出産の記録①に書き忘れました。

実は入院の朝7:00頃におしるしがあったんですよね~。

もうちょっと待ってれば薬を使わずに済んだかもしれない・・・。(まだこだわってるワタシ)

 

10月30日

陣痛室に移動。 

陣痛はどんどん進み、夜中には1~2分に。

子宮口は相変わらず変化なし。

陣痛の度に母と義母とぷーさんに腰をさすってもらう。

 

あんなにウォーキングしたのに意味ねーぢゃん!!と心の中で泣きたくなる。

 

陣痛の合間にトイレに立つがそれもしんどくなる。

点滴を下げる棒みたいなやつ(名前がわからない)に必死につかまって

やっとこさ用を足していく。その姿はまさに腰の曲がった老婆。

無言で痛みに絶えつつ陣痛室とトイレを行き来する。


 

楽しみにしていたアロマのサービス。

グレープフルーツの香りをお願いしたのだけれど、

楽しめたのは最初の数秒。

そのうち非常に不快になる。(笑)

アロマが顔に近すぎてのどが痛くなり、そのうち吐き気まで。

 

本当は早くやめてほしかったのだけれど、そんなことさえどうでもよくなるくらい陣痛の波が頻繁に来ていた。

 

陣痛の間隔が1,2分になっているのに全然子宮口が開かないので

そのうち疲れて眠くなってくる。

 

痛い!→起きる→絶える→眠るのサイクル。

あらかじめ頼んでおいたチーズスフレを一口づつ食べさせてもらいなんとかふんばる。

 


痛みがひどくなるうちに「痛い」という言葉が出てくる。

これではいけないと思い直して、痛いと言う代わりに

呼吸に集中する。(鼻から吸って口から出す)

破水しているので羊水が流れ出るのが止まらず、チビもきっと苦しいに違いないなと思ったのを覚えている。

(まあそのうちに早く出したいよ~ !と泣きたくなるんだけど)

 

 

早朝になっても変化なし。

2時間に一度、20~30分程度モニターをつける。

 

4:30頃から40分モニターをつけっぱなしで分娩台に放置されてブチギレそうになる。

たった10分長いだけで辛い。ナースコールしてはずしてもらう。

 

7:30 モニター

昼前には生まれそうと言われる。

まだ朝なのに、昼って・・・と途方にくれそうになる。

 

朝ご飯が運ばれてくる。

大好きな煮魚だったけれど、一睡もしていなくて疲れている上に痛みも頻繁にやってくるのでほとんど食べられず。ぷーさんに押し込まれてようやく少し食べる。

 


10:00すぎからずっと分娩台に。

台が冷たくて固いので腰が痛くてまとも寝ていられない。

陣痛もピーク。いきみのがしが辛くて辛くて看護婦さんに八つ当たり。

 

「まだですか!?」

そんなこと言ったって仕方ないのに・・。それでも優しい助産師さんは、

「慎重にいきまないと赤ちゃんが危険になるのよ。もう少し子宮口が開くまで頑張って!」と

励ましてくれた。

 

そのうちぷーさんが「ト、トイレに行きたい。」と言い出す。

 

「なんでよ!」とキレるワタシ。

よくよく考えてみれば、トイレにすら行くのを我慢してくっとそばにいてくれたのに・・・。

 

そんな感じでもう自分を見失いつつあったあのいきみのがしの時。

赤ちゃんがどんどん下がって来ているので「もれそう」な感じがするんデス。

 

横でずっとモニターを見ながらワタシのお尻をぐっと押していたぷーさん。(いきみ逃しのため)

そのうちモニターの数値が何を表しているのか大体理解したらしく、

 

「そろそろ次の陣痛が来るよ!頑張って!」

とか

陣痛が来ると「あと〇〇秒だから頑張れ!」

とモニターを確認しながらずっと励ましてくれた。

 

格好が格好なだけに(手術する時に着る青い服)チビの心拍を確認しつつ

陣痛の流れを読む彼は、さながら産科医のようだったwww。(その後気がついたらいないんだけど)

 

11:00頃から慌しくお産の準備が始まる。

数人の看護婦さんと助産師さんが位置に付く。

 

アロマの香りが付いたタオルを胸元に置いてくれたのだが、

とてもじゃないけど香りがきつく感じられてのども痛かったのでとってももらった。

(全然ダメダメなアロマ・・・)

妊娠中は臭いに超敏感だったので余計につらく感じたのかも。

 

やっと、いきみGOサインが出る。

 

よっしゃー!もうこれが終わったらもうどうでもいいぞー!なんて思ってふんばる。

 

1回目は「顔に力が入ってるよ~。」と言われる。

2回目で「もっと頑張って~。」

3回目で「頭が見えてきたよ~。」

 

ここで、先生が「お手伝いします。」と

麻酔を打つ。たぶんその後切開。

4、5回いきんで、先生に吸引してもらい、助産師さんに思いっきり心臓マッサージみたいに

お腹をどすどす押されて(この時足の間から勢いよく血が飛び出ているのが見えた。)

やっと、やっとチビが誕生。

吸引されて顔が出たと同時に泣いていた我が子。(ププ)

 

体の色もなんか変で、思ったよりも大きくて

可愛いって思うよりも先に

やっと出た・・・と思うのが精一杯だったけれど、

最初に抱っこさせてもらった時はやっぱり「チビちゃん」とつぶやいてしまった。

 

疲労困憊してぐったりしているワタシの横で 

バタバタとチビの体を拭いたり、なにやら測定を始める看護婦さん達。

なんだか痛いなと思ったら、先生がオマタの修復にかかっていた。

 

この時助産師さんが「血圧180の・・」と言っているのが聞こえた。

どえー!!そんなに血圧上がってるのか~とびっくり。

 

後で胸元を見たら、いきみで毛細血管が切れたらしく

斑点状の出血の痕がたくさんあった。 

 

お産を終えて分娩台をふらふら降り、(動けるのが不思議だった~)

陣痛室に戻って様子を見ること2時間。

やっと病室に戻ることができたのでした・・・。

 

出産の記録③へ続く・・・