2014年1月より
CMSC会長に田口雅生が就任
 
 
 
コルトモータースポーツクラブ(略称CMSC)では、このたび代表=会長に田口雅生を選出致しました。これは今年7月の木全巌会長の死去に伴うもので、12月に済ませた2014年JAF加盟クラブの更新と同時に代表者の変更手続きも行いました。
CMSCは1964年10月に設立されたJAFの登録クラブで、日本でもっとも長い歴史と伝統を持つモータースポーツクラブのひとつです。
CMSCはJAFの登録クラブであると同時に、現在全国に30の支部(各々独立したJAF登録クラブ)を取りまとめる“本部”としての組織機能を兼ねており、本部支部を合わせると約800名の会員を擁する自動車メーカー系の一大モータースポーツクラブ連合であります。よってCMSCの代表は本部の代表であると同時に、全国30の支部の代表でもあるので、その代表には初代は外川一雄、第2代には木全巌と、日本のモータースポーツの発展に尽力してきた者が就任してきました。
今回新たな代表=会長に就任した田口雅生も長年にわたり三菱自動車のモータースポーツ事業に携わり、JAFのモータースポーツ委員も務めてきました。2004年から2010年までは三菱自動車のモータースポーツ専門会社であるラリーアートの社長を務めてきましたので、CMSCの代表にふさわしいモータースポーツ経歴の持ち主です。
CMSCは田口雅生新会長の下、微力ながら一致団結して日本のモータースポーツの発展に貢献して行く所存ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
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 <田口雅生会長就任のご挨拶>
 
6年振りのCMSC全国大会で皆様のご理解とご支持も得て、更には本部会員のご賛同を頂き、CMSC本部会長を務めさせて頂くことになりました。故木全前会長の突然のご逝去を受けての大役に身の引き締まる思いです。
 ご存じのとおり、自動車産業を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、全国のCMSC会員の皆様も日々の活動にご苦労されている事と思います。しかしながら、に例の無い、全国的なモータースポーツクラブマン組織としてのCMSCの皆様が、各地でのオピニオンリーダーとして活躍される事が、今後の国内モータースポーツの発展に寄与する事も間違いの無い事と考えています。
モータースポーツの原点は、クラブマンによる草の根的な活動に有ります、このこと
は、今年の6年ぶりのCMSC全国大会にお集まり頂いた会員諸氏の報告や、ダートラでのご活躍を通じて、改めてCMSCの団結力、実行力を実感し、皆様の活動が続く限り、国内モータースポーツの発展が期待出来ると思いました。
この十数年で、アジアパシフィックラリー選手権が定着し、WRC開催も行われ、国内ラリーも世界基準で開催されるようになる等、大きな進展が有りましたが、残念ながら、未だモータースポーツが、自動車文化の一つとして、社会的に広く認識されるまでには至っていないのが現状のようです。この現状を変える原動力の一つが、CMSCの皆様の活動で有ると思います。その為にも、私だけで無く、CMSC会員の皆様一人一人と一致協力して、モータースポーツの発展に力を注いで行きたいと思います。
私にとっても新たな挑戦となりますが、皆様のご協力、ご支援をお願い致したく、宜しくお願い申し上げます。
 
 
<田口雅生会長プロフィール>
 
  1952年生まれ、大学在学中に、当時の三菱国内ラリーチームのコ・ドライバーだった先輩の後任として、1973年にCMSCに所属。プライベートトップドライバーとして活躍中だったCMSC福島・故菅野茂選手のコ・ドライバーに抜擢。1981年からはアドバン・ラリーチームのコ・ドライバーとして全日本ラリー選手権に出場。1984年のRACラリーを皮切りに、1985年マレーシアラリーには篠塚建次郎選手のコ・ドライバーとして出場、RACラリーには計6回出場。
  1975年に三菱自動車工業株式会社入社、1981年に乗用車商品企画部に異動後、モータースポーツ担当も兼務し、ワークスラリー活動の企画・運営に関与。1995年に株式会社ラリーアートへ出向。2004年2月から2010年4月までラリーアートの代表取締役社長を務めた。またJAFのモータースポーツ委員として技術部会委員、マニファクチャラーズ専門部会委員、さらにはFIAマニファクチャラーズ委員会委員等を務めた。