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おはようございます。激動の一週間も終わりに近づきました。米Q3の経常収支が事前予想の2048億ドルの赤字のところ1958億ドルの赤字だったことで、発表後は反応がやや鈍かったものの、116.40円近辺までドルが戻しました。しかし、このレベルでは戻り売りの意識が強く、ドルは再び116円を割り込みました。ただ、マーケットは非常に薄い状態であり、取引終盤にかけてはほとんど動かなくなりました。ユーロドルも一時1.1960ドル近辺へ下落しましたが、ドルが下落していることから、1.20ドルを回復しています。


現在、ドル円やクロス円での円買いにバイアスがかかっており、次週もこの傾向が続くものと思われます。また、次週後半は欧米のディーラーが休暇にはいることから、マーケットが薄くなることが予想されます。

jpy051216

おはようございます。昨日に引き続きドル及びクロス円の下落が継続しました。米11月のCPI前月比が-0.6%となったことで、インフレが抑制されており、4.75%までの利上げを織り込んだマーケットでは、ドル売りにつながり、米系、英系銀の売りに115.85円まで下落しました。その後、発表された米10月の対米証券投資が1068億ドルとなり、前月より上昇(過去最高)となったことで、米の貿易赤字はファイナンスされているとの見方が広がり、ドルは116.78円まで戻しましたが、このレベルでは戻り売りなどの抑えられ116.35-40円近辺で推移しています。ユーロドルは全般的に上値が重く対米証券投資の発表直後に1.1936ドルまで売られましたが、ドルの下落により1.1970ドル近辺まで戻しています。


本日は日銀金融政策決定会合(2日目)が予定されています。賛成多数で現状の金融政策が維持されると思いますが、いずれ量的緩和解除は避けられないことから、その後の福井日銀総裁の会見内容によっては、再び円高が進む可能性があります。


タイトルにも描きましたが、ドル円60分(1時間)の足を見てください。見事に20本の移動平均線がレジスタンスとなっています。短期ではこれを上抜いて、移動平均線の底が丸くなるもしくは上昇に転じたところがまずは買い場となると思います。日足ベースでは昨日の下落が大きく、まだ移動平均線がついてきません。しばらくは下落トレンド継続と思われます。


12/16日(金)
<国内>
12:00 日銀金融政策決定会合(2日目)
<海外>
09:30 豪Q3新築住宅 5.5%[前回]
11:00 NZ11月非居住者国債保有率 62.9%[前回]
17:15 スイスQ3鉱工業生産(前期比) 7.6%[前回]
17:15 スイスQ3鉱工業生産指数(前年比) 4.0%[前回]
19:00 ユーロ圏11月CPI(前月比) -0.2%[予想] 0.3%[前回]
19:00 ユーロ圏11月CPI(前年比) 2.4%[予想] 2.4%[前回]
19:00 ユーロ圏11月CPI(コア) 1.4%[予想] 1.4%[前回]
22:30 米Q3経常収支 -$204.8bln[予想] -$195.7bln[前回]

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おはようございます。ドル円やクロス円で凄まじい調整がきました。120.20円の高値から116.72円までほとんどノンストップで下落、1日の最大の下げ幅は3.48円と過去4年で最大の下げ幅となりました。米国の利上げが3月にも止まるのではないかとの見方や、これまでに溜まっていたドルロングや円ショートの巻き返しが一気に出た模様です。更に米10月の貿易赤字が688.9億ドルと過去最大となったことや対中・対日赤字が拡大したことを嫌気し、下落に拍車がかかりました。これに連れ、クロス円も軒並み大幅下落となり、ポンド円は212.73円から206.85円と約6円も下落しています。ユーロ円、豪ドル円、NZドル円も軒並み下落し、クロス円は円の全面高となりました。


この下落により短期的にはほとんどのクロス円で売りトレンドへの変更(新値足は陰転)しています。また、ドル円はこれまでサポートとされてきた21日の移動平均線を大幅に割り込んだことから、この線がレジスタンスとなる可能性があります。ドル円だけで見ると9月の109円から12月の121.50円の1/3押しと見れば116.70円がちょうどそのレベルになりますが、これを割り込むようであれば、1/2押しまでの可能性があると思います。米11月のCPIやTICデータなど重要な指標がありますので、まだまだ予断を許さない状況です。


