2017年JAF全日本ラリー選手権第5戦
「モントレー 2017 in 嬬恋」
大会のひとコマと旅の途中
その1 大会当日
6月9日(金)~10日(土)DAY1
1 メディア登録


①② モントレー2017 in 嬬恋」の開催地嬬恋には6月9日(金)13時過ぎに到着。競技会本部(ヘッドクオーターHQ)は「パルコールつまごいリゾートホテル」の3階に置かれています。

③ 早速メディアセンターでメディア登録を済ませました。メディアオフィサーは昨年同様ラリー北海道のメディアオフィサーを務めている河野功さん(中)でした。丁度OPクラス参加の島拓海選手(左)とコドラの多比羅二三男選手(右)がインカー映像の事前申請に来ていました。競技車に取り付けるインカー映像も事前の申請が必要です。


④ CMSC群馬・能戸知徳さん(右)が日本スーパーラリーシリーズ出場の#2号車黒岩満好/高橋巧選手の通称「キャベツ号」のインカー映像の事前申請にメディアセンターに来訪。能戸さんは昨年8月タイで行われたアジアクロスカントリーラリーでJAOSチームからハイラックスで参加、総合5位を収めました。今年も参加予定だそうです。クロカンにはめっぽう強い上に、国内でも今年の全日本ラリー第1戦ラリーオブ嬬恋に出場、JN5クラスで優勝しました。今回はキャベツ号のサポート役で参加。左は今回の全日本ラリー第5戦に併催された日本スーパーラリーシリーズ第2戦の審査委員を務める仲野次郎さん。
⑤ 日本スーパーラリーシリーズ出場の#2号車黒岩満好キャベツ号。
2 車検


① 朝からのレッキが終わり、各車公式車両検査場に続々と集結。
② JN4クラスの山本悠太選手の車から全日本ダートトライアル選手のCMSC長野・山本康徳さんが現れました。同じ山本ですが親戚ではなく、2人ともKoneチーム員で、山本康徳さんはメカニック担当です。


③④ CMSC群馬・高橋壮吉さんはモントレーでは毎回技術委員を担当しています。


⑤ 田畑邦博JAFオブザーバー(左)、小口貴久審査委員(国際全日本兼務)も車検を観察。
田畑さんは今大会併催のスーパーラリーシリーズ第2戦およびAPRC/全日本ラリー「ラリー北海道」のオーガナイザー/AGMSC北海道の代表です。小口さんはJMRC関東(JAF関東地域クラブ協議会)の運営委員長です。
⑥ 竹道雄康全日本審査委員(左)、七田定明JAFオーガナイザーも車検を観察。竹道さんは全日本ラリー「ラリー洞爺」のオーガナイザー/TEAM ARKの代表。七田さんは全日本ラリー「ツールド九州」のオーガナイザー/グラベルモータースポーツクラブの代表です。右は田畑邦博JAFオブザーバー。
3 6月9日(金)のサービスパーク
レッキ、車検を終えた各チームは競技スタートを明日に控え、パドックで最後の調整。ギャラリーはまばら。


① CMSC千葉・平塚忠博さん(右端)が代表を務めるスマッシュチームから3台が今回参加。選手メカニックが集合して記念撮影の最中でした。左端の遠藤彰選手は#41番 JN1クラス古川寛選手(遠藤選手の右)のコドラ。ラリー界ではベテランコドラですが、スマッシュチームでは「今年から加わった研修生」なので黄色いユニホームは支給されていませんと。
② スマッシュチーム代表のCMSC千葉・平塚忠博さん(左)がJN4クラス今季3連勝中の曽根崇仁選手(右)を陣中見舞い。平塚さんはオフィシャルとして、スイーパー車の藤本吉郎さんのコドラも務めます。


③④ 昨年の最終戦新城ラリーで転倒大クラッシュした奴田原文雄選手ターマック仕様車です。外装はほとんど板金したので塗装は見違えるほどきれいでツヤもあります。今回無傷で帰れるといいのですが・・・

⑤ 奴田原文雄選手のコドラCMSC福島・佐藤忠宜選手はレッキを終えて私服に着替えてリラックス。


⑥ CMSC道北・鎌田卓麻選手の車。
⑦ サービスは毎度CMSC道北チーム員。手前に秋葉貴之さん。後ろは左に杉山さん、右に木戸達三さん。緑色のタイヤホイルは明日からはスポンサーのシムスのカラーに合わせ黄色に変わりますと。


⑧⑨ CMSC栃木・赤羽政幸さんは奥様の隆子さんと組んで、国際と全日本の間に走る中スイーパー役を務めます。


⑩⑪ CMSC道北・鎌田豊さんは息子の卓麻選手のサービスではなく、#24番JN5クラスCMSC道北・鷹野健太郎選手のサービス。1週前のスナガワ全日本ダートラでのサービスを終えて、急ぎ小樽からフェリーを乗り継いで群馬にやってきました。


