ファンキー加藤の『FUNKY MONKEY BABYS 東京ドームへの道』独占手記vol.1
こんにちは。
昨日からファンキー加藤のコラムが始まりましたね。
4週にわたる独占手記だそうです。私は新聞屋さんとコンビニを探し回ってやっと見つけましたww
新聞でしか読めないと思ったら、読売の公式サイトで見れるそうです。
以下転載
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/music/mnews/20130508-OYT8T00988.htm?from=os4
解散発表後も精一杯 <ファンキー加藤:独占手記vol.1>
2013年1月13日。見上げた空も、街並みも、おまけに吐く息まで真っ白で覆われた札幌の街。今まで幾度も北国の冬を体感した事があるのに、やけに今回は雪景色が目に焼き付いた。いや、正確には、自らその“白色”を心に焼き付けていた。
最後のツアー初日。札幌市のライブ会場で熱唱するファンキー加藤(1月13日)
今までFUNKY MONKEY BABYSは、元気や勇気や希望、信じることや諦めないことの大切さ、仮に朗読するとなれば、少し恥ずかしくなるくらいの前向きな言葉たちを、メロディーという魔法にのせて歌ってきた。日本中に届けようと、必死になって歌ってきた。でも僕たちは2013年の6月に解散する事を発表した。それは、初めてファンの皆さんに届けてしまった覆す事の出来ない悲報だったかもしれない。
最後となる全国ツアー『WE ARE FUNKY MONKEY BABYS TOUR』は、札幌にある北海きたえーるという会場から始まった。解散発表以降、音楽番組などへの出演は数本あったけど、ライブ会場で直接ファンの方々と対面するのはその時が初だった。
正直、ステージに上がるのが怖かった。緊張しいの僕は、いつだってライブの前はナーバスになる。でも今回のそれは、いつもとは明らかに違う。「解散を受けて、会場の雰囲気はどんな感じになるんだろうか…?」「どんなテンションで喋(しゃべ)ればいいんだろうか…?」。心配事は延々尽きず、案の定、ライブ前夜はなかなか眠りにつけなかった。
雪が積もる札幌市の会場、北海きたえーるに降り立ったメンバーたち(1月13日)
迎えた本番当日。リハーサルもどこか浮き足立ち、舞台監督やスタッフさんの言葉も耳に引っかからない。武者震いには程遠い貧乏揺すりを繰り返す。そうこうしてるうちに、あっという間に開場。お客さんが続々と席に着いていく。胃がキリキリ痛み出す。緊張感がピークに達する頃、ついにライブが開演した。“踊るDJ”のケミカルに続いて、僕とモン吉もステージ上に飛び出した。そこで見えたのは、会場中にきらめく笑顔、笑顔、笑顔。いつも通りのBABYS(ファンの愛称)のみんなの姿があった。もしかしたら葛藤もあったのかもしれない。未(いま)だ割り切れぬ想(おも)いを抱えてる人もいるかもしれない。それでも“今日という一度きりの日のライブ”を全力で楽しんでくれているのだろう。
そういえば、FUNKY MONKEY BABYSはこんなメッセージも歌っていた。「一番大切なのは、今を精一杯(いっぱい)に生きること」。つい僕が忘れかけてた事を、逆にみんなに教えてもらった気がした。なんだか情けなくて、でもとても嬉(うれ)しかった。
札幌で心に焼き付けた雪景色は、真っ白な想い出のキャンバス。これからもそこに、“今”というたくさんの彩りを書き足していこうと誓った。
昨日からファンキー加藤のコラムが始まりましたね。
4週にわたる独占手記だそうです。私は新聞屋さんとコンビニを探し回ってやっと見つけましたww
新聞でしか読めないと思ったら、読売の公式サイトで見れるそうです。
以下転載
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/music/mnews/20130508-OYT8T00988.htm?from=os4
解散発表後も精一杯 <ファンキー加藤:独占手記vol.1>
2013年1月13日。見上げた空も、街並みも、おまけに吐く息まで真っ白で覆われた札幌の街。今まで幾度も北国の冬を体感した事があるのに、やけに今回は雪景色が目に焼き付いた。いや、正確には、自らその“白色”を心に焼き付けていた。
最後のツアー初日。札幌市のライブ会場で熱唱するファンキー加藤(1月13日)
今までFUNKY MONKEY BABYSは、元気や勇気や希望、信じることや諦めないことの大切さ、仮に朗読するとなれば、少し恥ずかしくなるくらいの前向きな言葉たちを、メロディーという魔法にのせて歌ってきた。日本中に届けようと、必死になって歌ってきた。でも僕たちは2013年の6月に解散する事を発表した。それは、初めてファンの皆さんに届けてしまった覆す事の出来ない悲報だったかもしれない。
最後となる全国ツアー『WE ARE FUNKY MONKEY BABYS TOUR』は、札幌にある北海きたえーるという会場から始まった。解散発表以降、音楽番組などへの出演は数本あったけど、ライブ会場で直接ファンの方々と対面するのはその時が初だった。
正直、ステージに上がるのが怖かった。緊張しいの僕は、いつだってライブの前はナーバスになる。でも今回のそれは、いつもとは明らかに違う。「解散を受けて、会場の雰囲気はどんな感じになるんだろうか…?」「どんなテンションで喋(しゃべ)ればいいんだろうか…?」。心配事は延々尽きず、案の定、ライブ前夜はなかなか眠りにつけなかった。
雪が積もる札幌市の会場、北海きたえーるに降り立ったメンバーたち(1月13日)
迎えた本番当日。リハーサルもどこか浮き足立ち、舞台監督やスタッフさんの言葉も耳に引っかからない。武者震いには程遠い貧乏揺すりを繰り返す。そうこうしてるうちに、あっという間に開場。お客さんが続々と席に着いていく。胃がキリキリ痛み出す。緊張感がピークに達する頃、ついにライブが開演した。“踊るDJ”のケミカルに続いて、僕とモン吉もステージ上に飛び出した。そこで見えたのは、会場中にきらめく笑顔、笑顔、笑顔。いつも通りのBABYS(ファンの愛称)のみんなの姿があった。もしかしたら葛藤もあったのかもしれない。未(いま)だ割り切れぬ想(おも)いを抱えてる人もいるかもしれない。それでも“今日という一度きりの日のライブ”を全力で楽しんでくれているのだろう。
そういえば、FUNKY MONKEY BABYSはこんなメッセージも歌っていた。「一番大切なのは、今を精一杯(いっぱい)に生きること」。つい僕が忘れかけてた事を、逆にみんなに教えてもらった気がした。なんだか情けなくて、でもとても嬉(うれ)しかった。
札幌で心に焼き付けた雪景色は、真っ白な想い出のキャンバス。これからもそこに、“今”というたくさんの彩りを書き足していこうと誓った。