2015年JAF全日本ダートトライアル選手権第8戦(最終戦)
「ダートスプリント in 門前」
大会のひとコマと旅の途中
その2
7 昼の慣熟歩行


①慣熟歩行の先頭はPN1クラスグループ。第2ヒートは開始後すぐ走るので慌ただしい。
右サングラスは第2戦優勝して3連勝後失速しているCMSC札幌・宝田ケンシロー選手。第1ヒートトップタイム。チャンピオンが目の前でしたが・・・・(結果は4位でチャンピオンは荻原吉雅選手)
②先頭はSA2クラスのCMSC神奈川・川村永二選手。初のシード獲得に向けて、第1ヒートしっかり4番手。


③PN2クラスのCMSC帯広・和泉泰至選手。FFから乗り換えFR2年目。目下ポイントはシード圏内6位。奥はN2クラスのCMSC福岡・岸山信之選手。CMSC神奈川・影山浩一郎選手と2ポイント差の7位。
④SA2クラスCMSC群馬・荒井信介選手(左)はCMSC岐阜・北村和浩選手と一騎打ち。勝った方がチャンイオンですが、第1ヒート荒井選手は3番手、北村選手が転倒リタイヤで思わぬ展開に。N2クラスCMSC福島・星盛政選手(右)は目下シリーズ5位のポイント。


⑤前戦でPN2クラスチャンピオンを決めたCMSC道北・鎌田卓麻選手。第1ヒート1番手で、ご機嫌サムアップ。
⑥SC2クラスCMSC兵庫・吉村修選手。今季3勝を挙げていますが、取りこぼしが多く、目下シリーズ2位。CMSC本部の田口勝彦選手、CMSC千葉・平塚忠博選手との三つ巴。第1ヒート5位から逆転優勝を狙います。


⑦前戦で全日本初優勝を飾ったSA2クラスCMSC岐阜・田上正彦選手。昨年シリーズ5位から今年は目下シリーズ3位。
⑧SC2クラスCMSC岐阜・太田雅文選手は昨夜道の駅「赤神」で小学生のご子息とテント泊。「夜中の雨には参りました」と。


⑨あれれ。2012年に引退したCMSC神奈川会長の永山裕之さん。来年に向けて全日本復帰?
⑩フォルテックオイルの渋谷社長。運動がてら慣熟歩行。


⑪ N2クラス伊藤益弘選手(右)は全日本ドライバーでは70歳のCMSC岐阜・櫛田正文選手に次ぐ高齢の62歳ですが、至って元気です。左は同じBOOBOW・チームメイトのN2クラス西田裕一選手。
⑫N2クラスCMSC山形・伊藤久選手は秋田県在住。来年は地元秋田のクラブが全日本ラリーを主催申請しているとのこと。


⑬CMSC千葉・北島広実選手は激戦区SA2クラス第1ヒート一番手!もしかしての大きな期待。
右にSC2クラスCMSC千葉・ヨレヨレトモキ選手。その右はSC1クラスCMSC長野・坂田一也選手。
⑭いつもパドックを同じにしているSA2クラスCMSC青森・大西康弘選手(左)とSC2クラスCMSC本部・田口勝彦選手(右)。田口選手は第1ヒート1番手とチャンピオンに王手。

⑮N2クラスCMSC神奈川・影山浩一郎選手は来季の6位シード権を目指しています。右後ろSA1クラスCMSC長野・飯島千尋選手は前戦転倒リタイヤで突貫工事。この試合で来季シード権を獲得したいと。
8 第2ヒート開始~表彰式前


①ギャラリーコーナーで撮影する加藤仁さんの位置は門前名物300mストレートが真正面に見渡せる場所。選手も他の選手の走りを見に来ます。加藤さんの後ろにSC2クラスCMSC千葉・平塚忠博選手。その左にDクラスCMSC長野・山本康徳選手。
②しばらくするとSA2クラスCMSC岐阜・田上正彦選手(加藤さんの後ろ)と、CMSC神奈川・川村永二選手(前)。


③SA1クラスCMSC仙台・稲葉幸嗣選手は第1ヒート4位。中島孝恭選手とチャンピオン争いしているだけに、見る姿勢も真剣そのもの。
④さて、第1ヒート転倒リタイヤしたCMSC岐阜・北村和浩選手がギャラリーコーナーまで遠征。ということは車が走れる状態になった?それとも諦めて観戦か?


⑤ウインマックスの伊藤和浩さんやCMSC千葉・平塚忠博さんと笑みを浮かべて話しているということは、修理が何とか第2ヒートに間にあったようです。
⑥一方のライバルCMSC群馬・荒井信介選手は自分との戦いに負けないよう、気を引き締めた顔付き。


⑦第2ヒートSA2クラスCMSC岐阜・櫛田正文選手が目の前で転倒。荷重のかかる後輪アウト側のタイヤのリム落ちが原因のようです。
⑧試合前には元気な最高齢ドライバーでしたが、右腕骨折との情報。大事に至らないことを祈っています。右は前戦で転倒リタイヤしたCMSC長野・飯島千尋選手。疫病神が櫛田選手に乗り移ったのかしら。


⑨PN2クラス優勝したチャンピオンのCMSC道北・鎌田卓麻選手は、来年はSA2クラスに移行とか。荒井信介選手の車両を真剣に観察。
⑩CMSC岐阜・田上正彦選手はSA2クラス2位。シリーズも3位確保。重たいテントの片づけも軽やか。