12/15(木)
<国内>
14:00 10月景気先行指数 81.8[予想] 80.0[前回]
14:00 10月景気一致指数 90.0[予想] 88.9[前回]
15:00 11月工作機械受注(前年比) 1.3%[前回]
<海外>
16:45 仏Q3非農業部門雇用者(前期比) 0.1%[予想] 0.1%[前回]
18:30 英11月小売売上高指数 0.3%[予想] 0.2%[前回]
18:30 英11月小売売上高指数 1.3%[予想] 1.5%[前回]
19:00 ユーロ圏Q3労働コスト(前年比) 2.3%[前回]
21:00 NZ12月企業信頼感 -66.2%[前回]
22:30 米11月CPI(前月比) -0.4%[予想] 0.2%[前回]
22:30 米11月CPI(除食品&エネルギー) 0.2%[予想] 0.2%[前回]
22:30 米11月CPI(前年比) 3.6%[予想] 4.3%[前回]
22:30 米11月CPI(除食品&エネルギー) 2.1%[予想] 2.1%[前回]
22:30 NY連銀製造業景気指数 18.5[予想] 22.8[前回]
22:30 米新規失業保険申請件数 310k[予想] 327k[前回]
*23:00 米11月TICデータ 75.4bln[予想] 101.9bln[前回]
23:15 米11月鉱工業生産 0.5%[予想] 0.9%[前回]
23:15 米11月設備稼働率 79.8%[予想] 79.5%[前回]
26:00 米12月フィラデルフィア連銀指数 14.0[予想] 11.5[前回]

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こんばんは。本日は注目の日銀短観がありましたが、結果は改善が見られたものの、先行きはやや不安感が出ています。この結果を受け、一時円売りが進んだものの、その後、米金利の先行き不安に対するドルのポジション調整が一気に進み118.48円まで大幅に下落しました。ユーロドルは1.1200ドルのオプションの防戦売りに上値を抑えられていましたが、1.1200ドルのオプションExpireが本日あることもあり、1.1200ドルを超えてきました。スペックを中心としたポジション調整が主導となっていると思われますが、米の金利の上昇ペースが鈍化もしくは終了したとしても、日米の金利差は依然として大きく、利上げ解除をもってして、ドルの上昇が終焉するとは一概に決め付けられません。調整か反落かもう少し見極めたいところです。

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おはようございます。米FOMCではFF金利誘導目標が0.25%引き上げられ、4.25%となりました。また、声明では、「慎重なペース」「緩和的」が削除され、下記のようになりました。これを受け、マーケットでは、一瞬ドル売りが優勢となり、ドル円は119.61円、ユーロドルは1.1986ドルまでドルが下落しました。しかし、米国の利上げが終わったわけでは無いことから、マーケットにそれが浸透してくるに従いドルが買い戻されています。


本日は、本邦の指標である日銀短観が発表されます。景況感の回復は既に織り込まれていますが、大幅な回復となった場合には円買い材料となると思われます。しかし、世界的にも景気回復が鮮明になりつつあることから、本邦の量的緩和解除では金利差を背景とした円安の流れは変化が無いものと思われます。


12/14(水)
<国内>
08:50 Q4日銀短観-大企業製造業業況判断 23[予想] 19[前回]
08:50 Q4日銀短観-大企業製造業先行き 23[予想] 18[前回]
08:50 Q4日銀短観-大企業非製造業業況判断 17[予想] 15[前回]
08:50 Q4日銀短観-大企業非製造業先行き 18[予想] 16[前回]
08:50 Q4日銀短観-大企業全産業設備投資 10.1[予想] 9.3[前回]
13:30 11月企業倒産件数 4.1%[前回]
14:30 11月東京地区百貨店売上(前年比) -1.5%[前回]
<海外>
06:45 NZ10月小売売上高指数(前月比) 0.3%[予想] -0.8%[前回]
07:00 米ABC消費者信頼感 -14[前回]
18:30 英11月失業率 2.8%[予想] 2.8%[前回]
18:30 英11月失業数 7.5k[予想] 12.1k[前回]
18:30 英10月製造業単位労働コスト(前年比) 0.4%[前回]
21:00 米MBA住宅ローン申請指数 5.2%[前回]
22:30 米10月貿易収支 -$63.0bln[予想] -$66.1bln[前回]
22:30 カナダ10月国際商品貿易 c$6.9[予想] c$7.0[前回]
22:30 カナダ10月製造業出荷(前月比) 0.5%[予想] -0.5%[前回]
22:30 米11月輸入物価指数(前月比) -0.5%[予想] -0.3%[前回]
22:30 米11月輸入物価指数(前年比) 8.1%[前回]
24:30 英10月先行指数 0.3%[前回]
24:30 英10月一致指数 0.2%[前回]

おはようございます。先のFOMC議事録から、今回の米FOMCでは文言の変更の可能性が取りざたされています。マーケットは声明待ち一色でほとんど動いていません。為替はもとより、欧米の株式市場も動意うすとなっています。今週は何かと材料の多い日ですので、マーケットから目が離せないのですが、発表前の動意が薄いのも緊張感が欠けます。

jpy051213

おはようございます。米FOMCの声明変更からの米利上げ終焉観測や月次財政赤字の悪化懸念、中国によるドル離れ→ユーロシフトにからむドル売り、ユーロ買いで、ドルは一時119.53円まで下落、ユーロドルは1.1983ドルまで上昇しました。中国は米ドルの下落により、キャピタルロスを蒙る可能性があるとYu氏が発言したことから、ドルからユーロへ資金がシフトするとの見方が広がった模様です。