⑫ CMSC福島・後藤英隆選手(右)はOPクラスにエントリー。コドラの林敏雄選手(助手席)の年齢を合わせると130歳とか。今回参加選手の中で一番の最高齢チーム。
後藤選手の仕事は整形外科のお医者さん。緊張を強いられる仕事から離れて、オフはラリーを楽しもうと言いながらも「まだまだ負けてられません」と意気軒高。
4 開会式

①6月8日(金) 16時30分から開会式。


② 参加全選手出席の元、主催者を代表して大会組織委員会の高桑春雄・国内競技組織委員長から挨拶。左から槇田龍治・国際競技組織委員長、高桑春雄・国内競技組織委員長 篠塚建次郎・大会顧問 熊川栄・大会会長(嬬恋村長) ピーターマクニール・国際担当審査委員長 上村賢司 全日本担当審査委員長 竹道雄康・全日本担当審査委員 仲野次郎・国際担当審査委員 小口貴久・全日本担当審査委員の各氏。
③ 次に熊川栄・大会会長(嬬恋村長)から出だし英語で「レディース&ジェントルメン ウエルカム ツー ツマゴイ」と挨拶。後は日本語で「嬬恋村は日本一モータースポーツに理解のある村」とPRを続けました。


④ 篠塚建次郎大会顧問の挨拶。
⑤ 篠塚氏は、ラリー競技中は0カーを運転します。

⑥ 開会式会場で、JN5クラスCMSC道北・鷹野健太郎選手とコドラのCMSC道北・ヤナ選手に会えました。
5 6月10日(土)朝 セレモニアルスタート前のサービスパーク


① 愛知県春日井市から野田久嗣さんが、奴田原文雄コドラのCMSC福島・佐藤忠宜選手を激励に来ていました。今回ご家族は留守番。長年のモータースポーツ親友と一緒に観戦すると。
② CMSC道北・鎌田卓麻選手はセレモニアルスタートに向かう時間を気にしていました。5月の全日本ラリー第4戦若狭ラリーではリヤイヤに終わりましたが、1週前のスナガワ全日本ダートラ第4戦ではSA2クラス3位を獲得したことから、2月の練習で転倒腰を痛めたのもすっかり回復しているようです。今回は万全と見受けたので上位成績が期待されます。


③ JN5クラスCMSC道北・鷹野健太郎/CMSC道北ヤナ選手とCMSC道北鎌田豊さん。セレモニルスタート前のパドックにて出発準備。
④ CMSC群馬・林恵一さんは今回のラリーではラリーパーク運営委員を務めていますが、合間を縫ってサービスパークでJN4クラス山口清司選手に何やらアドバイス。林さんは先週スナガワの全日本ダートトライアル会場でも出没、全日本ダートトライアルでは毎回選手同乗走行会の進行役で活躍しています。


⑤ JN6クラス新井敏弘選手は今季リタイヤ、リタイヤ、2位4位と、まだ勝ちがありませんが、地元モントレーでは一昨年昨年と優勝しているだけに、怖い存在。雨に強い新井選手は今年も雨が降ることを祈っているようです。
⑥ JN6クラス昨年チャンピオンの勝田範彦選手は第1戦第2戦と2連勝、第4戦は2位ながらも第3戦のリタイヤが響き、第4戦を終わってポイントは、3位2位優勝2位のシリーズ1位の奴田原選手に1ポイント差の2位。モントレーは過去2回とも2位の好成績だけに、奴田原選手新井選手との好勝負が期待されます。
6 セレモニアルスタート


① セレモニアルスタートで、司会MCの水谷成克さんからインタビューを受ける奴田原文雄選手。
② セレモニアルスタート後にTC 0(ゼロ)があります。


③ 前戦で涙の優勝を飾った福永修選手のセレモニアルスタート。熊川栄大会会長/嬬恋村長もスターターのお役目を果たしていました。
④ CMSC道北・鎌田卓麻選手のセレモニアルスタート。


⑤ CMSC道北・鷹野健太郎選手のセレモニアルスタート。
⑥ セレモニアルスタートは多くのギャラリーに見送られました。
7 DAY1 SS3・6 大前須坂



①②③6月10日(土) DAY1 SS3とSS6の大前須坂はサービスパークから徒歩10分の林道SS。セレモニアルスタ―トを見送った後、多くのギャラリーが移動、1号車の通過を待ちわびていました。(③は野田久嗣さん提供)


④ CMSC道北・鷹野健太郎/ヤナ選手は今季初出場した第4戦若狭ラリーではSS3で早々と姿を消してしまいましたが、今回はSS3を無事通過。
⑤ 午後のSS6も無事通過。SS6終了時JN5クラス5位のポジションでした。しかし次のSS7峰の原でガードレールにヒット、車のフロント足回りにダメージを負い走行困難、リタイヤを余儀なくされました。
8 DAY1 峰の原リモートサービス。
(写真は野田久嗣さん提供)

① TC7B 峰の原サービスイン。DAY1の SS7 10.779kmの峰の原を1本走った後、2本目SS8を走る前に15分間のリモートサービスがあります。サービス員は嬬恋から菅平・峰の原まで約30kmを出張してきます。


②③ サービスアウト後 SS8に向かう奴田原文雄選手とコドラのCMSC福島・佐藤忠宜選手。