2016年全日本ダートトライアル選手権第2戦
「RASCAL SPRING TRIAL IN KYUSHU


 


大会のひとコマと旅の途中


その2 大会当日(土曜日公開練習 日曜日決勝)
 


1 宮地嶽神社
 


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①スピードパーク恋の浦のある福津市は福岡市の北東30キロ。福津市にはある宮地嶽神社は、全国に鎮座する宮地嶽神社の総本宮。アイドルグループ「嵐」が出演するJALの、今年2月からのCMの撮影地になり一躍脚光を浴びました。公開練習終了後、福岡に戻る時、立ち寄ることにしました。

②社の本殿に架けられている大注連縄(おおしめなわ)は、長さ13m、直径2.5m、重さ5トン。日本一という触れ込みですが、出雲大社神楽殿の大注連縄は長さ13,5m 周囲8m(直径でいうと2.5m、重さ5トンとこちらも日本一を誇っています。注連縄とは聖なる領域と俗なる領域の秩序を維持するために区域を限る「結界」の役目をするもの。また日本の正月に、家々の門や玄関や出入り口、車などにする注連飾りも注連縄の一形態であり、厄や禍を祓う結界の意味を持ち、大相撲の最高位の大関の中で、選ばれた特別な力士だけが締めることができる横綱も、注連縄です。


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③嵐のCMに登場したのは、この宮地嶽神社の石段の部分で、海に向かって一直線に道路が伸びています。ここにまっすぐに夕日が沈むと、あのCMに登場した美しい光の道ができるのです。まっすぐな道路の向こうの海に夕日が沈んでいく光景は本当に神秘的。嵐と同じ光景が見たいとファンも押し寄せているそうです。ただしその光景がられるのは2月と10月。今回は残念ながら参道の向こうに夕日は沈みませんでした。



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④⑤宮地嶽神社の門前通りには、9軒の松ヶ枝餅を売っている店があります。松ヶ枝餅は宮地嶽神社門前街の一番人気のお土産品。
松ヶ枝餅のことを太宰府天満宮の梅ヶ枝餅のパクリだと思っていました。宮地嶽神社は太宰府天満宮よりもはるかに古い歴史を持っています。宮地嶽神社の祭られているのは神代の時代の神功皇后です。太宰府天満宮の菅原道真公より1000年は古い。餅というのは昔から、神様に奉納する食物の定番です。ということは松ヶ枝餅のほうが歴史が古いいのでは。ただ単に名前や形状が似ているというだけで、パクリ扱いするのは松ヶ枝餅に非常に気の毒な話ですね。

太宰府天満宮には梅ヶ枝餅、宮地嶽神社には松ヶ枝餅。では若しかしたら福岡県には竹ヶ枝餅はあるかと思いきや・・・ネットで探しましたがやっぱりありませんでした。
 


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⑥⑦⑧松ヶ枝餅は表面に宮地嶽神社の神紋である「三階松」の焼印が付いています。定番の「白餅」と生地によもぎを練りこんだ「よもぎ餅」がありますが、後日太宰府に行って白い梅ヶ枝餅と食べ比べるため白餅を食べました。見た目で違うのは松ヶ枝餅には南部せんべいのような「耳」がありました。
 


2 決勝日パドック



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①CMSC広島・岩根つもる会長()は本大会の役職はありませんが、JMRC中国・運営委員長の立場もあり川崎勝已さんを同行して視察。元全日本の川崎さんは今は地区戦をランサーのWエントリー参加でモータースポーツを楽しんでいますが、なにせD車なのでこれでもかと改造するのですが、昨年まともに完走したのは2人で4本のみ、後はことごとくメカニカルトラブルリタイヤでしたと苦笑。


②CMSC広島・河内渉選手は第1戦丸和で4年ぶりの優勝を飾り、昨年後半から好調を維持しているだけに第2戦も優勝して2連勝を得たいところ。後ろに同じ広島の梶岡悟選手。その後ろにCMSC広島・岩根つもる会長が陣中見舞い。




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③CMSC岐阜の櫛田正文選手は昨年最終戦門前で転倒、その時右腕に大けがをして何針も縫う手術。今年第1戦は体は回復したのですが車が間に合わずパス、今回第2戦に参加。御年71歳、全日本ダートラ選手最年長。家族には怪我を潮時に引退を進められましたが、ダートラをやめてボケたらどうすると言って現役続行することになりました。そのファイトには小生もただ敬服するばかりです。


