王道と皇道 | 想いつくまま雑論  (日本の歴史が培う文化思想原理の特殊性)第三の文化論

想いつくまま雑論  (日本の歴史が培う文化思想原理の特殊性)第三の文化論

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 (日本の歴史が培う文化思想原理の特殊性、)(哲学思想)(政治経済)などなど、

我が国の建国の理想は、『和』の哲理に基づく『人らしく生きる社会』の建設である。

それは、宇宙自然の中の全てのものが、『我無くして彼なし、彼無くして我無し』の真実相を体現しているように、人もまたこれに即して生きることによって生み出される、生命の躍動の世界、創意工夫、活躍の世界であります。

斯かる世界を実現するための理想的な人間結合の原理こそは、各々が上下本末を自覚し、中心人格を己の鑑としてその本分を全うすること、則ち『異なりを認めながら一つを自覚し、共同運命を自覚する』ことに尽きるのであります。

そして最も大事な事は、この理想は力による序列、則ち、支配者の手によっては到底実現されるものではない。

逆に、何等の権力も持たぬ天皇が国家の中心人格としてそこに在ることによって始めて実現可能となるのだという事であります。

だから私は、この理想的なる人間結合の原理に最もよく当てはまっている我が国の国体こそ最も尊いのであると、誇りを持って申し上げてきたのであります。

無論、、、、続く