全国CMSC会員の皆様
明けましておめでとうございます
今年も元気に、CMSC活動を繰り広げていきましょう


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今年も新しい1年が始まりました。全国CMSC会員の皆様には、健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 
まずは、昨年も例年と変わらぬモータースポーツ活動を継続していただきましたことに、厚く御礼申し上げます。
昨年全日本選手権では、ダートトライアルで田口勝彦選手(本部)が2年連続、北村和浩選手(岐阜)が返り咲き、宝田ケンシロー選手(札幌)が新たに、合わせて3名(2015年は4名)のCMSC選手が見事チャンピオンを獲得、全日本選手権シリーズ6位以上のCMSC選手は23名(2015年は27名)にも及びましたが、残念ながら2015年の人数を下回りました。逆に地方選手権では19名(2015年15名)のCMSC選手がチャンピオンを獲得、シリーズ6位以上のCMSC選手は61名(2015年58名)にも及び、前年を上回る結果となりました。
また5つの支部(青森、岩手、福島、島根、香川)では前年に同じく公認競技を主催、さらには各支部でも競技オフィシャル協力・役員派遣、JMRC役員就任など多岐にわたる活動をして頂きました。
 
一方、昨今の日本経済は長きにわたるデフレ低迷から脱却して回復傾向にあると言われてきましたが、リーマンショック以降はアベノミクスも功を奏せず残念ながら未だ私たちの生活実感までは至っておりません。2014年4月の消費税増税による景気の反動もあり、2017年4月の消費税10%の増税が2019年10月に延期されるほど、この先しばらくは引き続き厳しい経済環境と生活環境が続くと思われます。 さらには、自動車業界の高性能志向から環境対応並びにエコ志向などもあり、今年もモータースポーツにとっては順風とは言えない環境にあることは否めません。
 
世界のワークスモータースポーツ活動に目を転じると、今年はFIA世界ラリー選手権では、トヨタ自動車が18年ぶりに復帰するという明るい話題がある一方で、4年連続チャンピオンチームのフォルクスワーゲンが昨年限りで撤退、FIA世界耐久選手権ではフォルクスワーゲングループのアウディが昨年限りで撤退、FIA世界ツーリングカー選手権では3年連続チャンピオンチームのシトロエンとラーダが昨年限りで撤退するなど、世界のワークスモータースポーツも大きな変化の年となりそうです。
 

CMSCはワークスモータースポーツとは異なりますが、本部と全国30の支部で構成された、50年もの長い歴史と伝統を持つ三菱車系ユーザーモータースポーツクラブの組織として、長く日本のモータースポーツの発展に貢献して参りました。クラブの歴史は順風満帆ばかりではなく、設立後にはまもなくオイルショックや不正改造、排出ガス規制問題などが発生し、モータースポーツに対する世評が冷えた時期、スポーツポテンシャルのある市販車が とぎれた時期を迎えることもありました。2010年には三菱自動車がモータースポーツ事業から撤退という大きな危機に直面しました。こうした時期もクラブ員の団結は堅く保たれ、これらを乗り越えて現在に至っています。今後も立派な歴史と伝統のあるCMSCというクラブ組織を、誇りと自信を持って維持継続させていきたい所存です。

 
とは言いながらも、本部では昨年年頭には全国大会の2017年3月開催を計画しましたが、諸般の事情から開催を断念することと致しました。しかしながら歴史あるCMSCが今までと変わらぬ元気なユーザーモータースポーツ活動を続けられるよう、今年も本部メンバーが全国各地に出向き支部との交流を図り、またCMSCホームページおよびCMSCブログを通じてCMSCのPRおよび会員の活躍紹介を継続するなど、皆様とともにCMSCの活動を盛り上げていく所存です。
各支部および会員の皆様におかれましても、例年と同様に、クラブの運営、JMRC活動への参画、競技主催・役員参加、競技出場、サービス・メカニック参加など幅広いモータースポーツ活動を続け、かつ一層のご活躍をされますよう心からお願い致します。
 
最後になりますが、CMSC会員およびそのご家族の皆様が今年も健やかに過ごされることを祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせて頂きます。
平成29年/2017年 元旦
 
 
 
  CMSC会長 田口 雅生            CMSC事務局長 須賀 健太郎
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