⑪SA2クラスCMSC神奈川・川村永二選手は7位フィニッシュでシリーズ6位確保。指の本数でわかりました。堀部さんのチューニングのおかげです。
⑫CMSC東京・アキマただゆき選手は今日の成績は芳しくありませんでしたが、先週JAF東北Dクラスチャンピオンを獲得。練習を兼ねて切谷内まで地区戦出場の甲斐がありました。それにしても夫婦で全日本戦、東北地区戦遠征は時間と経費は相当なものとお見受け、脱帽。


⑬PN1クラスCMSC青森・葛西一省選手は、これから青森県黒石市まで自走で帰ります。運転助っ人は同じCMSC青森でラリーの時のコンビ安田弘美さん。
⑭CMSC神奈川・影山浩一郎選手はN2クラス9位。CMSC千葉・平塚忠博選手はSC2クラス7位。同北島広実選手はSA2クラス4位。お疲れ様の笑顔。

⑮CMSC長野・坂田一也選手(後列右)他長野県勢。チューナーの神田誠さん(後列左)や、ラリー北海道でコドラ出場の石澤裕子さん(前列真ん中)も応援参加。
9 北村和浩選手車両突貫修理
(①~④写真提供は北村和浩応援サイト管理人さん、愛知県春日井市野田久継さん ご協力ありがとうございました)


①北村和浩選手の車両は転倒でかなりのダメージ。第2ヒート出走までの間どこまで直し切れるか、選手やメカニックの人達が総出で修理を始めました。北村選手(右)も工具片手。
②フロントガラスはどこからか調達。幸いエンジンは大事に至らずラッキー。


③Aピラーはそれほど押されておらず、フロントガラスを何とか装着することができました。それにしても選手の昼の慣熟歩行に行かずに修理作業には感激。
④何とか走行時間までに修理完了。奇跡としかいいようがありません。

⑤結局第2ヒートは三番手タイムで3位。チャンピオンは荒井信介選手に譲りましたが、北村選手は鬼神の走りで他の選手やサービスの仲間の友情修理に応えることできました。
10 表彰式


①PN1クラス。優勝は児島泰選手。2位佐藤卓也、3位山崎利博、4位CMSC札幌・宝田ケンシロー、5位徳田宏海、6位馬場基の各選手。チャンピオンは今回8位の荻原吉雅選手に。
②CMSC札幌・宝田ケンシロー選手は「要修行」と敗戦の弁。チャンピオンは来年にお預け。


③PN2クラス。優勝は前戦で2年連続チャンピオンを決めたCMSC道北・鎌田卓麻選手。2位櫻井貴章、3位竹本幸広、4位CMSC岐阜・奥村直樹、5位CMSC帯広・和泉泰至、6位鳥居晴彦の各選手。
④CMSC道北・鎌田卓麻選手は「テインのサス、ダンロップのタイヤ、イッツのブレーキパッド、ATSのデフを付ければ誰でもチャンピオンになれます!」とスポンサーへのリップサービス。


⑤N1クラス。優勝は坂井義浩選手。勝ってチャンピオン獲得。2位細木智矢、3位岡翔太、
4位前田蔵人、5位柴原学志、6位広上徹の各選手。
⑥N2クラス。優勝は黒木陽介選手。勝ってチャンピオン獲得。2位村松俊和、3位西田裕一、4位CMSC山形・伊藤久、5位北條倫史、6位CMSC岐阜・角皆昭久の各選手。


⑦SA1クラス。優勝は太田智喜、2位崎山晶、3位佐藤靖朗、4位中島孝恭、5位CMSC長野・飯島千尋、6位北淳の各選手。
⑧SA2クラス。優勝はCMSC群馬・荒井信介選手。勝って2年連続チャンピオン獲得。2位CMSC岐阜・田上正彦、3位CMSC岐阜・北村和浩、4位CMSC千葉・北島広実、5位CMSC青森・大西康弘、6位林軍市の各選手。


⑨CMSC群馬・荒井信介選手は「北村選手が修理直して第2ヒートを走ったので、余計に闘志が湧き、自分の走りができた」と。
⑩CMSC岐阜・北村和浩選手は、「みんなの必死の修理で第2ヒート走れたことに感謝」と。


⑪SC1クラス。優勝はすでに5年連続チャンピオンを決めている工藤清美選手。2位西尾忠、3位大西雅也、4位山口順平、5位福山重義、6位松田宏毅の各選手。
⑫SC2クラス。優勝はCMSC本部・田口勝彦選手。勝ってチャンピオン獲得。2位上村智也、3位磯貝雄一、4位CMSC岐阜・太田雅文、5位梶岡悟、6位CMSC兵庫・吉村修の各選手。


⑬CMSC本部・田口勝彦選手「ラリーのチャンピオンは何度もあるが、ダートラは初めて」と。
⑭Dクラス。優勝は前戦で3年連続チャンピオンを決めた谷田川敏幸選手。2位CMSC広島・河内渉、3位亀山晃、4位目黒亮、5位栗本利也、6位佐藤史彦の各選手。

⑮締めの挨拶は主催者スリーアール会長の福田淳三・大会組織委員長。