④CMSC福岡・上原吉就選手は公開練習のタイヤはドライでしたが、決勝は雨で路面ウエットを予想、わざわざ前日にウエットタイヤに履き替えて決勝日を迎えました。しかし雨は朝方イに履き替えました。


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⑤CMSC神奈川・川村永二選手(左)と同・大橋邦彦選手()は朝のウエット路面の慣熟歩行を終えて、何をしているのかと覗くと泥だらけの長靴を水たまりで洗っていました。大きな大人がが泥んこ遊びをしているようです。右は人見雅子選手。

⑥CMSC千葉・ヨレヨレトモキ選手はいつもの色あせたよれよれCMSCキャップを被っていません。失くしてしまったとのこと。右は同じくCMSC千葉・北島広実選手。



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⑥CMSC群馬・荒井信介選手は第1戦地元丸和ではSA2クラス2位。同じCMSC勢(道北)の鎌田卓麻選手がPN2クラスから移行して優勝しただけに、3年連続チャンピオンを狙うにはこの試合でしっかりポイントを稼いでおきたいところです。

⑦荒井選手のミラーの右に車検合格ステッカー。第1戦の車検合格ステッカーと並べて貼られています。ステッカーはブリッドがスポンサーのようです。



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⑨CMSC福岡・山本厚選手は昨年この会場でSA2クラス2位の金星。今年も密かに狙っているような気配でした。

⑩CMSC福岡・岸山信之選手()は昨年この大会N2クラス2位と今年も地元で活躍が期待されます。同じくCMSC福岡・馬場一裕選手は昨年この大会N2クラス9位。今年はマシンを北條倫史選手のエボ10を購入、エボ9から乗り換えて功を奏するか?
 


3 開会式


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①②前夜の強風雨で開会式テントが飛ばされてしまいました。幸い決勝日は雨が上がってテントなしで開会式が行われました。


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開会式の主催者代表挨拶は本大会会長である地元選出の宮地秀樹・自民党衆議院議員・国土交通大臣政務官。「先日自動運転のクルマの試乗をしましたが、クルマはやっぱり自分で動かすほうが楽しい。選手の皆さんはモータースポーツを大いに楽しんでください」と。




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⑤競技会審査委員会は左から恒松雅彦委員長、加藤正美委員、三重野正治委員の3名。

⑥ドライバーズブリーフィングは星野元競技長から競技注意事項の説明。
 


4 表彰式
 


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①PN1クラス表彰。優勝は上野倫広(右の車写真)、2位CMSC札幌・宝田ケンシロー、3位福山重義、4位児島泰、5位荻原吉雅、6位山崎利博の各選手。


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②PN2クラス表彰。優勝は川島秀樹(右の車写真)、2位竹本幸広、3位熊久保信重、4位櫻井貴章、5位矢野淳一郎、6位須田行雄の各選手。




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③N1クラス表彰。優勝は岡翔太(右の車写真)、2位細木智矢、3位仲健太郎、4位橋本英樹、5位花見誠、6位齊藤道夫の各選手。



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④N2クラス表彰。優勝は黒木陽介(右の車写真)、2位宮地聖、3位西田裕一、4位CMSC神奈川・影山浩一郎、5位北條倫史、6位CMSC栃木・赤羽政幸の各選手。



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⑤SA1クラス表彰。優勝は中島孝恭(右の車写真)、2位太田智喜、3位崎山晶、4位谷尚樹、5位CMSC仙台・稲葉幸嗣、6位工藤清美の各選手。



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SA2クラス表彰。優勝はCMSC青森・大西康弘(右の車写真)、2位CMSC道北・鎌田卓麻、3位林軍市、4位CMSC群馬・荒井信介、5位CMSC岐阜・北村和浩、6位CMSC千葉・北島広実の各選手。


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⑦SC1クラス表彰。優勝は山崎迅人(右の車写真)、2位大西雅也、3位中沼貴広、4位西尾忠、5位松田宏毅、6位田口都一の各選手。



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⑧SC2クラス表彰。優勝はCMSC本部・田口勝彦(右の車写真)、2位上村智也、3位古谷哲也、4位磯貝雄一、5位梶岡悟、6位CMSC福岡・岩下幸広の各選手。



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⑨Dクラス表彰。優勝は谷田川敏幸(右の車写真)、2位CMSC広島・河内渉、3位炭山義昭、4位目黒亮、5位CMSC長野・山本康徳、6位亀田幸弘の各選手。