本日は英のCPIと米FOMCです。FOMCでは0.25%の利上げが予想されていることから、4.25%になることについては予想の範囲と思われます。問題は声明です。可能性としては、金融政策の舵取りが終わるまでは、声明も変更しない。今回、「緩和的」などの表現を外し、一部変更するという可能性があります。マーケットは、変更するを織り込み始めており、ドルは119.50円のストップを狙い行ったものと思います。個人的には、バーナンキ氏就任前に変更する可能性は低いと思っています。本日このまま119.70円近辺でドル円が終わったとすれば、21日移動平均でのサポートは変わりません。しかし、短期的なボリンジャーバンドは売りを示しており、目先のドルロングのリスクは高いと思います。


12/13(火)
<国内>
13:30 10月鉱工業生産確報値(前月比) 0.6%[予想] 0.6%[前回]
13:30 10月鉱工業生産確報値(前年比) 3.0%[前回]
<海外>
06:45 NZ11月食品価格(前月比) 0.2%[予想] 0.3%[前回]
16:45 仏11月消費者物価指数(前月比) 0.0%[予想] -0.1%[前回]
16:45 仏11月消費者物価指数(前年比) 1.8%[予想] 1.8%[前回]
16:45 仏10月貿易収支 -1742M[前回]
18:30 英11月CPI(前月比) 0.1%[予想] 0.1%[前回]
18:30 英11月CPI(前年比) 2.2%[予想] 2.3%[前回]
18:30 英11月CPI(コア) 1.7%[予想] 1.6%[前回]
18:30 英11月小売物価指数(前月比) 0.1%[予想] 0.1%[前回]
18:30 英11月小売物価指数(前年比) 2.4%[予想] 2.5%[前回]
18:30 英11月小売物価指数(コア) 2.3%[予想] 2.4%[前回]
19:00 ユーロ圏12月Zew景況感調査 40.0[前回]
22:30 カナダ10月新車販売台数(前月比) 3.0%[予想] -7.9%[前回]
22:30 カナダ11月景気先行指標指数(前月比) 0.4%[予想] 0.5%[前回]
22:30 米11月小売売上高 0.4%[予想] -0.1%[前回]
22:30 米11月小売売上高(除自動車) 0.1%[予想] 0.9%[前回]
24:00 米10月企業在庫 0.5%[予想] 0.5%[前回]
28:15 米FOMC 4.25%[予想] 4.00%[前回]

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こんばんわ。本日は明日の米FOMCを前にして、ドルの調整売り?主導の展開となりました。また、金利の継続的引き上げの可能性のあるユーロが買われ、声明の変更の可能性があるドルが売られています。ユーロドルは一時1.1975ドルまで上昇、ドル円は119.85円をつけました。また、ユーロ円は発足以来の高値を更新する143.65円をつけました。

jpy051211

【 米国ドル 】
13日発表の米FOMCではFF金利が、0.25%の利上げで4.25%になることがほぼ確実視されていますが、声明が先のFOMC議事録で変更される可能性が高まっていることから、米の継続的利上げに対するネガティブな見方が高まっています。仮に声明に変更がない場合には、ドルが一段高となると思いますが、声明で利上げにネガティブな内容となった場合には、ドルは調整されると思います。現在の、マーケットの大方の参加者はドルは来年Q1に高値をつけ下落に向かうというものですが、早ければ先の121.44円が天井の可能性もあり、テクニカル的に121.50円を抜けきれないようであれば、ピークアウトの可能性もあります。いずれにしろ、バーナンキ新FRB議長の下での通貨政策の舵取りに関心が集まっており、また、同時に新議長がマーケットに試される可能性もあります。
予想レンジ:ドル/円 118.30-122.20
MACD(12,26,9) 1.08 シグナル 1.04
MA(20) 119.63 ボリンジャーバンド(20)2σ121.31 -2σ117.96
Stochastic(14,3) %K 77.36 %D 77.15

jpy051210

こんばんわ。昨日はドルの調整色の強い日となりました。ミシガン大消費者信頼感指数が88.7と事前予想より良かったもののあまり材料視されず、発表直後は利益確定の売りから120.40円近辺まで下落しました。ユーロドルは1.18ドルを回復、1.1840ドル近辺まで上昇しました。その後、米債券利回りが上昇したことから、ドル円は120.65円近辺で取引を終えています。

次週のFOMCでの声明変更の可能性、日銀短観の景況感の更なる改善などを背景としたドルのポジション調整が出ていると思われます。12/9発表の 12/6時点でのシカゴIMM非商業部門ポジションは日本円のショートが71,643コントラクトと前週の60,000コントラクトから大幅増加、ユーロショートが22,572コントラクトと前週の18,132コントラクトへ増加しましたが、週末にかけては減少していると思われ、次週の発表が待たれるところです。

【通貨】 始値(TK9:00) 高値 安値 終値(EST17:00)
米ドル 121.03 121.39 119.95 120.64
ユーロ 141.84 142.80 141.25 142.53
ポンド 209.64 211.83 208.80 211.05
豪ドル 90.36 91.35 89.80 90.39
NZドル 86.31 87.09 83.98 84.55
スイス 91.85 92.79 91.69 92.61
加ドル 104.26 105.05 103.50 104.24