精一杯に頑張りました!スポンサー様はじめ関係者様、応援頂きありがとうございました!」と。竹本幸広選手、岡翔太選手を育て上げ、今は平木亮選手を育てている杉尾選手は現代版名伯楽。
※竹本選手は今回エントリーしていませんでしたが本人のみ会場に。