おはようございます。昨日に引き続きドル及びクロス円の下落が継続しました。米11月のCPI前月比が-0.6%となったことで、インフレが抑制されており、4.75%までの利上げを織り込んだマーケットでは、ドル売りにつながり、米系、英系銀の売りに115.85円まで下落しました。その後、発表された米10月の対米証券投資が1068億ドルとなり、前月より上昇(過去最高)となったことで、米の貿易赤字はファイナンスされているとの見方が広がり、ドルは116.78円まで戻しましたが、このレベルでは戻り売りなどの抑えられ116.35-40円近辺で推移しています。ユーロドルは全般的に上値が重く対米証券投資の発表直後に1.1936ドルまで売られましたが、ドルの下落により1.1970ドル近辺まで戻しています。
本日は日銀金融政策決定会合(2日目)が予定されています。賛成多数で現状の金融政策が維持されると思いますが、いずれ量的緩和解除は避けられないことから、その後の福井日銀総裁の会見内容によっては、再び円高が進む可能性があります。
タイトルにも描きましたが、ドル円60分(1時間)の足を見てください。見事に20本の移動平均線がレジスタンスとなっています。短期ではこれを上抜いて、移動平均線の底が丸くなるもしくは上昇に転じたところがまずは買い場となると思います。日足ベースでは昨日の下落が大きく、まだ移動平均線がついてきません。しばらくは下落トレンド継続と思われます。
12/16日(金)
<国内>
12:00 日銀金融政策決定会合(2日目)
<海外>
09:30 豪Q3新築住宅 5.5%[前回]
11:00 NZ11月非居住者国債保有率 62.9%[前回]
17:15 スイスQ3鉱工業生産(前期比) 7.6%[前回]
17:15 スイスQ3鉱工業生産指数(前年比) 4.0%[前回]
19:00 ユーロ圏11月CPI(前月比) -0.2%[予想] 0.3%[前回]
19:00 ユーロ圏11月CPI(前年比) 2.4%[予想] 2.4%[前回]
19:00 ユーロ圏11月CPI(コア) 1.4%[予想] 1.4%[前回]
22:30 米Q3経常収支 -$204.8bln[予想] -$195.7bln[前回]