昨夜は,世界中の人と同様,私もオバマの大統領就任演説の中継を観た。
映像や映画を観て泣くのは好きじゃない,とくに他の人たちが泣いているときは笑ってしまうタチなのだが,昨日は感動した。彼はなんと立派で,クールで,パーフェクトなんだろう!

宣誓のとき,彼は言葉を噛んでしまったのかと思ったら,そうじゃなかった。先導役のロバーツ国務長官が語順を間違えてしまったのだ...オバマは言いよどみ,微笑む。ロバーツは繰り返す。絶妙,絶妙!

冒頭部分を観て,よく聞いてみてください。faithfully(誠実に)という言葉にさしかったところです。



昨日はだから,ここ何ヶ月かで初めて日本の報道番組をテレビで観た(いつもはぜんぜん観ない。ニュースはipodに入れたフランスのラジオ「フランス・キュルチュール (France Culture)」か,新聞・雑誌で知る)。テレビにはとりたてて言うことなし。20分おきに番組を中断させるCM,イライラする!



何でもないCMの中に,日本人の生活の典型的特徴が,ふいに見つかるときがある。
食事が終わると,パパと娘はさっさと席を立つが,
さすが日本人,「ごちそうさま」はちゃんと言う。



でもママはそのまま行かせない。「魔法使いサリーちゃん」のように,不思議な粉をひと振り。
「後片付け手伝ってくれないの?」
「皿洗いをひとりでするのは誰?」
「女中でいるのはもううんざり!」



そんなことは言いません。ママはただ,デザートに「レディ・ボーデン」のアイスを用意していたのだった。
社会的に有益な商品が流行している昨今,「レディー・ボーデン」も家庭内のよりよいコミュニケーションのために作用している点に注目しよう。キャッチコピーは「レディー・ボーデンでもっと話そう!」

結論
● 家事の分担は今後も重要な問題とはみなされない。


今日の一言:「レディー・ボーデン」は「レディーズ・バーデン」?

昨日の朝。日本テレビの番組「スッキリ!!」で「世界のCMフェスティバル」2008年のベストCMが紹介されたコーナーをちょっとだけ観た。
うちのロゴを画面で表示してもらったり,イベントスケジュールの告知をテレビ局の方にお願いするには,柔軟さ,駆け引きのうまさ,毅然とした態度が必要だ。
私が直接やりとりをするのは,制作会社の若い人たち(しばしばライバル局のためにも仕事をする)。そして最終的にロゴを消したり,イベント告知を取りやめる決定を下すのは各局の「上の人」だ。私はこれまで何度も腹立たしい思いをしてきたので,今ではフィルムの貸出しをお断りすることもある。

「スッキリ!!」さんとはいつもうまく行っている。CM放映中もロゴが常に見えるし,3月のイベント告知もちゃんとしてくれた。

「テレビで観た!」ことの効果は,全くないとも言えるし,すごくあるとも言える。
これが今年,他局で「世界のCMフェスティバル」のCMをご使用いただく際のモデルケースとなればいいなと思う。

「世界のCMフェス」のCMがテレビ放映されるときの手法について,気が付いたこと:
1) 画面の内側に,さらにワクを重ねるのは,番組スポンサーの「実際の」CMと間違われないようにするため。画面を100%サイズで使えるのは番組スポンサーのCMだけ(忘れちゃいけない,番組を観てもらうためにCMがあるのではなく,CMを見せるために番組があるってことを!)。

2) 画面にいろんな画像や情報が入り込んでいる。うちのロゴが小さく映っている他に,テロップ,国旗,そして画面の中の画面の中の,そのまた中に出演者たちの映る画面がある。(テレビでは,うちのCMはそのままでは放映されず,番組の見世物のひとつという位置づけで放映される。)

3) 視聴者の平均レベルは(間違いか正しいか?)チンパンジー並みとされている。CMのどこがコミカルか先に説明しておいて,後でまた繰り返す。視聴者は何にも分からないとでも言いたげだ!

4) こうした毎日の生放送の,はかない番組ーそれらにはひとつのミスもないーが,何と数多く,大急ぎで作られていることか。制作の人たちは,CMを1本選ぶのに500本の中から選びたいと言い,そのCMの詳細を確かめ,全てを知りたがる。思うに,日本人のちょっと手間ひまかけすぎな完璧主義の面が,番組にミスがあったとき,視聴者から抗議の手紙が送られてくるのを恐れさせているのではないだろうか。何百万人に観られるとなれば,そのリスクは永遠に続く。

番組の制作者は,夜,家に帰ったら,自分の番組は観たくないんじゃないかな...。
テレビ
ありがとう,そしてさようなら,我がブリヂストンの自転車よ!
1994年にうちへ来てから,君はずいぶん活躍してくれた。
雨の熊本,晴れの日田,霧の飯塚,さらに九州を出て山口まで,私を遠いところへ連れて行ってくれたね。

true家の近くの小さな神社に見守られてMon petit blog en francais

君は近所のお使いにはまだ乗れる。
廃品回収に出したりしないから,安心していいよ。
(ママチャリと同じカゴがついてて助かったね!)
恋の矢 ドキドキ ハートブレイク ラブラブ
ようこそ,新しいマウンテンバイク!
GIANT社からやってきた,晴れがましさもジャイアントな君は,福岡市からの贈り物(メダルと一緒にもらった封筒には副賞が!)

Mon petit blog en francais糸島半島(福岡)
Mon petit blog en francais三瀬峠(佐賀)

君は軽い,君は素敵だ,君は私に翼を与えた,サドルは快適で,ギアは36段変速,女の子は振り向き,トラックはよけてくれる!

君の値段と私の年齢を考えると,君はおそらく私にとって最後のスピードサイクルになる(もしブリヂストンの方が近所のお使いをして余生を過ごすなら,君の最期はたぶん2輪車,私の車椅子で終わるだろう...)。

3日間,福岡近郊の海と山に遊んだ結論は,どんなに素敵な自転車でも,上り坂ではペダルを漕がなければいけないってこと!(Solex製の電動自転車を買えば良かったかなあ!)

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私の自転車物語は,このへんでやめておきます。もしブログ読者の方で,この体育会系的冒険「『ツール・ド・フランス』九州版」をすべてご覧になりたい方はコチラのサイトまで。

JE GRIMPE COMME UN FOU.COM

Pour mes exploits sexuels et autres grimpettes non cyclistes, rendez vous sur le site JE GRIMPE COMME UN FOU AUX RIDEAUX.COM

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今年の私は雑誌「ワールドジョイントクラブ」の「カヴァーボーイ」から
スタートした。
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「無料とはブーヴィエにぴったり」の声が聞こえてくるようだ。
このカヴァーボーイ,「1円にもならない男」,
それとも「値がつかないほどイイ男」?


素敵な写真を撮ってくれたのは八戸さん
セーターとソックスはKapital福岡店
柔らかい味わいの芋焼酎「福金山」は岡山の石田さんから
ポッキーのアイデアも八戸さん
キャノンのカメラは私のではありません
ヘアメイクさんはいませんでした